日本グルーヴチューン振興会

マイクロスター『シー・ガット・ザ・ブルース』

また少し間が空いた様に思います。

書きたい盤はあっても、なかなか追いつかずという状況です(苦笑)

 

 

さて、本日の1枚は個人的には超・名盤のコチラ。

 

マイクロスター

『シー・ガット・ザ・ブルース』

2016/7/20リリース

VIVID SOUND

HCCD9575

 

不勉強ながら、このユニットの事を殆ど知らなかったのです。8年ぶりにアルバムが出るんだとツイッターのタイムラインに流れてきて、そしてこのダイジェストトレーラーで一発で虜になりました。すぐに予約をする為にショップに走りました。

 

 

 

 

何なんでしょう、この気持ち良さと多幸感。私がポップスに求めるモノが全て詰まってると言っても過言じゃない。

microstarは、作曲家/アレンジャーの佐藤清喜さんとヴォーカル/ベースの飯泉裕子さんの2人によるレコーディング・ユニットという事みたいなんですが、クレジットを見ても本当にほぼ全ての部分を佐藤さんが担っているんですね。このサウンドの大半が打ち込み?ほぼ宅録?信じられないくらい緻密で、尚且つ生き生きしてて温もりがあるバックトラックに驚愕。ホーンやストリングスの華やかさや疾走感もシンセのアクセントも身体に沁み込んでくる様です。

 

そして、何よりも心奪われるのは古の名ポップスの匂いが漂う楽曲の数々。エモーションズの「ベスト・オブ・マイ・ラヴ」を想起させるオープニングの「Chocolate Baby」から最高にテンション上がりました。スクーターズのコーラスとストリングスが効いたゴージャスディスコ「Tiny Spark」から、EPOさんテイストでブラスがグッとくる「月のパレス」への流れもカッコ良すぎてシビレまくり。

「My Baby」のメロの感じは安部恭弘さんが竹内まりやに書いた「五線紙」を少し思い出す。バカラックの様なメロディの壮大なバラッドやイイ意味で軽いシンセの効いたポップチューンなど、70年代~80年代を思い起こすライトメロウな曲が10曲。全くダレる所がなくて何度聴いても飽きない。

 

素晴らしいアルバムです。是非、普段そんなにマニアックに音楽を聴かない方にも聴いて欲しい。それくらい普遍性に溢れたアルバムだと思うのです。

 


あ、それとブックレットも必見。歌詞と、各楽曲をシングルに見たてたジャケット風のアートワークが見開きに並んでて壮観です。

 

 

 

 

 

 


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