今年から地震保険に加入している人には、所得税控除最高5万円、住民税最高2万5千円の恩恵がある。 以前の損害保険料控除が廃止され(今年だけ暫定措置)、国民の地震保険による備えを促進するために創設された。
所得控除とは所得金額からその所得控除を差し引くことができ、税金は、その残りの金額を基礎に計算される。そろそろサラリーマンにとっては年末調整の時期だ。
所得控除には地震保険料所得控除のほかに、 雑損控除、医療費控除、社会保険料控除、 小規模企業共済等掛金控除、生命保険料控除、 寄附金控除、障害者控除、寡婦(寡夫)控除(この控除は女性の場合と男性の場合とがある。)、勤労学生控除、配偶者控除、配偶者特別控除、扶養控除、基礎控除がある。
火災保険にだけ入っている人にとっては損害保険料控除ができるのは今年がラスト。この際、地震保険に入ることをお勧めする。地震保険は建物と家財別々に入ることができるので、地震に備えながら、税金も軽減できる一石二鳥ともいえる。まだ地震保険に入ってなくてもこれからの手続きで十分間に合うはずだ。
<国税庁 地震保険料控除>
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1145.htm
<財務省 税制改正 地震保険料控除>
http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/zeisei06/html/contents/06/index.html
<財務省 地震保険制度の概要>
http://www.mof.go.jp/jouhou/seisaku/jisin.htm