欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

建築の壁と、日本国民の壁

2024年11月28日 09時42分23秒 | 日本政府の情報操作

建築で壁と言うと、まず耐力壁を思い浮かべます。
建物は地震の力や風によって、絶えず横方向からの応力を受けています。

この耐力壁は十分な量と、平面的にバランスの良さが重要です。

しかし、昔の日本家屋では、耐力壁と言う発想はなく、土台さえも基礎に固定しない建築でした。

ここに、日本家屋の持つファジーで柔軟な発想があるのです。


日本人は、外からの力に対抗するのではなく、外力を受け流す事を考えました。

…この発想は建築に限らず、武道にも日本的な柔の考え方が見られるのです。


柔道や合気道等は、相手の力を受け流し、逆に利用してしまう事で、小さな人が大きな人を投げ飛ばす事が出来ます。

これに対し、西洋式な建築は、自然な力に対抗する剛の発想から来ています。

どちらか優秀かとは言えないのですが、日本の木っ端役人達は、建築構造物の力学的計算が楽な西洋式の建築方式を採用し、現在に至ります。

…ここで、一つ重要な事があります。

建築の構造計算というものは、コンピューターで計算しますから、コンピューターが計算しやすい様に、モデル化という工夫をします。

これは、実際の建物に掛かる力を正確に再現するものではないと言う事です。

…つまり、耐震建造物であっても、巨大地震が来たら、どうなるかは、誰にも予測出来ません。

木っ端役人の頭の中にある【壁】は、柔軟な発想からかけ離れている現実こそ問題なのです。

 

 

パート・アルバイトによる『103万円の壁』『106万円の壁』など、日本には、壁が多いです。

 

所得税は、さほどの高収入でない限り、気にすることはないと思います。

 

しかし、社会保険料が高いということは、給料の手取りがガクンと減ることになるので、安いことに越したことはないです。

 

「国民年金や、厚生年金は、将来、国民がもらえる年金だから、加入しておいて、今はしっかりと払っておいた方がいいんだ!」

 

と言うアナリストや評論家たちがいます。

 

 

で、その将来、年金がもらえる保証はあるのですか?

 

いい加減で無責任なことは、言わないでほしいですね。

 

 

国民年金も、厚生年金も、資産運用して、大損を出し、大赤字です。

 

国民の給料から差し引いて集めたお金を、勝手に運用してくれて、増えるならいいが、外国株や債券や通貨などに、素人感覚で投資し、結局、失敗して損して、目減りも激しい状況です。

 

目減りしたので、もっともっと、国民から搾取しなければ!

 

反省も責任感もないです。

 

国民に対して、国民年金と厚生年金を、いかにたくさん払わせるか。

 

よ〜し、うまくだまして、払わせてやるぞー!

 

 

 

『日本の将来、年金はなし』

と見るのが、正しい予測です。

 

もらえないとわかっている年金を、せっせと払うのはアホ臭いと、払わない人が増えています。

 

私の知人に、『消えた年金』の人がいます。

 

若い学生の頃、国民年金に加入して、払っていましたが、数年後のある日突然、年金手帳を預かりに自宅に来た職員がいて、その職員に年金手帳を預けたら、以後、音沙汰なしになりました。

 

知人は「どうなったのかな」「年金手帳は、返してくれないのかな?」と不安になり、国民年金事務所に出向き、尋ねたら、窓口の担当職員から「あなたの国民年金手帳はない」と言われました。

 

「ないものは、ない」の一点張りで、知人はどうすることもできませんでした。

 

担当職員は「あなたは、年金がないので、もう払わなくていい」と言いました。

 

知人は「年金は、義務でしょ? 加入して払わなければならないのでしょ?」と反論しました。

 

担当職員は、黙り込むだけ。

 

なにこれ、気持ち悪い。

 

知人は、国民年金というものを不気味に感じ、信用できないと思い、その後は払っていません。

 

払おうにも、断固、年金手帳がないと言われ続けたので、払うことができませんでした。

 

たとえ払っても、また「あなたは加入してない」「あなたは払ってないですよ」などと言うに決まってるとは思いますが。

 

 

それから、30年ほど経って、知人は、仕事の関係でどうしても厚生年金に加入することになりました。

 

知人の厚生年金加入の手続きのため、会社の経理担当者が、知人の国民年金の問い合わせをしたところ、国民年金事務所から「年金手帳が3つある」と、3通の年金手帳の写真が送られてきました。

 

会社の経理担当者も、知人も、びっくりです。

 

3つとも、知人と同姓同名、生年月日も、住所も同じ。

でも、基礎番号は違う。

 

仕方なく、知人は神戸市須磨区の年金事務所に行き、

「なぜ、3通も年金手帳があるのか?」

「3つのうち、どの年金手帳が、私のものなのか?」

「30年ほど前に、年金手帳を預かりに来た職員は、誰なのか?」

「その時、何のために年金手帳を取りに来たのか?」

ちゃんと調べてほしいと請求しました。

 

すると、窓口の担当者が、しばらく調べたあと、戻ってきて、

「なんで、年金手帳が3つもあることを知ってるんですか?」

「このことは、外部に漏らさない機密情報なんです」

と言いました。

 

知人は、年金事務所というところが、本当に胡散臭いところであり、横領や、悪巧みを、数え切れないほどしていると、それを表に出さず、隠し通そうとしていると、よーーーくわかりました。

 

 

知人は、「とりあえず、年金手帳が3つもある原因を調べて、結果を連絡してほしい」と言いました。

 

窓口の担当者は、「はい、後日、連絡します」と言いました。

 

 

ところが、その後、何年経っても、国民年金事務所から回答はなし、連絡も一切ありません。

 

国民年金事務所、本当に気持ち悪いとこだわ。

 

 

どうせ、天下りを食わせるためにある国民年金事務所です。

 

『国民のお金は、自分たちのもの』と思ってるんです。

 

国民年金のお金は、“すっからかん”なんですよ。

 

こんな信用できない機関、なくした方が、国民のためです。

 

いずれ、国民年金も、厚生年金も、破綻するでしょう。

 

今、働いている国民が払っている国民年金と厚生年金は、現時点での受給者に支払われるものです。

 

自分たちがやがて高齢になり、年金をもらう時代になると、年金はすっからかんになって、『年金なんてもらえない』顛末になっているでしょう。

 

国民が払ったお金は、返ってこない。

 

『だから、株や債券や通貨に投資して、各自、資産を増やしといてね!』

 

そう言って、NISAとかイデコとかに、国民を誘導しているのです。

 

そのNISAなども、20年後は、どうなっているかわかりません。

 

投資なんて、一寸先は闇ですから。

 

政府と官僚の画策に、みんな騙されるな!

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 片流れ屋根が雨漏りするとい... | トップ |   
最新の画像もっと見る

日本政府の情報操作」カテゴリの最新記事