MY LIFE AS A FOOTBALL

ないかな ないよな きっとね いないよな
会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ

少年時代 10

2014年02月02日 | 少年時代

ジュンタの憂鬱

U-9 3年生以下の大会に出場。

この大会の趣旨は、みんなでワイワイ明るく楽しくサッカーしちゃいましょう~
なので、勝敗も得点も記録されません。

ついでに幼稚園児の参加も可。
なので、わがチームのスーパー園児・コーキもメンバー入り。
ちゅーか、すでにベテランの風格。

いつもキーパーをやるタッペイ、ユウマが不参加のため、
2年生4人に交代でやるように指示すると、ジュンタの目から早くも涙が・・・・・・
GK、よっぽどやりたくないらしい。

学校から会場の小瀬までの車中、延々とエンエン泣き通し。
ウォーミング・アップ中も涙果てしなく^^ 

 ・・・気持ちはわかる。
 わたしのガキんちょ時代も似たようなものだった。

んんんが、ここは鬼になる。
他の子の手前、示しがつかない。

「やらないなら帰っていいよ。みんなの邪魔になるから・・・」

と、言ったつもりが実際には

「てめ やんねぇんなら もう帰れ! 邪魔くせぇなっ!」

いかんなぁ、いかん、いかん。
小学2年生に対してほぼ恐喝じゃん m(_ _)m

少年、「帰れ!」には弱い。
だってサッカーが好きだから。 やりたいから。
帰れ と言われて帰った子はいない。

ちょっと姿を消してから、まだ涙目のジュンタやってくる。

「は・・・い  っ  て・・・も・・・いい?」

「やんのか?」

「・・・・・・」 うなづく。


大騒ぎをしたわりには、結果ジュンタ1回もボールに触らず^^
わがチームの方が攻めていたので、キーパーまでボールがいかなかったのだ。
・・・そんなもんだよなぁ

そして2試合目。
リードされた場面でジュンタにボールが渡る。
ハーフラインからドリブルで独走し、キーパーとの1対1を冷静に決める。
ワラゴール! 素晴らしいスキル。 

味方のエンドに帰ってくるジュンタに、ヨシオカ・コーチから声がかかる。

「ジュンタ! もっとよろこべっ!」

う~~ん、ヨシオカさん アイツ今日は無理かも^^



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