国際語を身につけてる?
“国際化=欧米化 ??”
僕が国際化と言う事を記事に書くと、
“オマエは国際化を欧米化と勘違いしているのではないの?”
とよく言われました。
でもね、僕は決して国際化が欧米化だとは思っていません。
実は僕は欧米には見切りをつけているんですよ。
このことは“タンタン広場”の僕の掲示板に書きました。
『新発見!歴史の扉です。ぜひ寄ってチョウダイ!』
ゲストでも見ることが出来ると思います。
関心があったら上のリンクをクリックして読んでみてください。
このタンタン広場は差別語検閲が厳しいので僕は書くことを止めてしまったんですよ。
語数制限も厳しくて、僕のように長い記事を書く人間にはまったく不便なんですよ。
まだメンバーですが、最近はこの掲示板は文字化けするので、かれこれ3年近くもご無沙汰しているんですよ。
ついさっき34ヶ月ぶりに確認のために僕の掲示板を訪ねました。
休止していました。
ネットの上での3年は一昔ですよね!?(笑い)
同じ記事は次のリンクをクリックすると読むことが出来ます。
『ある地域が人種の坩堝になって初めて文化や文明のような高度な社会が出来るというお話。』
ところで、あの有名な歴史家のトインビーが言ったのかどうか定かではないのですが、
文明というのは、大体250年で廃(すた)れるそうです。
今は英語が国際語になっていますが、250年前はフランス語だったんですよね。
知ってましたか?
その前は、スペイン語、ポルトガル語というわけです。
それ以前には、ラテン語と中国語でしょうか?
その前はギリシャ語です。
そのまた前はエジプト語とヒッタイト語でしょう!
従って、そろそろ250年続いたイギリス・アメリカ主導型の文明は、
おそらく、日本を通り越して中国、シンガポール、マレーシア、インドといった地域に中心が移行するのではないか?
僕は、そう考えているんですよ。
もちろん、この点は意見が大幅に分かれるところです。
そのことは、現時点では、たいした問題ではありません。
それでは、なにが問題なのか?
国際語が何であれ、国際語を身につけると言う事はしんどいですよね?
つまり、日本語が国際語であれば問題ありませんが、
国際語が外国語である場合は、1から学ばねばならない!
あなただって英語を勉強したことがあるでしょう?
大変ですよね。
僕は英語に親しんで40年になりますよ。
人生の半分以上を海外生活です。
カナダの大学で英語でコンピューターの科目を教えたこともあります。
でも、英語はペラペラじゃない。
もちろん、かなり英語をしゃべれますよ。
英語で6時間にも及ぶ口喧嘩した事もあります。(爆笑)
でも、やっぱり、英語をしゃべるのはしんどい。
外国語をマスターするには小学生か遅くとも中学生の頃から現地で勉強しないと
バイリンガルにはなれないと僕は思います。
じゃあ、海外生活をすれば外国語をマスターできるのか?
そうとも言えない!
僕はこんな経験をしたことがありますよ。
カナダのバンクーバーの隣にリッチモンドという町があります。
この町の海岸にスティーブストンという一角があります。
ここに今から100年以上前に日本人が初めて入植したのです。
漁業の町として発展し、今でも漁業関連の仕事に携(たずさ)わっている日系カナダ人の人がたくさん居ます。
僕は仕事の関係でこの町の日本人と親しくなりました。
仮に田中さんとします。
この田中さんは当時すでにスティーブストンに30年住んでいました。
カナダ国籍を持つ純然たる日系カナダ人でした。
デンマンさん、私はここで30年になりますがね、お恥ずかしいことですが、英語が全くしゃべれないんですよ。
まさかぁ~。。。田中さん、からかわないで下さいよ。カナダ在住30年でしょう?
そうですよ。デンマンさんには信じられないでしょうが、私は英語を全く使わないんですよ。
まさかぁ~
デンマンさん、この近所を見てくださいよ。みな日本人ですよ。タバコ屋も雑貨屋もすべて日本人。それに、船に乗れば、3ヶ月から半年、船の上ですよ。乗組員はすべて日本人ですよ。家に戻れば家内とは日本語、子供とも日本語。近所の人とも日本語。英語を使わなくても生活できる。これじゃあ英語がうまくなりませんよ。それに、もう英語がうまくなりたいとも思いませんよ。日本語でやってゆけるんだから。。。
田中さんのような人がスティーブストンには、けっこう居ました。
だから、海外に長く住んでいるからって、その国の言葉がペラペラに話せるわけではない。
それと同じように、海外に長いこと生活しているからって、国際化するわけでもない。
しかも、言葉は国際語に関わらず常にアンテナを広げていないと“開(あ)きメクラ”になってしまう。
僕はヒトスケ君から次のような指摘を受けたことがあります。
こんにちは初めまして。
海外に住んでいる一介の邦人です。「ひとすけ」ではありません、「いっかい」です。
でもお得意の名前付けでヒトスケ君と呼んでくれても結構です。
幾らか貴方の記事に対して言いたいことがあるので暫しご拝聴願います。
まず、この記事にある dissing が解らなかったということに関して。
プロフィールなどを拝見すると、貴方は海外に住んで20年らしい。
しかも、英語を国際語だと思っているようなので、
これは20年英語漬けで暮らしていると思っていると受け取れる。
それなのに、dissing という日常語がわからなかったというのが驚きに値した。
日本であなたの言うところの「井の中の蛙」生活をしていれば、
確かに欧米の日常的な会話用語はわからないだろうけれど、
20年外国で暮らしながらこの程度がわからないというのが私には心底不思議に思えた。
海外1年の小学生や中学生でもこの程度は飲み込めると思える。
『聞いてくれよ、ヒトスケ君!』より
更に言葉の習得を難しくしているのは、言葉は生きている!。。。ということですよね。
日本語だって、そうですよね。
海外で暮らす僕には“オタク”と言うのは“お宅”と言う意味だった。
ところが日本では“専門馬鹿” “ハマリ馬鹿” “集中馬鹿”のような使われ方をし始めていた。
なぜ、“オタク” がそのような意味になるのか僕にはさっぱり分からない!
うへへへへ。。。
これなどは、新語を受け入れる日本人庶民の感覚が完全に
低脳なミーハーになってしまったのではないか?
うひひひひ。。。。
僕はAOLのメンバーなので、ネットにアクセスする時にAOL Canada のホームページを見るんですよ。
2,3日前、たまたま次のようなヘッドラインが目に付いたのです。
Poll Finds High Stress Levels in Canadians
They are stressing out.
“アンケートの結果によると、
カナダ人に、かなりのストレスが
溜まっている事が分かった。”
ホントに、そうでしょうか?
1行目の意味は、そういうことですよね。
そうであるならば、2行目は They are stressed out. になるのではないか?
僕は率直にそのように思ったんですよ。
そう言う訳ですぐに愛用している“英辞郎 on the Web”で調べてみました。
stress out
【句動】 ストレスでまいらせる、イライラさせる
・ This job is stressing me out.
私はこの仕事にストレスを感じている。
・ I've been kinda stressed out, worrying about the exam.
試験のことが心配でちょっと重苦しい気分だ。
・ This problem stresses out a huge number of researchers
この問題によって大変多くの研究者がストレスでイライラさせられる。
・ You should take the stress out of your daily life.
毎日の生活からストレスを取り除くべきだよ。
・ John takes his stress out on Tom.
ジョンはストレスから[がたまって]トムに当たる[八つ当たりする]。
・ Listen. You should break something to let the stress out.
You wanna go for the plates?
あのねえ、あんたはストレス発散するために何か壊すべきよ。
お皿試してみる?
(つまり、お皿をぶっ壊してストレスを解消したらと言っているのですよ。うヒヒヒヒ。。。)
Stress out はこのような使われ方をするんですよね。
stress out は動詞句ですが、上の用法を見ると他動詞として使われています。
だから、they がカナダ人を意味するのであれば、やっぱり、 They are stressed out. ですよね。
確認のために本文を読んでみました。
Dr. Mark Berger, an expert in depression, anxiety and stress at the University of Toronto, blames such stress levels on a lack of public transportation in suburban Canada and the escalating costs of living and mortgages in urban Canada that are forcing people into the suburbs.
Like in the United States, suburban Canadians get out of bed ever earlier to beat the traffic to jobs in the city and face a return fight with traffic after work.
"Then they get home later, don't have time to spend with their children, and then get to bed later," he said. In short, they're not getting enough sleep and are stressing out because of the rat race.
しかし、本文でも They are stressing out. です。
They are stressed out. ではないのです。
つまり、代名詞を置き換えれば、
Suburban Canadians are stressing out because of the rat race.と言う事です。
これは次のように自動詞的に訳すしかないですよね。
郊外に住むカナダ人は交通渋滞を避けるために早起きするのでストレスを露(あらわ)にしている
つまり、ストレスが見え見えになっている、と言う事ですよね。
このようにも使われるようになったのでしょうね。。。?