キリスト教は悪魔教か?
巷には、やたらと馬鹿げた情報が溢れかえっているので注意喚起です。
外人の、結構なフォロワー数のあるテレグラムチャンネルで、嘘を流布しているからです。
サンタはサターン が代表的な例です。
「ハロウィンが悪魔崇拝」は大嘘である事をエレナ・ダナーンさんが注意しました。
「サンタクロースはサタンだ」と言うのも大嘘です。
それも言語力が無さ過ぎるからです。
アナグラムごっごが大好きな人がかなり居るらしく、日本人の「陰謀論者」それも多くのフォロワーを持つインフルエンサーが皆引っ掛かっています。
そもそもサンタ Santa はラテン語発祥で、Sancta=サンクタ です。
意味は「聖なる、神聖な」で、聖母マリア=Sancta Maria の様に使います。
サンタクロースが悪魔でキリスト教は悪魔崇拝説には無理があります。
大体英語しか話せない外人は、教養の無い人に多いのです。
私の外人の友人たちに、一か国語しか話せない人はいません。
特にヨーロッパのオペラ歌手は、英独仏伊は普通に話します。
NHKの英会話講師のアメリカ人の馬鹿さ加減には呆れた事があります。
彼曰く
「なんで日本人はリュックサックと言うんですか?あれはバックサックです。」
この一言で、何て無知なんだろう???と呆れました。こんな程度の者が、日本に来れば「講師」が出来るんですよ、バカにしているではありませんか。
リュックサックはドイツ語、アノラックはイタリア語、ヤッケはドイツ語。
日本には世界中からの外来語が集まっている事さえ知らないのが「英語が母国語」の人の中には多いです。
それと同じで、「英語だけが言語」だと信じている節のある外人が、バカげたアナグラムごっこを、恥ずかしくも無く、大々的に発信してしまうのです。
無知の極み、とはこの事です。
サンタクロースが悪魔だから悪魔崇拝だと言うなら、「サンタクロース」は果たして世界中のキリスト教徒が使っているでしょうか?
Ded Moroz =Дед Мороз ロシア語
聖ニコラスは、ギリシャの初期キリスト教徒でミラの司教であり、子供の守護聖人であるニコラスを元にしたヨーロッパの民間伝承の伝説上の人物である。
ドイツでは聖ニコラスで、愛称はニコです。そしてサンタクロースは
Der Weihnachtsmann デア・ヴァイナハツマン=クリスマスの男 と言います。
イタリア=Babbo Natale バッボ ナターレ、Padre Natale パードゥレ ナターレ 意味はクリスマスの父 バッボは英語だとdady、パードゥレはFatherに相当します。
Merry ChristmasはBuon Natale ブオン ナターレ と言います。
主に主要な言語でさえ、それぞれ違う名称を使っているのです。
これで「サンタはサターン説」が嘘っぱちであると分かると思います。
こんな事を知識階層に言ったら、鼻で笑われますよ!
第一、世界中の敬虔なクリスチャンが悪魔を信仰していると本気で思っているとしたら、頭がおかしいとしか言えません。
ハロウィンもクリスマスも、悪魔崇拝者が悪用している事が有っても、キリスト教そのものが、悪魔崇拝教ではありません。
それをやっているのが「バチカン」の様なカバールなのであって、まともな人間は、イエスが布教した「愛」を信じて、人には親切に、弱い人には助けを!と思っているのです。
聖ニコラス