De cela

あれからいろいろ、昔のアルバムから新しい発見まで

市民力が試されるパートナーシップ協働事業

2008-04-10 20:41:33 | パートナーシップ協働・行政
4月からはじまった協働事業提案制度

相模原市民がつくる総合雑誌アゴラ2008年春号に記事を掲載していただきました。堅い話かもしれませんが、数年前から相模原市が市民とともに取り組んでいるこの制度作りに賭けてみたいと続けてきました。いよいよこの4月から制度がスタートしましたので、これが頓挫することのないように多くの市民の関心が集まることを期待しています。市の広報紙やホームページ、アゴラなどの掲載誌を見ていただき、理解を深めていただければ幸いです。
公益サービス事業のほんの一部を市民と行政が協働事業として取り組んでもどれほど財政負担軽減の役に立つかという話が出ますが、行政が抱え込んでいた事業を市民協働でやることによりどれほど効率的で本当のサービスが提供できるものになるか、1件でも実績を示せば、行政も市民も税金の使い方の本当の正しさがわかってくるのではないかと期待しています。
この制度を運用していく市民側の組織、パートナーシップ市民フォーラムさがみはらも、その市民力が試される難しい試練に立たされようとしていますが、何せ人材不足人手不足は否めません。結果を出せなければ意味がないと考えるわれわれ市民組織と、市民周知のプロセスを重視する行政の考え方などいくらかの温度差と乗り越えなければならない幾重もの壁の存在を感じはしますが、知名度の低い相模原市において先進的な行動を示すことのできる制度になりうると期待しております。




今日の出来事

2008-03-20 00:26:22 | パートナーシップ協働・行政
墓参、オンブズマンの監査請求意見陳述
明日が彼岸の中日ですが、他の行事があるので今日墓参にいってきました。我が先祖の墓地はお寺にあるわけでなく、いわゆる個人墓地や道端墓地に該当するものです。昔から地方にあるこのような墓地は現在の法律では作れません。ただ、我が家の祖先の墓地は小さな寺の境内にあったものが、廃仏毀釈で寺がなくなってしまい、個人墓地になってしまったものです。墓地の周辺には400年から800年の歴史の痕跡があるはずと発掘整備を続けてきましたが、今のところ埋蔵物は発見されていません。ところが、墓地に線香を上げて帰ろうとしたとき、800年の歴史があると想定している塚の上に立つ枯死した大木の根本に石像仏の台座が顔を出しているのを発見しました。この木が生きている間はこの石仏は樹木の体内に抱え込まれてしまっており見ることは出来なかったものが、木が腐ってその一部をあらわしたものと思われます。なんだかおもしろいことが見つかりそうです。

午後は市役所監査委員事務局の特別室に法廷まがいの意見陳述席が設けられ、先に提出した住民監査請求の意見陳述が公開で行われたものに参加しました。今回は私は請求人に名を連ねることなく、傍聴人として申請し、写真撮影の許可も得て取材活動に専念しました。市役所の中では法律に基づいてこんなことも行われているということをお知らせしたかったので・・・。請求の中身は建設工事の談合疑惑に関するものです。全国的にも談合問題を監査請求して真相が明らかになるという事例は余りありませんので大きな壁に阻まれますが、発端は一市民という匿名者から談合の疑惑があるので調べて欲しいという投書があり、調査した結果に基づくものです。裁判と同じように請求した理由などを意見陳述し、監査委員の質問に答えます。意見陳述は関係市職員に対しても行われ,その陳述に基づいて監査委員が内部監査を実行し、事実関係を調べて判決に相当する監査結果通知を60日以内に発表します。

自転車専用道路

2008-02-05 22:58:59 | パートナーシップ協働・行政
相模原にも自転車専用道路が計画されている
 日本では未だ珍しいのですが試験的とはいえ自転車専用道路を作るらしいです。相模原では16号線のたっぷり余裕のある側道(昔は緩速車線と呼んでいた)を利用するようですから用地上の問題はありません。下の写真はその予定地です。

私は、健康のためと、エコのためとガソリン代節約のためで移動には自転車を使うことが多いです。しかし、最近自転車が歩道を走ることの問題が出てきて肩身が狭いです。そこで私は徹底的に以下のことを心がけています。
①自転車通行可の歩道でも、左側車線を必ず走る。人通りが多かったり、障害物があるときは、または特にスピードを出して走りたいときはすぐに車道に出ることが出来ます。
②自転車走行可の標識が無い道路は車道を走る。これはもともと充分広くない道路なので車道の自転車走行は相当危険。先日はトラックの運ちゃんに「歩道を走れ!」とどなられた。
③生活道路をなるべく利用する。相模原中心街は幹線道路のほかに充分生活道路が発達している。車も静かに走るし、追い立てられることも無い。
 こうやって走ってみるといろいろ法整備の必要性が感じられるが、相模原あたりはちょっとした手当てで自転車の安全な道が出来そうだ。市役所桜通りなど歩道に色分けしてあるが、緩速車線を使うか、わき道に入るように規制した方が理にかなっているかもしれない。


相模原市観察

2008-01-24 18:08:58 | パートナーシップ協働・行政
政令指定都市の名が欲しい相模原市を観察してみます。
政令市になるための布石が次々打ち出されています。市民もいつの間にか自治会など所属する団体の名前で政令市協賛のメンバーに名を連ねています。人口と面積では条件をクリアしました。ふさわしい機能を備えているか、ステータスは・・ということになると相当こじつけをしなければなりません。
主要駅、JR相模原にはタクシーが列を成しています。外部から訪ねてくるお客さんも含めて、市役所と相模原駅との間はどうしてもタクシーということになります。その間の道程も、他の政令市と比べると寂しい道のりです。初乗り料金で到着できるのでしょうか。

文化都市相模原としてはどうでしょう。文化都市のために美術館をという動きがありますが、駅ビルの市営ギャラリーは民間団体のイベントに使われていることが多く、美術展もありますが来場者は身内の関係者が多いという印象で、一般市民の盛り上がりはありません。何とか新しい箱物を作って恰好を盛り上げようという考えが先行しますが、立派な建物ホールは無いけれど市民の盛り上がりのある文化都市は築けないものでしょうか。


今日はタクシーの行列はこのまま固まってしまっていて利用者がいません。

市民アーテストの作品展

活動開始

2008-01-15 23:25:22 | パートナーシップ協働・行政
世直し活動
世直し活動とは大げさなのですが、リタイヤ世代は気兼ね無しで正論活動が出来そうなのでいろいろ首を突っ込んでいます。こういう活動にいくつか参加していますが、脳細胞をすごく疲れさせますのでこの先しゃんとして出来るのはそう長くないのかも・・・。同時に親睦的な気の置けない団体活動にも加わって仲間作りとストレス発散も行っていますが、このバランスが大切なのかもしれません。シニアは学びあい、支えあえるような居心地の良い場所も見つけましょう。

シニアの活動が評価

2008-01-11 18:22:58 | パートナーシップ協働・行政
仲間の地道な活動が評価されることは・・・
 最近、いろいろなメディアでシニア仲間の地道な活動が報道され評価されるのを見る機会が多い。これは大変喜ばしいことで励みになることと思う。
 今日の朝日新聞全国版3面「明日を考える」特集に相模原市の「市議会をよくする会」の活動が大々的に扱われていた。全国で、相模原の市民がはじめてこのような活動を立ち上げ、ここに来て全国の市民団体がそれに倣い始めた。こうなると全国的な認定を受けたようなもので、表立った圧力や妨害は出来ない。当初はいろいろと怖いこともあったようだが、今は一目おかれているに違いない。
 シニアは、経済社会の歯車のひとつにいる間はなかなか地域のこと、政治のことにまで目は届かないし発言することすら限界がある。こういう活動はそういう縛りから放たれたシニアの大事な役割でもある。ゆとりの出来たシニアは一人でも多くこういう活動を通して自らの手で世直しに参加してみたらどうだろうか。


プラスチック容器リサイクル分別努力は無駄なこと?

2007-12-05 22:53:16 | パートナーシップ協働・行政
容器包装リサイクル法が見直しの時期に来た。
 我が地域ではプラスチック容器分別回収を始めたばかりである。私は、プラスチック容器の分別回収の最大目的は地球温暖化抑制にあると受け止めていた。小さな飴玉の袋も、燃やせば地球上のCO2は自然の中で循環している量よりその分だけ多くなる。木や紙を燃やすのとは違う。だから一般ゴミとは厳しく分別して回収日に出していた。しかし、今日の新聞を見ると、「材料リサイクル」は必ずしも環境負荷低減の効果が出ていない。さらに回収したプラスチック容器のうち、再生できる材料だけ分別してあとは産業廃棄物として焼却されているという。再生量は半分に満たない。
行政も考え方を温暖化対策に徹底して欲しい。要するに、何かの形でプラスチックをCO2に変えないで封じ込める方法を考案すべきである。レンガにして道路縁石や構造物にすることは出来ないか。あるいは、再燃料化してその分の重油使用量を減らすべきである。
疑問は持ちながら、今日もどんなに小さなプラスチックでも一般ごみに入れないよう心がけている。

全国オンブズ山形大会

2007-09-17 13:18:55 | パートナーシップ協働・行政
山形の変わりようにはびっくり
15,6日は全国オンブズマン山形大会に参加してきました。私が山形をたびたび訪問したのは20年前。新幹線も無かった時代ですからその変わりようは当たり前なのですが、駅周辺の広大な道路のゆとり、車で移動中に見る周辺の施設の立派さにおどろかされます。県庁所在地ですから当然ですが、われわれが毎日触れている街並みと雑踏からするとまさに外国にいった感じです。
地方の時代と一時言われながら、最近では地方との格差是正をといわれる時代。当然流れは少子高齢化で人口の減少と都市集中。この流れを今から止めることは出来ない。東京と同じものを備えたことが夕張現象の再現にならなければ良いがと余計な心配が頭をよぎる。


駅前、宿泊したホテル前のゆとり

会場に使われた公共施設「ビッグウイング」駐車場は東京デズニーランドを思い起こさせた。駅まで車で20分のところ。

事件現場今日の風景

2007-09-04 21:42:58 | パートナーシップ協働・行政
裁判が決着して今日の反応
今朝の新聞各紙地方版に昨日の裁判決着の記事が載っていました。多くの市民の反応は、あれだけ大騒ぎしてたった190万円の和解金で決着なんですか??というものだったようです。簡単に説明できることではないのですが、これほど見え透いた事件でも行政訴訟となると、争点として取り上げられる範囲が狭まり、悪を目の前にしても裁いてもらえないという事情があります。そんな背景の中で、わずかな金額でも被告関係者が間違いを認めて和解に応じたということはそれなりに意味があり、我々はこれを勝利と判断しているのです。

ほっとして、事件の発端となった現場を歩いて見ました。市役所担当者が水増しの工事費を捻出するため、見積もり段階で2人とした交通誘導員を、大変な交通量のところであり、高校生の自転車通学が多いので6人を配備せざるを得なかったといった道路です。この写真は今日の朝10時に撮りました。9時から17時の工事時間中で、10時は平均的な交通量の時間帯でしょう。しかし、見るとおり、時々信号の関係で5,6台の車が列を作るときはありますがすぐこんな状態になってしまう閑散道路です。工事が始まる朝9時には高校生はみんな教室にいます。市民には気がつかないだろうとでっち上げた書類の山は、我々によってすべて暴露されました。市は、既に絶対再発しない体制を作ったそうですが、それまでは日常的にこんな処置がまかり通っていたのです。


裁判の行方

2007-09-03 21:13:07 | パートナーシップ協働・行政
写真はイメージで、実写ではありません。
私たちの行政訴訟裁判が決着しました

長い長い裁判でした。裁判の結果は住民にとって必ずしも満足のいけるものではないかもしれませんが、こんな経験ははじめてで、勉強しならが調査に調査を重ね、独自に証拠集めもしてここまでこぎつけたことは成果だと思っています。形だけでも損害賠償を求めることが出来ました。市の関係者は誤りを認め、今後の行政の健全化を約束しました。
明日の新聞各紙には我々の活動に敬意を示す記事が出ると思います。また、いっぺんに資料公開は出来ませんが、『オンブズマン体験記』で詳細を述べていきます。
ご支援くださった皆様には感謝申し上げます。今後は市議会とも協力してあと処置を完璧にし、今後の市政の改善を見守って行きます。経過報告はあらゆる場で行っていくつもりです。