雨の日に拾われた猫の話

2006年初夏、しとしと降る雨の夜に拾われた二匹の子猫。
リツとコトと名付けられOL一人との同居生活が始まった。

けづくろい中のねこ 1

2014-06-07 16:16:02 | コト
ねこはきれい好きだ。











鼻歌交じりに毛づくろいを始めたかと思えば、すぐ眠ってしまったり、
真剣な面持ちで念入りにつくろったり、その時の調子によるのか、
ノリの問題なのか、完成度は様々だが、とにかく毛づくろいをよくする。











その姿が真剣であればある程、どうしても邪魔、もとい「お手伝い」してあげたくなるのが人情。
届きにくそうな場所やバランスが必要な体勢での毛づくろい中は、背中を支えてあげたい。












手や足の置き場所に困っているようなら、のせる台を持ってきてあげたい。
なんなら手を握っててあげたい。












ピンとたった足をつむっとしてあげたい。。。
身体やわらかいなぁ。前屈背中押してあげようかなぁ。
ざりざりした舌触ったら怒るかなぁ。。。












いやいや、それはもう邪魔の領域だ。

毛づくろいは体臭を消して狩りをしやすくするための大切な習慣なんだから邪魔しちゃだめだ。
たとえ、猫生で一度も狩りをしたことがなかったとしても、本能を忘れていないコトは立派なねこ科動物だ。
と自分を戒めたりしている。

ねこの毛づくろい中、人間は煩悩が絶えないのだ。
















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