NHKの番組「ようこそ認知症世界へ」を観た。
主人公は友人ケンに会いに旅に出る。
その村に入ると、顔がわからなくなっている自分に気が付く。
「ケンじゃないのかな?」って心の中で迷ってる。
丹野智文さんの言葉
「仮に3人の人がいてこの真ん中の人が仲がいいってのはわかるんだけど、その人の顔があってるかどうかがわからなくなってくる。
みんなが一緒に見えるとかみんなが変わるというよりは、一人の人の顔が徐々に変わっていくような感覚。」
別れるときに、
「ケンさ、僕次も顔がわからないかもしれないから、
次の時、ケンだよって声かけてみて」
「OK!」
「ありがとう」
顔のない住人たちがにこやかに手を振っている。
「みなさん、ありがとうございました」
以上、「ようこそ認知症世界へ」より
まだ母は顔がわからなくはなっていない、と思う。
もし、そんな状況になった時、
「これが〇〇(私のこと)?いや、違うのかな?」
「でもこの人でもないしこの人達も違うし、やっぱりこれが〇〇か。
でも自信ないな」
そんな母が戸惑うような時にこのことを知っていれば、
ちゃんとこちらから名乗ってあげることができる。
番組ではこのあと、とってもいい言葉に出会った(残しておきたい言葉に書きます)
最後に認知症の蛭子能収さんが出てきて、そこからは笑顔になって見ている私がいた。
最近はこんな本を読み始めている。