獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

スポーツジムのプールで見知らあぬおばさんから水泳キャップを貸してもらった。

2016-08-31 22:56:46 | 雑感
 ここ1年ぐらい週4日ジムにかよっている私。網膜色素変性症な私デスペア。視覚障害者なのでガイドヘルパーさんに手引きしてもらってのジム通い。

 ジムの中でもつねに手引きしてもらって、マシーンを利用したり、プールを往復したりしている。

 今日の夜も会社から帰って18時からジムへ。エアロバイクを5分間して体をあたため、その後25分筋トレマシーン、そのあと35分のプール水中歩行1000m。

 さぁプールだ、水泳パンツになり、水泳キャップをかぶろうとした私。ない。水泳キャップがない。

 ないけども、半年くらい前は水泳キャップをスタッフが貸してくれたので、今日もかしてくれるだろうと、プールサイドにいたスタッフにおねがい。
 すると、子どもにしかかさない、水泳キャップがないとプールではおよげないので、1100円で買ってもらうか、知り合いの人にかしてもらってくださいとのつれない返事。

 1100円もはらうのばからしいし、知り合いもいないし、家にいったんかえってまたくると30分かかって、2時間30分のガイドヘルパーさんんの利用時間ではたりない。

 そこでおもいつく、着替えをいれている選択ネッとがきれいなので、いったん脱衣場にもどって、そのきれいな洗濯ネットをあたまにかぶって、プールへ。

 プールにはいって25mも水中歩行しないうちにスタッフがとんできて、それじゃだめですとのこと、

 いやいやこれは水泳キャップです、メッシュだし、髪の毛は落ちないし、機能的にはまったく水泳キャップですと言い張る私。
 スタッフは、それではだめですの一点張り、

 じゃぁ支店長をよんできてください、支店長に判断してもらいましょうと私。

 そんなやりとりが数分間つづいて、

 プールの中から女性の声。

 あのー、もしよかったら、私もうひとつ水泳キャップもっているので、お貸ししましょうか?

 見知らぬおばさんからの天の声。いいんですかとありがたく貸してもらった私。

 これなら文句ないだろうと、スタッフとその場でわかれて、水中歩行をスタート。これらのやりとりで15分ぐらいロスしていたので今日はいつもの半分も歩けなかった。

 やさしい人もいるもんだね、でも知り合いの人から借りてくださいというスタッフの発言はいただけないね、知り合いがいない人はどうすればいいの。それならば小学生に水泳をおしえているコーチのだれかから借りてきてくださいっていうのがまだましだね。

 親切なおばさんのおかげで、今日も気持ちよく事務で汗をながせた。

 私もこのおばさんのように、いつも水泳キャップを2個もつ人でありたいな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする