2024年版 渡辺松男研究まとめ30(2015年8月)
【陰陽石】『寒気氾濫』(1997年)103頁~
参加者:S・I、M・S、曽我亮子、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:S・I 司会と記録:鹿取 未放
246 爽快は靴音にあり階段を降りるとき君と並びて降りる
(レポート)
作者と君は無言で階段を降りているのだろうか、いつの間にか一段、一段降りる歩調がそろい、並んで降りる爽快な思いを、靴音という聴覚に象徴させている。「靴音は爽快」ではなく「爽快は靴音」に注目。これは、靴音そのものが爽快ではなく、並んで降りる君に対する心動きが爽快であり、それが靴音によって形象化されているのである。(S・I)
(当日意見)
★よく分かる歌ですね。(慧子)
★気持ちが良いのは二人揃った靴の音にあると思います。音が爽快さを強調しているの
だと思います。二人は並んでるけど黙っているんですね。(曽我)
【陰陽石】『寒気氾濫』(1997年)103頁~
参加者:S・I、M・S、曽我亮子、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:S・I 司会と記録:鹿取 未放
246 爽快は靴音にあり階段を降りるとき君と並びて降りる
(レポート)
作者と君は無言で階段を降りているのだろうか、いつの間にか一段、一段降りる歩調がそろい、並んで降りる爽快な思いを、靴音という聴覚に象徴させている。「靴音は爽快」ではなく「爽快は靴音」に注目。これは、靴音そのものが爽快ではなく、並んで降りる君に対する心動きが爽快であり、それが靴音によって形象化されているのである。(S・I)
(当日意見)
★よく分かる歌ですね。(慧子)
★気持ちが良いのは二人揃った靴の音にあると思います。音が爽快さを強調しているの
だと思います。二人は並んでるけど黙っているんですね。(曽我)