コロナの陰で世界大戦の企み:イラクで米軍応酬/Scheme of WWⅢ that advance by shadow of Novel Corona. Attack exchange In Iraq
<※本当の投稿日時
True posted date & time:2020/03/23 03:50>
(当方の都合にて、投稿日時を変更しております。
I changed posted date and time for my convenience.)
※ 本記事において幾つかの文献と画像を引用する事によって構成しておりますが、本記事により当方は収入を一切受け取っておりません。
※ I have made composition by borrowing some references and pictures in this article, but I don't receive the income at all by this article.
Red Alert !!, Iran-US Moreover "False Flag"
コロナの陰で進む世界大戦の目論見
イラクで米軍基地攻撃後に米軍空爆
止まらない戦争煽動
Scheme of World War Ⅲ which advance by shadow of Novel Corona
In Iraq, after attack to US military base, US forces aerial bombardment
米軍が中東に居座る限り終わらない戦争煽動
Unless US forces get out from Middle East, war agitation doesn't finish
“Get our troops out of Iraq & Syria now”
3月11日夜
イラク領内でイラクの首都バグダッドから北へ30キロの位置に在るアル・タージ米軍基地に何者かによるロケット弾10発の攻撃が行われ、アメリカ兵1人と米請負軍事警備業者1名、イギリス兵1名の計3(~4)人が死亡、兵士12人(~26人)が負傷した
3月12日未明
イラクとの国境付近に在るシリアのブカマル南東部各地が米主導有志連合軍の戦闘機により空爆される中で、民兵組織ハシャドアルシャビ(本部;イラク・バグダッド)の拠点が爆撃された。
また、イラク西部アンバール州上空を米軍戦闘機が大規模に巡回すると共に、イラク西部にあるアサド空軍基地上空でも軍用へリが飛行した。
3月13日未明
アメリカ軍の戦闘機が、イラクの4つの州に在る同国の政府軍や民兵組織ハシャドアルシャビの拠点を攻撃し、更にイラク南部カルバラー(Karbala)にある工事中の空港も破壊された。イラク軍は、これによりカルバラー空港で勤務していた調理師の民間人1人、治安部隊の兵士3人、警察官2人の計6人が死亡、民間人1人と兵士11人が負傷し、兵士の負傷者のうち数人が重体である事を発表した。
イラクのサーレハ大統領の事務所
「このような行動は、イラクの国家主権の侵害にあたる」
「このような攻撃が継続された場合、イラクは大混乱に巻き込まれるだろう。特に治安筋は、テロ組織ISISの因子が捲土重来を狙っていると伝えている」
アメリカの2人の政府関係者
「今回の攻撃は、今月11日に発生したイラク領内にある多国籍軍基地へのロケット弾攻撃への報復として実施された」
3月13日夜
イラク外務省
「米国によるイラク政府軍の拠点の爆撃は、わが国への敵対行為および国家主権への侵害である」
「この敵対行為により、テロ対策への努力が水泡に帰す結果となる」
「近いうちに、イラク軍に対するアメリカの空爆に抗議するため、国連安保理にアメリカを提訴する意向だ」
またイラク外務省は、同国バグダッド駐在の米・英両大使らを呼び出す。
イラクのイスラム抵抗運動の一派ヌジャバのナスル・アルシャムリ―報道官 (ツイッター)
「厳しい日々がアメリカを待ち受けている」
「米国はその無礼で邪悪な体質そして残酷さをあらためて証明した。イラクとその領土保全に対する尊重はみじんもない」
「すべての国際的な決定、合意、法律に違反している米国は、抵抗運動が米国を打ち負かすであろうことを理解すべきだ」
3月14日
11日夜に続き、イラクのバグダッド北部に在るアル・タージー米軍基地に再びロケット弾(カチューシャ弾、20~)33発が打ち込まれ、3人の米兵が負傷し、その内2人が重体となった。
イラク外務省
「イラク政府は、同国駐在のアメリカ大使を(再度)呼び出し、イラク軍に対するアメリカの最近の攻撃に抗議した」
以下、2020/03/14付・TRT(トルコ・ラジオ・テレビ協会)「イラン、イラクの米軍駐屯基地への攻撃非難を否定」より
『イラン外務省から出された声明によると、イランにおけるアメリカの外交任務を遂行しているマルクス・ライトナー在イラン・スイス大使が同省に召喚され、アメリカに伝えるための抗議状が付与された。
イラクの首都バグダッドでアメリカ軍と有志連合軍が駐屯するタジ基地が攻撃を受けた後に行われたイランへの非難は「根拠がない」と述べられた。
ライトナー大使に対し、アメリカがイランに対して行うどんな計算も、その結果を受けることになると警告がなされた。』
(以上、2020/03/14付・TRT(トルコ・ラジオ・テレビ協会)「イラン、イラクの米軍駐屯基地への攻撃非難を否定」より)
本年1月3日、米軍が無人機によるテロ空爆を行い、イラン・イスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマニ司令官やイラクの民兵組織ハシャド・アルシャビのアル・ムハンディス副司令官を含むイラク人やイラン人の軍事関係者10人を暗殺した。そして1月8日、それに対してイランがイラクに駐留する米軍基地にミサイル報復攻撃を行った。ソレイマニ司令官は、イランとサウジアラビアの仲介役を務める予定であったイラク首相と会談する為にイラクを正式に訪問し、イランに届いたサウジからのメッセージを届ける事となっていた。
米国のトランプ大統領は、米議会での全くのでっち上げであるロシア・ゲートで無罪が明らかになったと思いきや、今度はそれに続きバイデンの犯罪を暴こうとして却って民主党から完全な「屁理屈」で叩かれる事となるウクライナ・ゲート、その中でのトランプに対する弾劾裁判実施への動きで圧力を掛けられた。またその上に、イラク駐留米軍基地が「何者か」によって攻撃された事に始まる「マッチポンプ」での挑発と煽りで、米軍の空爆に続き地元の大衆、抵抗運動、民兵組織らの群衆による駐イラク米大使館への抗議運動が高まり、そしてそれがエスカレートする懸念から、更にホワイトハウス内外のネオコン、ネオリベラリスト、グローバリスト、シオニストの官僚らや主流メディア(MSM)から2012年のリビアのベンガジ駐留米領事館の大使が殺された事の前例を持ち出され、少なくともトランプ自身の心こそが追い詰められて「差し迫った」状況となった事が伺える。
トランプの心とは裏腹に、現地での状況は「差し迫った」状況では無かったと、独立した玄人の有識者達は指摘し、攻撃する前に議会を通してその可否を問う議論をすべきであったとする。トランプは、周囲の民主党と利害を一致する様な「反トランプ派」の輩共の口車に乗せられ、暗殺攻撃の指令を出すという「罠」にはまってしまった。そして、ディープ・ステートの筋書き通りその後にイランは報復攻撃を行い、それに続いて米国はイランへの攻撃を行って一気に「第三次世界大戦」へ進むのかと危惧して、世界中で現在が「世の終末期」である事を知る人々はハッシュタグを付けて「#WWⅢ」等とツイートし、そのキーワードは普段「平和ボケ」している日本人の間でも上昇して沸騰した。
イランの報復攻撃に対するイランへの報復を行わなかった事は、トランプ自身の本心が非介入主義で戦争反対であるし、そしてエスカレートしていく事も重々承知している事が言える。トランプにとっては、本年の大統領選挙に向かうに当たり、米国の大使館員の危機的状況を放置して無視する事で弱腰と見られて米国民からの支持が減る事も懸念した事もあろう。しかし、対応を執るにしても、別の方策が有ったであろうし、それについてもやはり議会を通して得られたものと思われる。
ソレイマニ司令官らの暗殺とイランによる報復攻撃の間の1月5日には、イラク議会が米軍撤退要求決議を採択した。米軍がイラクに駐留する限り、IS(DAESH)らのテロリストや偽イスラエル、米軍、欧米の民間委託軍事警備会社等によるFalse Flag(偽旗工作)や自作自演、抵抗組織からの攻撃等と、今後もイラクのあちこちからミサイルが、米軍基地や米大使館等の外交施設が集中しているバグダッドのグリーンゾーン(Green Zone)に向かって飛んで行く事であろう。決して、戦争を起こそうとする挑発と煽動は、終わる事は無い。
昨年10月以降、今回の攻撃までに、米大使館や駐留米軍を標的とした攻撃は十数回、或いは二十数回をも数える(2月中旬までで19回)。世界中でパンデミックとWHO(世界保健機構)によって宣言された新型コロナ・ウィルス感染症(COVID-19)の報道で覆われる中で、中東地域では依然、一触即発で戦争が勃発する状況が続く。
また当の米国でもCOVID-19の感染者が増え、3月13日にトランプ大統領は非常事態宣言を宣言した。国境は封鎖され、食料品店や薬局、病院以外の店舗やホテル、娯楽施設等も閉鎖された。また「コロナ・ショック」による株価の大暴落を伴う乱高下の繰り返しと、経済にも大きな影響が出ている。
そして、その感染症対策として、トランプ政権は500億ドルの予算を充てる方針であるとした。しかしトランプ政権は既に、軍事予算を9,340億ドルに増やしている。更に、米国は約2,500人の軍隊をサウジアラビアに派遣し、イラクにはイランとの国境付近に新たに3ヶ所の米軍基地を建設中であり、且つ、パトリオット迎撃システムの配備の方針でもある。
株価が暴落し、崩壊寸前のFRB(米連邦準備制度理事会)がゼロ金利に近付け、外国から米国への投資が減少する中で、軍事予算は伸び続け、おまけに感染症対策の予算も組まなければならない。世界最大の借金大国である「裸の王様」は、米国の大衆が「パニック」となってトイレット・ペーパーを買い漁る状況と同様にして、火の車、炎上しようとしている。
また、米国内では極端な格差が広がっており、基本的人権にも関わるメディケアや教育、ベーシック・イン・カム等の必要にして最小限のものも届ける事が出来ていない。米軍の中東地域をはじめとした無駄な駐留が米国予算の浪費となっているので、ようやく動き出したシリアやアフガニスタンの泥沼からの撤退と同様に、イラクからもさっさと出ていくべきであろう。
トランプ大統領は、その事を十分理解し、またそれを希望する。しかし、共和党、民主党、両党内に共に存在するネオコンやネオリベラリスト、グローバリスト、シオニスト、軍産複合体、ウォール街の金融マフィアらのワーモンガー(戦争屋)が、それを許さない。そして、イラクからの米軍撤退どころか、今年頭に在った様に、トランプに対し戦争を起こさせる様に唆し、けしかけ続ける。
今回のイラク駐留米軍基地への攻撃について、攻撃した事の声明は出されていない。よって、False Flagなのか、自作自演なのか、それとも抵抗組織によるものであるかは解らない。
ただ今回の場合、次の様なものを、イラク警察が発見した。
以上2点の出典:2020/03/14付・Moon of Alabama「Iraq's Resistance Reveals How U.S. Troops Will Be Removed From Its Country」
例え今回はイラクの民間の抵抗運動組織が攻撃したとしても、元を辿っていけば2003年の当時のブッシュ政権により米国が「大量破壊兵器」の「嘘」を口実にイラクに侵略した事に原因が在る。
そして、当時の米国の協力者であった「悪役」を演じるサダム・フセイン政権を倒す芝居を経て占領した事が発端となっているのであるから、米国の侵略と占領という「根」が無ければ、今回の「枝葉」に相当する攻撃も起こらなかった事となる。
しかも、そのイラク侵略に繋がった2001年の米国での同時多発「911テロ」が偽イスラエルのモサドと米軍によるFalse Flag、自作自演によって行われたのであるから、イラク側にとれば正に無関係で迷惑極まりない事となっている。
そしてそれは、そのテロを行ったと冤罪を押し付けられているサウジアラビアや、イラクの背後で操作していると嘘のレッテルを貼られているイランについても言える。無関係の者に、偽イスラエル共々、米国の歴代政権は自分達の責任、罪をすり替え、なすり付ける。
パレスチナのイスラム抵抗運動ハマスについても、同じ事が言える。ハマスは飽くまでも、偽イスラエル占領政府に対して抵抗するが故に、テルアビブにミサイルを放ち続ける。偽イスラエルという「根本」の存在が無かった頃までは、中東地域は平和で、また、本当の血統的なユダヤ人もその中で心安く暮らしていた。そんな状況は、現在のイラン国内に住むユダヤ人の生活にも見る事が出来る。
米本国がコロナで忙しい中、イラクでは戦争の挑発、煽りが続く。繁忙のトランプ大統領一人で何でもかんでも熟せる訳が無く、役割分担で行っているのかもしれないが、それが却って、トランプ大統領の意向に反する強行的空爆となっているのかもしれない。
大統領選挙が近付く中で、トランプの再選を阻む目的で、「打倒トランプ」で一致する民主党の左翼リベラル・グローバリストらは、ディープ・ステートの指令の下、トランプを戦争の罠に追い込む。
そして世界の大衆も、コロナに目を奪わるが余りに、却って一層「盲目」となってゆく。
本ブログ過去の関連記事
・2019/12/19付:『イラクのデモの騒乱化は「カラー革命」の謀略、米国・偽イスラエル・サウジ・UAE…/Iraqi demo hijacked by CIA-Mossad riotize to "color rev."』
・2019/12/19付:「イラクのイラン領事館放火は米煽動、ユダメディアの偽情報/Iran consulate arson in Iraq was agitated by CIA-Mossad, JewMSM FakeNews」
・2019/12/19付:「イラクの民間軍事警備会社と行動を共にする偽イスラエルのMossad、米国ブラックウォーター虐殺事件/Mossad with PMSC in Iraq, Blackwater USA massacre」
・2020/01/08付:「イラク議会が米軍撤退要求決議採択 “自惚れるな!さっさと出て行け!”/"Don't be conceited! Get out quickly!" from Iraq to disliked US」
・2020/01/29付:「愚かなトランプ指令暗殺テロによるイランとイラクの殉教者のイラク合同葬儀/Iraq Joint funeral by assassination terror of stupid Trump order」
・2020/01/31付:『「自惚れるな!さっさと出て行け!」大規模イラク反米デモが表明する「国家主権」/ ”Don't be conceited! Get out!“ From Iraqi sovereignty to US』
・2020/01/31付:『「米国よ、さようなら~!」イラクはロシアから迎撃システムを購入する/"Hey, US, good-bye!", Iraq buys interception systems from Russia』
・2020/02/22付:「"Get out"米軍が中東に居座る限り終わらない戦争煽動/Unless US forces get out from Middle East, war agitation won't finish」
・2020/02/22付:「ソレイマニ将軍暗殺、イラク米撤退要求、イラン報復2020まとめ/Assassinated Gen. Soleimani, US withdrawal request, Iran retaliation」 ・・・または本ページ右サイド「ブックマーク」内
参考文献
・2020/03/12付・ParsToday日本:「イラクの米軍基地にロケット攻撃」
・2020/03/12付・ParsToday日本:「駐イラク軍事基地へのロケット弾攻撃で、英米兵15人が死傷」
・2020/03/12付・ParsToday日本:「米主導多国籍軍が、シリアにある民兵組織の拠点を空爆か」
・2020/03/13付・AFP BB NEWS日本:「米、親イラン勢力に報復空爆で6人死亡 イランは米に警告」
・20120/03/13付・Mint Press News:「Amid the Worse Public Crisis in Decades, Trump Admin Finds the Time and Money to Bomb Iraq」
・2020/03/13付・IRANIAN(Zero Hedge):「US Moves Patriot Missiles To Iraq. Outraged Baghdad Warns of “Consequences” After Airstrikes」
・2020/03/14付・ParsToday日本:「米軍戦闘機のイラク攻撃で、数十人が死傷 (動画)」
・2020/03/14付・ParsToday日本:「イラクが、国連にアメリカ提訴の構え」
・2020/03/14付・ParsToday日本:『イラク、「厳しい日々がアメリカを待ち受けている」』
・2020/03/14付・ParsToday日本:「イラクのアルタージー米軍基地にまたもロケット弾攻撃」
・2020/03/14付・TRT(トルコ・ラジオ・テレビ協会):「イラン、イラクの米軍駐屯基地への攻撃非難を否定」
・2020/03/14付・Moon of Alabama:「Iraq's Resistance Reveals How U.S. Troops Will Be Removed From Its Country」
・2020/03/15付・日テレNEWS24:「米軍駐留のイラク基地にロケット弾33発 」
・2020/03/15付・ParsToday日本:「イラク外務省が、再度駐イラク米大使を呼び出し」
・2020/03/15付・ParsToday日本:「米国防総省が、タージ―基地が甚大な被害を受けたことを認める」
関連文献
・2020/03/14付・Veterans Today:「Iraq slams US attack on military positions as ‘act of aggression’」
True posted date & time:2020/03/23 03:50>
(当方の都合にて、投稿日時を変更しております。
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※ 本記事において幾つかの文献と画像を引用する事によって構成しておりますが、本記事により当方は収入を一切受け取っておりません。
※ I have made composition by borrowing some references and pictures in this article, but I don't receive the income at all by this article.
Red Alert !!, Iran-US Moreover "False Flag"
コロナの陰で進む世界大戦の目論見
イラクで米軍基地攻撃後に米軍空爆
止まらない戦争煽動
Scheme of World War Ⅲ which advance by shadow of Novel Corona
In Iraq, after attack to US military base, US forces aerial bombardment
米軍が中東に居座る限り終わらない戦争煽動
Unless US forces get out from Middle East, war agitation doesn't finish
“Get our troops out of Iraq & Syria now”
3月11日夜
イラク領内でイラクの首都バグダッドから北へ30キロの位置に在るアル・タージ米軍基地に何者かによるロケット弾10発の攻撃が行われ、アメリカ兵1人と米請負軍事警備業者1名、イギリス兵1名の計3(~4)人が死亡、兵士12人(~26人)が負傷した
3月12日未明
イラクとの国境付近に在るシリアのブカマル南東部各地が米主導有志連合軍の戦闘機により空爆される中で、民兵組織ハシャドアルシャビ(本部;イラク・バグダッド)の拠点が爆撃された。
また、イラク西部アンバール州上空を米軍戦闘機が大規模に巡回すると共に、イラク西部にあるアサド空軍基地上空でも軍用へリが飛行した。
3月13日未明
アメリカ軍の戦闘機が、イラクの4つの州に在る同国の政府軍や民兵組織ハシャドアルシャビの拠点を攻撃し、更にイラク南部カルバラー(Karbala)にある工事中の空港も破壊された。イラク軍は、これによりカルバラー空港で勤務していた調理師の民間人1人、治安部隊の兵士3人、警察官2人の計6人が死亡、民間人1人と兵士11人が負傷し、兵士の負傷者のうち数人が重体である事を発表した。
イラクのサーレハ大統領の事務所
「このような行動は、イラクの国家主権の侵害にあたる」
「このような攻撃が継続された場合、イラクは大混乱に巻き込まれるだろう。特に治安筋は、テロ組織ISISの因子が捲土重来を狙っていると伝えている」
アメリカの2人の政府関係者
「今回の攻撃は、今月11日に発生したイラク領内にある多国籍軍基地へのロケット弾攻撃への報復として実施された」
3月13日夜
イラク外務省
「米国によるイラク政府軍の拠点の爆撃は、わが国への敵対行為および国家主権への侵害である」
「この敵対行為により、テロ対策への努力が水泡に帰す結果となる」
「近いうちに、イラク軍に対するアメリカの空爆に抗議するため、国連安保理にアメリカを提訴する意向だ」
またイラク外務省は、同国バグダッド駐在の米・英両大使らを呼び出す。
イラクのイスラム抵抗運動の一派ヌジャバのナスル・アルシャムリ―報道官 (ツイッター)
「厳しい日々がアメリカを待ち受けている」
「米国はその無礼で邪悪な体質そして残酷さをあらためて証明した。イラクとその領土保全に対する尊重はみじんもない」
「すべての国際的な決定、合意、法律に違反している米国は、抵抗運動が米国を打ち負かすであろうことを理解すべきだ」
3月14日
11日夜に続き、イラクのバグダッド北部に在るアル・タージー米軍基地に再びロケット弾(カチューシャ弾、20~)33発が打ち込まれ、3人の米兵が負傷し、その内2人が重体となった。
イラク外務省
「イラク政府は、同国駐在のアメリカ大使を(再度)呼び出し、イラク軍に対するアメリカの最近の攻撃に抗議した」
以下、2020/03/14付・TRT(トルコ・ラジオ・テレビ協会)「イラン、イラクの米軍駐屯基地への攻撃非難を否定」より
『イラン外務省から出された声明によると、イランにおけるアメリカの外交任務を遂行しているマルクス・ライトナー在イラン・スイス大使が同省に召喚され、アメリカに伝えるための抗議状が付与された。
イラクの首都バグダッドでアメリカ軍と有志連合軍が駐屯するタジ基地が攻撃を受けた後に行われたイランへの非難は「根拠がない」と述べられた。
ライトナー大使に対し、アメリカがイランに対して行うどんな計算も、その結果を受けることになると警告がなされた。』
(以上、2020/03/14付・TRT(トルコ・ラジオ・テレビ協会)「イラン、イラクの米軍駐屯基地への攻撃非難を否定」より)
本年1月3日、米軍が無人機によるテロ空爆を行い、イラン・イスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマニ司令官やイラクの民兵組織ハシャド・アルシャビのアル・ムハンディス副司令官を含むイラク人やイラン人の軍事関係者10人を暗殺した。そして1月8日、それに対してイランがイラクに駐留する米軍基地にミサイル報復攻撃を行った。ソレイマニ司令官は、イランとサウジアラビアの仲介役を務める予定であったイラク首相と会談する為にイラクを正式に訪問し、イランに届いたサウジからのメッセージを届ける事となっていた。
米国のトランプ大統領は、米議会での全くのでっち上げであるロシア・ゲートで無罪が明らかになったと思いきや、今度はそれに続きバイデンの犯罪を暴こうとして却って民主党から完全な「屁理屈」で叩かれる事となるウクライナ・ゲート、その中でのトランプに対する弾劾裁判実施への動きで圧力を掛けられた。またその上に、イラク駐留米軍基地が「何者か」によって攻撃された事に始まる「マッチポンプ」での挑発と煽りで、米軍の空爆に続き地元の大衆、抵抗運動、民兵組織らの群衆による駐イラク米大使館への抗議運動が高まり、そしてそれがエスカレートする懸念から、更にホワイトハウス内外のネオコン、ネオリベラリスト、グローバリスト、シオニストの官僚らや主流メディア(MSM)から2012年のリビアのベンガジ駐留米領事館の大使が殺された事の前例を持ち出され、少なくともトランプ自身の心こそが追い詰められて「差し迫った」状況となった事が伺える。
トランプの心とは裏腹に、現地での状況は「差し迫った」状況では無かったと、独立した玄人の有識者達は指摘し、攻撃する前に議会を通してその可否を問う議論をすべきであったとする。トランプは、周囲の民主党と利害を一致する様な「反トランプ派」の輩共の口車に乗せられ、暗殺攻撃の指令を出すという「罠」にはまってしまった。そして、ディープ・ステートの筋書き通りその後にイランは報復攻撃を行い、それに続いて米国はイランへの攻撃を行って一気に「第三次世界大戦」へ進むのかと危惧して、世界中で現在が「世の終末期」である事を知る人々はハッシュタグを付けて「#WWⅢ」等とツイートし、そのキーワードは普段「平和ボケ」している日本人の間でも上昇して沸騰した。
イランの報復攻撃に対するイランへの報復を行わなかった事は、トランプ自身の本心が非介入主義で戦争反対であるし、そしてエスカレートしていく事も重々承知している事が言える。トランプにとっては、本年の大統領選挙に向かうに当たり、米国の大使館員の危機的状況を放置して無視する事で弱腰と見られて米国民からの支持が減る事も懸念した事もあろう。しかし、対応を執るにしても、別の方策が有ったであろうし、それについてもやはり議会を通して得られたものと思われる。
ソレイマニ司令官らの暗殺とイランによる報復攻撃の間の1月5日には、イラク議会が米軍撤退要求決議を採択した。米軍がイラクに駐留する限り、IS(DAESH)らのテロリストや偽イスラエル、米軍、欧米の民間委託軍事警備会社等によるFalse Flag(偽旗工作)や自作自演、抵抗組織からの攻撃等と、今後もイラクのあちこちからミサイルが、米軍基地や米大使館等の外交施設が集中しているバグダッドのグリーンゾーン(Green Zone)に向かって飛んで行く事であろう。決して、戦争を起こそうとする挑発と煽動は、終わる事は無い。
昨年10月以降、今回の攻撃までに、米大使館や駐留米軍を標的とした攻撃は十数回、或いは二十数回をも数える(2月中旬までで19回)。世界中でパンデミックとWHO(世界保健機構)によって宣言された新型コロナ・ウィルス感染症(COVID-19)の報道で覆われる中で、中東地域では依然、一触即発で戦争が勃発する状況が続く。
また当の米国でもCOVID-19の感染者が増え、3月13日にトランプ大統領は非常事態宣言を宣言した。国境は封鎖され、食料品店や薬局、病院以外の店舗やホテル、娯楽施設等も閉鎖された。また「コロナ・ショック」による株価の大暴落を伴う乱高下の繰り返しと、経済にも大きな影響が出ている。
そして、その感染症対策として、トランプ政権は500億ドルの予算を充てる方針であるとした。しかしトランプ政権は既に、軍事予算を9,340億ドルに増やしている。更に、米国は約2,500人の軍隊をサウジアラビアに派遣し、イラクにはイランとの国境付近に新たに3ヶ所の米軍基地を建設中であり、且つ、パトリオット迎撃システムの配備の方針でもある。
株価が暴落し、崩壊寸前のFRB(米連邦準備制度理事会)がゼロ金利に近付け、外国から米国への投資が減少する中で、軍事予算は伸び続け、おまけに感染症対策の予算も組まなければならない。世界最大の借金大国である「裸の王様」は、米国の大衆が「パニック」となってトイレット・ペーパーを買い漁る状況と同様にして、火の車、炎上しようとしている。
また、米国内では極端な格差が広がっており、基本的人権にも関わるメディケアや教育、ベーシック・イン・カム等の必要にして最小限のものも届ける事が出来ていない。米軍の中東地域をはじめとした無駄な駐留が米国予算の浪費となっているので、ようやく動き出したシリアやアフガニスタンの泥沼からの撤退と同様に、イラクからもさっさと出ていくべきであろう。
トランプ大統領は、その事を十分理解し、またそれを希望する。しかし、共和党、民主党、両党内に共に存在するネオコンやネオリベラリスト、グローバリスト、シオニスト、軍産複合体、ウォール街の金融マフィアらのワーモンガー(戦争屋)が、それを許さない。そして、イラクからの米軍撤退どころか、今年頭に在った様に、トランプに対し戦争を起こさせる様に唆し、けしかけ続ける。
今回のイラク駐留米軍基地への攻撃について、攻撃した事の声明は出されていない。よって、False Flagなのか、自作自演なのか、それとも抵抗組織によるものであるかは解らない。
ただ今回の場合、次の様なものを、イラク警察が発見した。
以上2点の出典:2020/03/14付・Moon of Alabama「Iraq's Resistance Reveals How U.S. Troops Will Be Removed From Its Country」
例え今回はイラクの民間の抵抗運動組織が攻撃したとしても、元を辿っていけば2003年の当時のブッシュ政権により米国が「大量破壊兵器」の「嘘」を口実にイラクに侵略した事に原因が在る。
そして、当時の米国の協力者であった「悪役」を演じるサダム・フセイン政権を倒す芝居を経て占領した事が発端となっているのであるから、米国の侵略と占領という「根」が無ければ、今回の「枝葉」に相当する攻撃も起こらなかった事となる。
しかも、そのイラク侵略に繋がった2001年の米国での同時多発「911テロ」が偽イスラエルのモサドと米軍によるFalse Flag、自作自演によって行われたのであるから、イラク側にとれば正に無関係で迷惑極まりない事となっている。
そしてそれは、そのテロを行ったと冤罪を押し付けられているサウジアラビアや、イラクの背後で操作していると嘘のレッテルを貼られているイランについても言える。無関係の者に、偽イスラエル共々、米国の歴代政権は自分達の責任、罪をすり替え、なすり付ける。
パレスチナのイスラム抵抗運動ハマスについても、同じ事が言える。ハマスは飽くまでも、偽イスラエル占領政府に対して抵抗するが故に、テルアビブにミサイルを放ち続ける。偽イスラエルという「根本」の存在が無かった頃までは、中東地域は平和で、また、本当の血統的なユダヤ人もその中で心安く暮らしていた。そんな状況は、現在のイラン国内に住むユダヤ人の生活にも見る事が出来る。
米本国がコロナで忙しい中、イラクでは戦争の挑発、煽りが続く。繁忙のトランプ大統領一人で何でもかんでも熟せる訳が無く、役割分担で行っているのかもしれないが、それが却って、トランプ大統領の意向に反する強行的空爆となっているのかもしれない。
大統領選挙が近付く中で、トランプの再選を阻む目的で、「打倒トランプ」で一致する民主党の左翼リベラル・グローバリストらは、ディープ・ステートの指令の下、トランプを戦争の罠に追い込む。
そして世界の大衆も、コロナに目を奪わるが余りに、却って一層「盲目」となってゆく。
本ブログ過去の関連記事
・2019/12/19付:『イラクのデモの騒乱化は「カラー革命」の謀略、米国・偽イスラエル・サウジ・UAE…/Iraqi demo hijacked by CIA-Mossad riotize to "color rev."』
・2019/12/19付:「イラクのイラン領事館放火は米煽動、ユダメディアの偽情報/Iran consulate arson in Iraq was agitated by CIA-Mossad, JewMSM FakeNews」
・2019/12/19付:「イラクの民間軍事警備会社と行動を共にする偽イスラエルのMossad、米国ブラックウォーター虐殺事件/Mossad with PMSC in Iraq, Blackwater USA massacre」
・2020/01/08付:「イラク議会が米軍撤退要求決議採択 “自惚れるな!さっさと出て行け!”/"Don't be conceited! Get out quickly!" from Iraq to disliked US」
・2020/01/29付:「愚かなトランプ指令暗殺テロによるイランとイラクの殉教者のイラク合同葬儀/Iraq Joint funeral by assassination terror of stupid Trump order」
・2020/01/31付:『「自惚れるな!さっさと出て行け!」大規模イラク反米デモが表明する「国家主権」/ ”Don't be conceited! Get out!“ From Iraqi sovereignty to US』
・2020/01/31付:『「米国よ、さようなら~!」イラクはロシアから迎撃システムを購入する/"Hey, US, good-bye!", Iraq buys interception systems from Russia』
・2020/02/22付:「"Get out"米軍が中東に居座る限り終わらない戦争煽動/Unless US forces get out from Middle East, war agitation won't finish」
・2020/02/22付:「ソレイマニ将軍暗殺、イラク米撤退要求、イラン報復2020まとめ/Assassinated Gen. Soleimani, US withdrawal request, Iran retaliation」 ・・・または本ページ右サイド「ブックマーク」内
参考文献
・2020/03/12付・ParsToday日本:「イラクの米軍基地にロケット攻撃」
・2020/03/12付・ParsToday日本:「駐イラク軍事基地へのロケット弾攻撃で、英米兵15人が死傷」
・2020/03/12付・ParsToday日本:「米主導多国籍軍が、シリアにある民兵組織の拠点を空爆か」
・2020/03/13付・AFP BB NEWS日本:「米、親イラン勢力に報復空爆で6人死亡 イランは米に警告」
・20120/03/13付・Mint Press News:「Amid the Worse Public Crisis in Decades, Trump Admin Finds the Time and Money to Bomb Iraq」
・2020/03/13付・IRANIAN(Zero Hedge):「US Moves Patriot Missiles To Iraq. Outraged Baghdad Warns of “Consequences” After Airstrikes」
・2020/03/14付・ParsToday日本:「米軍戦闘機のイラク攻撃で、数十人が死傷 (動画)」
・2020/03/14付・ParsToday日本:「イラクが、国連にアメリカ提訴の構え」
・2020/03/14付・ParsToday日本:『イラク、「厳しい日々がアメリカを待ち受けている」』
・2020/03/14付・ParsToday日本:「イラクのアルタージー米軍基地にまたもロケット弾攻撃」
・2020/03/14付・TRT(トルコ・ラジオ・テレビ協会):「イラン、イラクの米軍駐屯基地への攻撃非難を否定」
・2020/03/14付・Moon of Alabama:「Iraq's Resistance Reveals How U.S. Troops Will Be Removed From Its Country」
・2020/03/15付・日テレNEWS24:「米軍駐留のイラク基地にロケット弾33発 」
・2020/03/15付・ParsToday日本:「イラク外務省が、再度駐イラク米大使を呼び出し」
・2020/03/15付・ParsToday日本:「米国防総省が、タージ―基地が甚大な被害を受けたことを認める」
関連文献
・2020/03/14付・Veterans Today:「Iraq slams US attack on military positions as ‘act of aggression’」