獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

本 「13階段」 を読んだ。

2006-01-26 06:22:42 | 雑感
 年休消化中な私。ありあまる時間。司法試験に向かわない心。なにをしようか。本でも読もう。本をたくさん読んだのは、小学校高学年の時からごぶさた。その当時は、友達ときそって学校の図書室の本をよく読んだ。その時のように、本を読みあさってやろうと思い、ブックオフで105円の中古本を5.6冊買う。

 さっそく、その中の1冊「13階段」を読んだ。この本は反町隆史、笑福亭鶴瓶で映画化もされていて、その映画をを見てみたいとおもっていた私。ブックオフで105円だったので買う。

 どんどん引き込まれていって、1日で6時間ぐらいで読み終えた。先が読みたくて、読みたくて。プールで500mクロール泳いだつかれた体と眠たい頭でも読みたい気持ちに勝てず。寝る前に後半一気に読む。引き込まれる。推理小説はそんな風に読者を引きつける。読んでいる時は非常に楽しい。

 読み終わる。そういう結末かぁと納得。自分が予想していた犯人や結末とは大きく異なる。まぁそれが推理小説なんだろうけど。前フリでこいつが犯人と思わせといて、最後に大転換。それに読者は魅せられる。

 けどね、読み終わって見ると、なんかあっけない。読んでいた時の興奮がウソのよう。それはあたかもマスターべーションのよう。結論を目指しての過程。それがいつしか、過程が主になる。結論を得たあとのあの、満足感ではない、喪失感というか、むなしさ。なんだろうこの感覚は。

 本を読んだ後、主人公の生き方と自分の生き方を比べてみて。なにかを感じなくてはならない。そしてその何かを自分の現実世界にもちこみ。よりよく生きねばならない。読書から私が求めること。

 推理小説は、私の満足を満たさない。やっとわかった。


 閑話休題
  99ショップでカレーの具(水煮)と冷凍ほうれん草を買って、家でコンソメスープの素で煮込む。ジャガイモやにんじんはなかなかやわらかくならなかったが、あったかくて、プールで冷めがちな体を温めてくれた。
コメント
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