「金融再起動 旧体制の崩壊から世界大革命へ」①ベンジャミン・フルフォード2019/4
ベンジャミン・フルフォードは1961年カナダ生まれ。80年代に来日。上智大学比較文化学科を経て、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学を卒業。その後再来日し、日経ウィークリー記者、米経済誌「フォーブス」アジア太平洋支局長などを経て、現在はフリーランスジャーナリスト。
かつて、ネイサン・ロスチャイルドは言ったという。「街のあちこちで、通りが血に染まっている、この時こそ、空前未曾有の大チャンスなのだ」と。
石油ドル体制の維持か、新たな金融システムか。現在、新旧両勢力の間、東西両陣営の間で、世界的規模で繰り広げられている、次の世界覇権をめぐる壮絶な闘いの、知られざる真実。
第1章 堕ちた平成の巨星――カルロス・ゴーン逮捕とソフトバンク孫正義の凋落
第2章 激動する世界、失墜する旧世代の権力者たち――「革命」は血を求める
第3章 裏切りのトランプ大統領――「革命」は一進一退する
第4章 世界を「地獄」に変えた狂気の支配システム―クリミナナル・ディープ・ステイトの正体
第5章 語られざる「ナチス」アメリカの誕生――そして「革命」は始まり、世界は「浄化」の炎に包まれた
第6章 カオス化する国際情勢――東西の枠組みをめぐる「主導権」争いの勃発
第7章 金融再起動「Global Financial Reset」――石油ドル体制の崩壊と再生
続編。「マネーカースト 最新版~世界経済がもたらす「新・貧富の階級社会」」(2020.2)
世界的な株高やアベノミクスによる好景気などが喧伝されているが、一般市民にその実感はなく逆に世界的な経済格差は拡大する一方で、貧富の二極化が進み、新たな経済的な階級社会が形成されている。「貧富の階級社会」や世界経済のシステムが、どのようにして作られ、現在どうなっているのか。東京オリンピック後に訪れる「オリンピック大不況」をはじめ、「老後資金2000万円問題」「上級国民」「消費税増税」など警鐘を鳴らす。
前編。「マネーカースト 世界経済がもたらす「新・貧富の階級社会」」2018.4)
格差や貧困が爆発的に拡大した結果、経済的に二極化した新たな階級社会「マネーカースト」が誕生した。「株式会社アメリカ」を操り、ドルから円、仮想通貨まで超特権階級が世界中の富を独占。株価最高値と好景気を演出し、「アベノミクス」で日本の財産を吸い上げ、「北朝鮮問題」を利用したインサイダー取引でボロ儲け。1%の金持ちが99%の人間から搾取する経済「超」格差階級「マネーカースト」。特権階級が超大国アメリカの「大株主」として世界の政治、経済、エネルギー、軍事を掌握。「ドル本位システム」による金融支配で全世界の富を独占する。
「金融再起動 旧体制の崩壊から世界大革命へ」ベンジャミン・フルフォード2019/4
第1章 堕ちた平成の巨星――カルロス・ゴーン逮捕とソフトバンク孫正義の凋落
ゴーン・マジックの内実は労働組合つぶし。80年代以降、組合幹部が社長以上に権力を持った。ゴーンは外資・親会社ルノーの立場で組合を解体しただけ。
日本式経営は長期計画が遂行しやすい。年功序列賃金制度と終身雇用。利益を社員に還元する。欧米流経営は株主への還元が第一。人件費の圧縮。非正規雇用、派遣社員の急増。経営者は莫大な役員報酬を得て次の会社へ移る。マツダのフォード出身米人社長たちは日本式経営を絶賛していた。
平成になり3割の世帯が貧困層に落ちた。金融資産も奪われた。2001年郵政民営化により郵貯マナー200兆円、年金基金180兆円、農協マネー80兆円が株式に投資された。日本企業の利益も外資ファンドに奪われ、日本人の生活をよくすることはない。
1985年。プラザ合意。
パパ・ブッシュによる日本支配の転換・威圧化。
始まったソフトバンク孫正義潰し。1980年代までコンピュータ関連市場は事実上、日本企業の独壇場だった。日本の家電メーカーに比べ、マイクロソフトやアップルは小さい存在だった。それを逆転させたのが、ビル・ゲイツとアスキーの西和彦であった。平成となり、西の役割を引き継いだのが孫正義で、日本の富を外資へ垂れ流す蛇口となった。
ソフトバンクは2017年ロックフェラーのフロント企業「フォートレス・インベストメント」を買収。傘下の株式会社ムサシは、全国の選管に多数の人員を送り込み、選挙を管理している。ムサシの株主には安倍晋三がいる。
ファーウェイと提携するソフトバンク孫正義の追い落としが決まっている。