青森県六ヶ所村の放射性廃棄物再処理工場には行ったが、実際に原子力発電所は見たことがない。福島第一原発はさすがに放射線量が怖いので、福一に次いでメルトダウンの危険性があった女川原発を目指す。六ヶ所村同様、僻地で公共交通期間はない。最寄りのJR女川駅から10km走る。
今回の最大の難関は暑さ。六ヶ所村は雪が降り始める前のベストタイミングだったが、今回は初夏。雨上がりの晴れで気温がどんどん上がる中のランはきついことを覚悟。前の晩はいつもより多く食事を摂り(@盛香園)、行きはペットボトル飲料を準備。
一関から先のJR在来線は初めて(一関駅に立ち食いそば屋があったので、2度目の朝食)。高速で仙台に行った時と同様、田んぼが広がる風景に。そして石巻線、1両編成のディーゼルカー。いつものことだが、3つの路線を全部終点まで乗ると長いわ、約4時間(帰りはさらに待合せ時間があって5時間かかる)。のんびりローカル線が、石巻を越えるとずっと人が住んでいる街になるのが不思議。
女川駅、寂れた街を想像していたら、観光地していて人も多くびっくり。
さて女川原発を目指すが、いきなりショックな事実、看板には女川原発PRセンターまで16kmの看板。直線距離で7km、くねくねがあっても10kmで計算していたので、これは無理と分かる。とはいえ、せっかく女川まで来たのだから、行けるところまで行ってみる。実際走ってみると、曲がりくねりもすごかったが、上り下りもハンパなかった。典型的なリアス式海岸の道のようである。さらに、ところどころに砕石場があり、そこの周辺の粉塵が参った。原発以外にも危険物あり。その分、高いところから港を俯瞰できる場所があり、これは来た甲斐がある。
女川原発のある岬の手前の岬から見えるかな、と期待したが、その岬の丘の南側のようで、かろうじて煙突らしきものが見えただけだった。
と言うことで、だいたい10km行ったところで見つけた港で反原発サウンドデモ、ウクライナ侵攻反対も混ぜながら、ハウス系の選曲時々クラシック。湾になっている漁港、波は静かだが、12時の時報がけたたましく、あれには参った。
さてまた来た道を10km帰らなければ。次があるとしたら(女川駅前温泉ゆぽっぽが再開したら、それを目当てに来ても良いかも)、何か策を考えないと。その前に次は青森東通原発を計画中。
女川駅に戻る、食事でもしようと思ったが、こんな普通の観光地ノリではもうついて行けない(笑)。列車に乗っても、あと5時間かかる。さすがに20km走ったから、身体が空っぽになった感。帰りの便は石巻で乗換、石ノ森章太郎美術館があるので、駅構内にもたくさんのキャラクターが。
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