事前にあまり見ないかな、と思っていた映画なので、チラシ(映像)がありません。
暴走した人工知能と人類の戦い、なんて、すごくありふれたテーマだし、この手の作品はいやというほど見てきた...と思っていたのですが...
それは、昔の2001年宇宙の旅やWar Gameからマトリックス、ターミネーター、I Robot、そして超能力も含めてなんでもありのバイオハザードでもセンターコンピュータが人類をむしろ敵として亡ぼそうとしていました。
概して、人間が至便性のためにコンピュータを発展させ、その挙句にコントロールが利かなくなって、知性も持ち合わせたシステムに人間こそ地球の脅威として除外されそうになるというもの。
人工知能ではなく、さらに宇宙的規模の人知を超えた存在という所に話を広げれば、フィフス・エレメントや地球が静止する日などにも共通して、欠点の多い人類をまさに抹殺するという直前で、それでもいいところもある、という部分を見つけて許されるという、テーマ。
ノアの方舟などにも通ずるところかな。宗教というより、同じ過ちを何度も繰り返し、その都度許されるが、またそれを繰り返してしまう、という、逃れられない運命というか、哲学なのかな。
それが、自然発生的に人工知能自ら感情を持つ、というのではなく、人間の感情がもしも入ったとしたら...というテーマなので、どんな感じに展開するのかな、というのが興味がわいた理由です。
ネタバレは避けたいので、詳しくは述べませんが、今までの映画から感じていた、「暴走」という善悪がはっきりとしたものが最後まで「どうなの..?」と断定できない気持ちが僕の中にあって、終わってからも結論としてどちらがいい、悪いということは言えないというびみょうな感情で終わりました。
ナノテクノロジーとかクラウドとか、現在のテクノロジーやネット社会を考えると、人工知能がまるで生きているように活動できる環境はできつつあるようにも思えてしまう。そんなところからできた映画なのでしょう。
ジョニー・デップの演技は、そんなに特筆するようなものはありませんでした。
テーマがすべて...なのかも
来週はオール・ニード・イズ・キルという映画を見ようかなと思っています。
ここの所、トム・クルーズ主演の映画はオブリビオンも含めてこんな感じのものが多いようです。
今日のものよりはアクションも多く、内容はまだ見ていないけど、日本のマンガの「ひぐらしのなく頃に」みたいに生と死を繰り返しながら真実に近づいていくみたいな内容のようです。
日本の原作らしいのですが、それが何かは現在知りません。ひぐらし...もそんな感じがするだけです。