日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

藤田菜七子が特別レースで初勝利!月曜日は盛岡遠征も。

2016年05月17日 | 競馬

JRA女性ジョッキー・藤田菜七子騎手が、15日の新潟競馬場の第12レース「飛竜特別」で1着になり、JRA3勝目を挙げました。その翌日は、地方・盛岡競馬場に参戦。盛岡でも菜七子目当てに大勢のファンが駆けつけました。



菜七子騎手は新潟名物・芝直線1000mのレース「飛竜特別」(16頭立て)で、単勝9番人気の⑮ピュアリーソリッドに騎乗。スタートを上手く決めると、外ラチ沿いに位置付ける。そしてラスト400mから徐々に抜け出し、⑧コウユーココロザシ、⑩タイキパラドックス、②サチノクイーンらの追撃を振り切り、先頭でゴールイン!
JRA通算3勝目を挙げた藤田菜七子騎手ですが、ただの1勝ではありません。新潟コース初勝利であると同時に、自身にとって芝のレースで初勝利、今年デビューの新人ジョッキー(32期生)の中で一番最初に特別レースで勝利を挙げました。また、JRA所属の女性騎手で特別レースを勝ったのも、牧原由貴子さん(2002年テレビ埼玉杯)以来、14年ぶり2人目の快挙です。
このレースで1着になったピュアリーソリッドは9番人気でしたが、2着には12番人気の⑧コウユーココロザシ、3着には6番人気の⑪スペチアーレが入り、3連単で569,100円の高配当決着。低評価の馬を勝利に導き、おまけに大波乱まで演出した菜七子騎手でした。



16日は盛岡競馬場で7鞍騎乗。
最初の3レース「オレンジモナーク賞」で⑧パルミエに騎乗。スタートから3,4番手で追走し、直線で逃げる③トーコーキズナを外から差して先頭に立ったが、ゴール前でトーコーキズナに差し返され、アタマ差の2着。盛岡初騎乗で勝利とはならず。
5レースの「シュガーラブ賞」は、14歳馬の⑥ビュレットライナーに乗りました。4番手に控えると、直線で内に入るも伸びずに4着でゴール。
6レースの「アプリコットビューティ賞」は、1番人気⑩デルマシシマルに騎乗。道中は中団の6番手を進み、直線で外から追い込んで2番手まで浮上。最後は⑨イグゼキュティヴにクビ差及ばず2着。この日2度目の2着。
8レース「あきた乗馬クラブ杯」では③ティーソルとコンビを組み、今度こそ勝利を狙いましたが、スタートで出負けしたのが響いて5着。
その後、9レースの「アメジスト賞」で②アクエルドに乗って9着、10レースの「アンタレス賞」は①ヒラボクビクトリーに乗るも8着。11レースの「チャーミングビューティー賞」は④ウインミラージュに騎乗し、道中は2番手を追走するも、直線でかわされて4着に終わりました。

結局この日は7レースに騎乗して、3Rと6Rの2着が最高。でも、5回も掲示板圏内に入りましたね。最初のレースは本当に惜しい競馬でした。菜七子騎手が乗った馬が先頭に立ち、勝ったと思いきや、トーコーキズナが盛り返すんだもの…。勝った馬の勝負根性もあったけど、菜七子騎手の力が弱いところもあったな…。
5レースでコンビを組んだビュレットライナーは、御年14歳の大ベテランで、大種牡馬・サンデーサイレンス産駒の現役馬で最高齢だそうです。この馬は今年に入って2着が3回とまだまだ衰え知らず。人間に換算すると56歳。まだまだ元気です。
また、岩手競馬唯一の女性ジョッキー・鈴木麻優騎手との直接対決が4回も実現し、菜七子騎手が4勝0敗で圧勝。鈴木騎手も頑張ってたんですがねぇ。

盛岡での騎乗を終えた藤田菜七子騎手は、今度の土日も新潟競馬場で騎乗予定。もっと勝ち星が増えてほしいぞ。



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