2010年製品化のGlaskasten(グラスカステン=ガラス箱の意)と呼ばれるドイツ国鉄のBR98.2型蒸気機関車が牽引する混合列車セット内の荷物郵便合造車です。ローカル客車から導電カプラー経由で給電して車内照明を設置しました
センターレールからの給電は導電カプラーにより他の車輌から得ていますので,車軸コンタクトのみの加工になります。今回使用したのは品番E326760です。2軸車に利用できそうな車軸コンタクトは,品番E326760と品番E396100がありますが,床下に取り付ける部分の形状が四角形で固定しやすそうなので前者を選択しました。
車体固定用にネジ穴を開け(穴の直径を広げ過ぎないように注意しながら少しずつ穴を広げます。),車軸コンタクトに導線を半田付けし,ネジはmSD3デコーダ付属の余剰品を利用し固定します。なお,車軸コンタクトを取り付けるに際して,床下部分に凸凹がありますので,現物合わせでフラットに削りました。
車軸コンタクト及び導電カプラーからの導線の処理は連結機構のセンターピンの中を通るようにしました。
車内に顔を出した導線は,3点セット(ブリッジダイオード,コンデンサ,定電流ダイオード)に接続しました(5.6mAの定電流ダイオードを使用しましたが,明るすぎるため220Ωの抵抗器を追加してあります)。照明は桧板に銅箔テープを貼った基盤に3050チップLEDを半田付けしました。ローカルな雰囲気を醸し出すため,あえて2個にしてあります
3点セットは,すりガラス状の窓で隠しやすい郵便室の中に無造作に押し込んであります。目立つといえば目立ちますが,走ってしまえば気になりませんので個人の趣味としてご容赦ください
夜汽車の独特な雰囲気に旅情を誘われます
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