DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

トランプ後の世界

どうにも今のアメリカ各地の共和党候補戦を見ていて、次期大統領がトランプになるのは90%間違いない状況に思える。ヘイリー候補に望みを賭けても、かつてトランプと戦ったヒラリークリントンにも手が届く感じではない。民主党側もバイデンの高齢が問題視され、他に有力候補もいない。テレビの評論家によれば、トランプ時代の内政の評判が良かったと言う。内政はさすがに日本にいては実感できるわけもなく。
なので、もう現実的に、トランプが大統領前提で国際情勢を予測する他ない。

・ウクライナとパレスチナ
楽観的に言えば、ウクライナとイスラエルに金を出さなくなり、戦争は終結する方向へ向かうと思われる。イスラエルに協力しないことは大歓迎、エルサレムという聖地があるからと言って、他の民族を追い出して住み着く、という建国経緯自体が実に不自然だ。まあ、私たちのように民族と居住地が一致しないディアスポラを長く続けて来たユダヤ人の皆さんには私たちには分かり得ない苦労があったと察する。だがパレスチナ人を追い出す悲劇はかつてユダヤ人の方々が受けたホロコーストと同じ残虐な行為を繰り返している事とは感じないのだろうか。ちょっと脱線してしまった。
ウクライナはどうだろう、アメリカが手を引いたら、ウクライナはいくつかの州を割譲、自国は縮小することになる。ロシアに勝利を味合わせるのは少々悔しい気もするが、私はロシアを仲間はずれにする面が多いNATOは、益よりも害の方が大きいと思っていて、終戦したらこれを機に欧州諸国はロシアと対等に付き合うべきだと思う。

・台湾問題
トランプは台湾ではなく中国に味方するだろう。彼は自国利益優先でチベットやウイグルの人道問題には興味がない。ただ、米中関係が安定するなら、世界の緊張を解く大きな機会になる。ウクライナ侵攻でもロシアに利する行為で米露関係が安定するなら、その利は大きい。人道問題は別の次元で解決を模索する他ない(要は難民受け入れを拡大することだ)。

・温暖化対策
これはどうなるだろうな。まずは悲観的予測として、化石燃料を消費増大が懸念される、自動車産業復活のために。その一方、楽観的予測として、トランプは中国と仲が良いから、中国からのEVの輸入が進むかもしれない。

・核兵器問題
アメリカが中国やロシア、そして北朝鮮と良好な関係になれる見込みがあれば、案外核兵器削減は進むのではないか。この点は注視したい。
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