DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

築地場外市場

 先日火災のあった築地場外市場へ。最近は人混みがひどくなり場外は残ると言うので築地場外離れしてたけど、まさかこんなことになるとは。
 築地を降りると、先ず本願寺が改装工事中で、広場は壁でおおわれ、逆に垣根の木がなくなってさっぱりしている。
 場外市場自体はやっていた、すえた匂いはすっかり落ち着いていて(2年前の新宿ゴールデン街の時は匂いがかなりひどかった)、火事現場周辺だけがブルーシートで覆われている。TV中継でも察しはついたが、これで井上が出火店と確信した。
 中には火事とは関係なくお盆休みでシャッターを下ろしている店も。そんな訳で、観光客の出足も遠退き、大渋滞だった歩道が歩きやすい。シャッターを下ろしているのは個人客相手ではない店。そうしたお店は被害に遭っても仮店舗で営業しているようで、ブルーシートに仮店舗住所を書いて貼っていた。
 通りの反対側から現場全体を見渡すと、より悲惨さが分かる。残念を通り越して、まるで自分も当事者であるかのような強烈な絶望感に襲われる。朝食は食べてきたから店には寄らなかったが、仮に空腹だったとしても食欲をそそられたかどうか。
 いずれにせよ、伝統的な店や建物を残したいと言うセンチメントがある一方で、現実問題として東京のこうした古い建物は火災などで簡単に燃えてしまう。築地移転、ひいては東京各地の再開発全体の問題(基本的には再開発で古い建物を壊すべきではない、と考えていたが…)について考えさせられる事件である。
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