DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

虎に翼もうすぐ終わる

こないだブギウギが終わったと思ったら、虎に翼ももう終わりか、早いなあ。おむすびでギャルをやる橋本環奈ちゃんにも興味津々(すでに今日俺でヤンキー役はやってるから、ギャルも全然ありでしよう)だが、まずは虎に翼。
今回の朝ドラ、法律や憲法という、ちょっと固いテーマで作られたドラマ、これは歴史に残る、というか、残って欲しいドラマになった。特に思春期の未成年の心理というナイーブなトピックを扱った点で、今後Eテレで繰り返し再放送してほしい、と思う。
フォーカスしたいのは、美佐江とその娘美雪が問発した、「なぜ人を殺してはいけないんですか?」と言う問い。朝ドラで扱うには重すぎる命題かもしれないが、ここがこのドラマの最大のテーマだったのではないか。
今日でも、孤立や貧困から自殺や無差別殺人は少なからずある。戦争や原爆も大きなテーマになったが、人の命の重さを家庭目線、未成年目線で語ったところが秀逸。
寅子は、話し合いが永遠に途絶えるから、という答え方をした。人がかかえる問題に寄り添って話し合ってきた寅子ならではの解答。人類は言葉を獲得し、社会を構築したことで、文明を築き上げて来た。話し合いとはその根底を支えている、つまり、人の存在理由をそこに見出す。動物は言葉も文明も持たないけど、食用以外の目的で相手を殺したりしない。人も食用では他の動物を殺生する。生の営みと文明の境界をどう認識するか、ウクライナやパレスチナで起きていることを考える上でも、とても良いテーマのドラマだった。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「朝ドラ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事