今日はちょっと肌寒い日です。しとしとと雨が降り、新学期の始まった街をしめらせてていますね。
先日、スタイリングについて少しお書きしましたが、今日は加えてスタイリング剤の使い方をおしらせしたいと思います。皆さんは、スタイリング剤というとまず、何を思い浮かべるでしょう。スプレー、ワックス、ムース、ヘアクリーム、ジェル・・・。髪質や髪型により、使い分けるのが前提になりますが、今あげたうちの一つか二つは、大体皆さんお持ちではないでしょうか。中でもワックスと呼ばれる、やや固形の整髪剤は、長らく人気の地位を保っています。
髪を洗って水気を取って、ブローや自然乾燥、カーラーやコテで形を作ったあとに、それを固定するために「何か」をつけるわけですが、このときどんなものをどんな風に使えばよいのかと、時折聞かれることがあります。それぞれ特徴が違うので、一言で全部はお話しできませんが、基本中の基本としては、ズバリ!「スタイリング剤では、スタイルは作れない」。。。。コレです(笑)。
「なああに~?!」と思われた方もいると思いますが、説明するとですね、ワックスでもスプレーでも、ジェルでもムースでも、こういったものは、つまりは「できあがった髪型」を、よりよく魅せる、または長持ちさせるためにあるものなんですね。従って、元々の髪型をつくる時に、もしも不十分な仕上がりだったりすると、結局くずれてしまうんですね。ん~、お料理に例えて言えば、お醤油やソース、ケチャップみたいなものといえばよいかな。それらは、使う前にきちんと味付けして完成されたお料理があって、それにあわせた調味剤として、好みに合わせて使われると思います。何の味付けもしてないお料理や、生焼けのものに、いくらお醤油やマヨネーズをかけても、美味しくは頂けないと思います(もちろんそうやって食べるのが正しい食べ方の料理は別ですが)。スタイリング剤もそれと全く一緒。まず大事なのは髪型を作る手間を惜しまないこと(^^)。それがきちんとできていれば、少量のスタイリング剤を要所要所につければ充分なんです。たまに、何にでもお醤油をだばだばかけちゃう人や、マヨネーズをにゅ~っとつけて食べないとダメ~ッていう方もいますけど、スタイリング剤についても同じような方がいらっしゃるかも(笑)。たくさん使えばいいかというと、実はそうでもなかったりします。せっかく美容師が一人一人に似合わせて作らせていただく髪型ですから、ぜひ、スタイリング剤に頼りすぎることなく、その前の乾かし方や、セッティングにもがんばってみてくださいませ。見え方が全然変わってくると思いますよ。
次回は一つ一つ各スタイリング剤の使い方のコツをお書きしますね。・・乞うご期待☆
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