戦争で戦士たちが正常な精神状態を失うことはこれまでにもたくさん報告された。今やテレビのプロパガンダで、息子を戦場に送った方の親が正気を失っているとは。
ハンナ・アーレントが、ホロコーストの虐殺犯罪人たちのことを「凡庸な悪」と形容した。本当に残虐な行為は、悪人でも正気ではできない。正気を失うか、さもなければ、そもそも自分の行為を悪であるとか残虐であるといった事実そのものから目をそらした時に起こる。そしてそれは、ごく普通の人たちによってなされると。
ロシアは今、トランプ政権だった頃のアメリカのように世論が分断されている。しかもアメリカよりも酷いものに思える。アメリカの分断では、人種差別などは心配されるが、核戦争の心配はない。ロシアにはそれがある。
なんというか、世界が滅びるような強烈な悪は、一握りの権力者の悪意よりも、大勢の凡庸で無知な人々によってもたらされるのではないか、と言う怖さがある。
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