DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

天皇もまた、国民の所有物ではない

 天皇制を考える際も、この家族観の延長で考えることができる。
 天皇とは、国家と言う大きな家族の家長だと捕らえられている。子どもと家長の違いはあるが、家族の一員を家族の所有物と考えている節が、天皇制の議論には付きまとっている。
 すなわち、女性天皇容認議論である。血統を重んじる、と言う瞬間に、否認側はもちろん、容認側もまた、天皇を国民の所有物だと考えているのである。
 生前退位だってそうだ、政治家は選挙で選ばれるものだから、国民が退職を容認することができるが、天皇は選挙で選ばれた訳ではない。なのに、退位を“認める”とはどういうことか。これは主権在民とは異なる、天皇個人への立派な人権侵害である。
 最高位の敬語で敬うそぶりを見せるのは、結局のところ、慇懃無礼でしかない。
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