ベトナム戦争時にその存在が明らかになったグリーン・ベレー = アメリカ陸軍特殊部隊。その呼称は、隊員がかぶるグリーンのベレー帽に由来する。
その男、マクガイバーは、グリーン・ベレーで爆発物処理を専門としていた。
除隊後、彼はフェニックス財団という実態のない団体の嘱託となる。その財団は CIA(アメリカ中央情報局) の隠れ蓑で、世界の紛争地に対し、軍を出動させられる状況にない場合にマクガイバーを民間人として単独で投入する。
この TV ドラマシリーズ『冒険野郎マクガイバー(1985～1992)』のストーリーは、そういう設定のもとに展開される。
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彼は紛争地に潜入するに当たり、一切の武器を携行しない、というコンセプトがアメリカの PTA に気に入られ、一家団欒で安心して観られる TV アクション・ドラマとして認知された。そのため、今もアメリカのどこかで、息長く再放送され続けているという。
ストーリーには、それほど凝ったものはない。しかし、テーマ曲は、とても良くできていて、この手のドラマのものとしてはめずらしく、ヒット・ランキングの上位にチャート・インした。曲の良さも、このドラマが名声を得るのに大きく貢献したと言える。
しばらく前までアメリカ版の DVD しか出回っていなかったが、今は日本語版もリリースされている。
放映終了後大分経つというのに、テーマ曲のメロディーが、なかなか頭を離れない。ということで、"MacGyver" については一度触れておきたいと思っていた。というわけで、今日のコラムとなった。
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MacGyver
FINIS
