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DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

ハンマスホイとデンマーク絵画展@東京都美術館

 久しぶりに東京にハンマスホイが帰って来たので、東京都美術館へ。都営大江戸線からなので上野御徒町から美術館まで歩く。もうモノレールのなくなった上野動物園を横目に東京都美術館に入る。
 ルノワールとかセザンヌ、ベラスケスやモディリアニなど、子どもの頃から親しんでいた画家と違い、ハンマスホイは50近くになって新たに発見した画家。古典とも現代とも違う、フランスやイタリアとも違う、いわば時代の片隅、世界の片隅を発見する行為。銭湯ペンキ絵に共通する、シンプルな風景画。
 前半にいきなり肖像画が並んでちょっと面食らう。ハンマスホイ始めデンマーク絵画の真骨頂は風景画にあると勝手に思っていたが、そんなことはない。いや、人物もしっかり描くのだが、後ろを向いていたり横顔だったり、「風景の一部」としての人物。
 ハンマスホイは室内画が多い。一般的に言えば、静物画のジャンルだ。つまり、静物画であって静物画でない。
 それにしても、コペンハーゲンって島だったんだ、ヨーロッパ大陸ではないのね。
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