前回に引き続き、溝口三丁目を歩きます。国道409号線の裏道のような場所を歩き、旧大山街道へ向かいましょう。
前回の後半に登場した交差点で、北側を撮影してみました。国道409号線に出る道で、今年の9月30日14時まで営業していたローソン高津駅前店(「近所のコンビニが閉店する」でも取り上げました)の脇に出ます。途中に高津湯という銭湯があります。溝口でも高津駅付近には木造アパートがまだ多いためでしょうか。
私が小学生時代を過ごした1970年代後半には、川崎市高津区や中原区にも多くの銭湯が営業していたのですが、その頃に坂戸三丁目にあった銭湯が廃業しています。1980年代から目に見えて減少し始め、1990年代、私が大学院生であった頃には溝の口駅南口の片町にあった銭湯も今はないようです。神奈川県浴場組合のサイトによると、高津区には8軒あるのですが、6軒は橘支所管轄地区にあり、橘地区でないのは高津湯と湯プラザウェルネス(諏訪一丁目)だけです。
交差点を西へ、旧大山街道へ向かって歩くと、溝口南公園に着きます。この公園については、2011年4月11日9時32分52秒付の「川崎市高津区溝口 旧大山街道散歩 その3」において記しておりますので、そちらも御覧いただきたいのですが、重複を承知で記すと、かつての高津図書館所在地がこの公園です。現在の高津図書館は溝口四丁目、高津小学校の東隣にありますが、そこには文教大学の付属小学校がありました。公立の小学校と私立の小学校が隣り合っている所というのは珍しいのではないでしょうか。あまり聞いたことも見たこともありません。
冬休みに入って間もない時期で、子どもたちが遊んでいました。高津図書館の建物があった頃には、写真の奥の方に利用者の出入口があり、手前側からは入ることができなかったと記憶しています。
公園の敷地内と言ってよい場所に、高津こども文化センターがあります。いわゆる公設民営方式を採用している施設で、設置者は川崎市ですが、運営を行っているのは公益財団法人かわさき市民活動センターです。「こども」という言葉も抽象的で、何歳から何歳までなのかがよくわからないのですが、この施設は0歳から18歳までを利用対象者としています。7月の高津区民祭や2月の大山街道フェスタにも協力しているそうです。詳しい活動内容についてはかわさき市民活動センターのサイトを御覧いただくことといたしましょう。
なお、この文化センターの管轄施設として、高津小学校わくわくプラザ、下作延小学校わくわくプラザおよび久地小学校わくわくプラザがあります。
寒い冬の昼間ですが、私が小学生であった頃には、もう少し子どもの数が多かったような気がします。単純に少子化のためであるという訳でもなく、塾通いなどの影響もあるのでしょう。
それにしても、奥のほうに写っているマンション群を見る度に、月日の流れを感じます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます