西国三十三ヶ所観音霊場、第十六番札所は第十五番札所「今熊野観音寺」と同じく
京都市東山区にある『音羽山 清水寺(おとわやま きよみずでら)』です。
京都を代表する観光地のひとつでもあり、世界遺産に指定されている
超有名なお寺。なので詳しい説明は無しにして・・・写真をたっぷり。
トップの写真は清水寺の正門でもある「仁王門」。中に安置されている
仁王像は京都でも最大級といわれています。
「仁王門前の狛犬」
左右両方の狛犬の口がどちらも「阿形(あぎょう)」=開口した形になっています。
東大寺南大門にある狛犬をモデルにして造られたもので、同じように宇治市の
宇治神社にも「阿-阿」の狛犬があります。
「西門」と「三重塔」
西門(さいもん)は門というより拝殿風に前に向拝が突き出ています。
三重塔も桃山時代の様式美を今に伝えるもので、三重塔としては
日本最大級の高さ(31m)だそうです。
「鐘楼」
この鐘楼は柱が6本ある珍しいものです。ちなみに本堂手前の手水舎の柱は
2本しかありません。(^_^ゞ
「千体石仏群」
成就院参道の右手には、数多くの様々な石仏が置かれています。
明治の廃仏毀釈の際に捨てるに忍びないと、地蔵信仰の篤い京都市民から
ここに運び込まれたものだそうです。
「成就院(じょうじゅいん)」
清水寺本坊塔頭ですが、幕末には西郷隆盛をはじめとする勤皇の志士たちが
密談を交わした場所だったそうです。
大西良慶和上はここに約70年間住まわれていました。
“月の庭”と呼ばれる素晴らしい庭園があり国指定の名勝に指定されています。
「田村堂」(開山堂)
手前から「田村堂」「経堂」「三重塔」「西門」と
朱塗りの美しい伽藍が並んでいます。
「?」
「梟の手水鉢(ふくろうのちょうずばち)」の横に建っている手水舎?
門のようでありお堂のようでもあり、2本柱で建っています。
「轟橋(とどろきばし)」と「轟門(とどろきもん)」
轟橋は梟の手水鉢の横にある石橋ですが、下に水は流れていません。
この轟橋を渡れば轟門。三間一戸の八脚門で、ここを通って本堂へと向かいます。
切妻造り、本瓦葺で、妻や天井の構造は東大寺転害門を縮小して写しています。
轟門をくぐって回廊を抜けると本堂です。
内陣は厳かな感じ、ご本尊は内々陣の厨子の内に祀られている
清水型といわれる十一面四十二臂千手観音で秘仏とされています。
「出世大黒天像」
人気者のテカテカの大黒さんですが、室町時代の姿を再現したものだそうです。
「大日如来坐像」
陸前高田の流出松を使用して京都伝統工芸大学の学生さん達が作ったもので
今年5月1日に奉納されたものです。詳しくはコラム「清水寺よだん堂」に。
さて、何と言っても清水寺といえば、本堂から張り出した懸造りの「舞台」。
最長約12メートルの巨大な欅の柱を並べ釘を一本も使わずに組み上げた
木造建築です。現存の本堂は徳川家光の寄進により、寛永10年(1633年)に
再建されたものといわれており、舞台組みの状況は再建時のままだそうです。
よく見る清水の舞台の写真は、奥の院の参道や子安の塔の方から撮ったもの。
でも今は朝倉堂が工事中でイマイチ、奥の院も子安の塔も修復工事中でした。
「子安の塔」
「音羽の瀧(おとわのたき)」
清水寺の開創の起源であり、寺名の由来となったのがこの瀧です。
瀧といっても水道の蛇口から出るような水が3筋流れ落ちています。
3筋の水にはそれぞれご利益があり、「学業成就」「恋愛成就」「延命長寿」
といわれています。長~いひしゃくに受けて飲むことができますが、
その際注意しておくことがあります。
○3筋すべての水を飲むと受けたご利益が全てなくなってしまいます。
○ひしゃくで受けた水を、2口、3口で飲むとご利益が2分の1、3分の1に
なるといわれています。1口だけいただきましょう。
いずれも「よくばってはいけない」という戒めなのだそうです。
2012.5/20、清水寺にて。
納経所は地主神社の近くにありました。巡礼では各札所を参拝した証として、
納経帳などに、ご宝印(ご朱印)を押して戴き、墨で本尊を表す文字を
書き込んで戴きます。それと同時にお寺の絵が描かれた紙の札を頂きます。
これ参拝記念の「散華(さんげ)」といいます。寺院で法要をする際、
諸仏を供養するために花が撒かれます。元々は蓮弁をはじめとする生花が
使われましたが、いつのころか蓮の形をかたどった色紙が代用されるように
なったとのこと。だからこんな形をしているのですね。
ここでは、西国三十三所の散華が集められて展示されていました。
実は私の場合、今まで行ったところ全てが揃ってません。施福寺と三室戸寺の
分が欠落してます。諸事情により・・・
ここでもらえないか尋ねたところ、そりゃ駄目って・・・(^_^ゞ
○宗派:北法相宗(大本山) ○開基:延鎮上人
○御本尊:十一面千手千眼観世音菩薩 ○創建:宝亀9年(778)
御詠歌「松風や 音羽の滝の 清水を むすぶ心は 涼しかるらん」
京都市東山区にある『音羽山 清水寺(おとわやま きよみずでら)』です。
京都を代表する観光地のひとつでもあり、世界遺産に指定されている
超有名なお寺。なので詳しい説明は無しにして・・・写真をたっぷり。
トップの写真は清水寺の正門でもある「仁王門」。中に安置されている
仁王像は京都でも最大級といわれています。
「仁王門前の狛犬」
左右両方の狛犬の口がどちらも「阿形(あぎょう)」=開口した形になっています。
東大寺南大門にある狛犬をモデルにして造られたもので、同じように宇治市の
宇治神社にも「阿-阿」の狛犬があります。
「西門」と「三重塔」
西門(さいもん)は門というより拝殿風に前に向拝が突き出ています。
三重塔も桃山時代の様式美を今に伝えるもので、三重塔としては
日本最大級の高さ(31m)だそうです。
「鐘楼」
この鐘楼は柱が6本ある珍しいものです。ちなみに本堂手前の手水舎の柱は
2本しかありません。(^_^ゞ
「千体石仏群」
成就院参道の右手には、数多くの様々な石仏が置かれています。
明治の廃仏毀釈の際に捨てるに忍びないと、地蔵信仰の篤い京都市民から
ここに運び込まれたものだそうです。
「成就院(じょうじゅいん)」
清水寺本坊塔頭ですが、幕末には西郷隆盛をはじめとする勤皇の志士たちが
密談を交わした場所だったそうです。
大西良慶和上はここに約70年間住まわれていました。
“月の庭”と呼ばれる素晴らしい庭園があり国指定の名勝に指定されています。
「田村堂」(開山堂)
手前から「田村堂」「経堂」「三重塔」「西門」と
朱塗りの美しい伽藍が並んでいます。
「?」
「梟の手水鉢(ふくろうのちょうずばち)」の横に建っている手水舎?
門のようでありお堂のようでもあり、2本柱で建っています。
「轟橋(とどろきばし)」と「轟門(とどろきもん)」
轟橋は梟の手水鉢の横にある石橋ですが、下に水は流れていません。
この轟橋を渡れば轟門。三間一戸の八脚門で、ここを通って本堂へと向かいます。
切妻造り、本瓦葺で、妻や天井の構造は東大寺転害門を縮小して写しています。
轟門をくぐって回廊を抜けると本堂です。
内陣は厳かな感じ、ご本尊は内々陣の厨子の内に祀られている
清水型といわれる十一面四十二臂千手観音で秘仏とされています。
「出世大黒天像」
人気者のテカテカの大黒さんですが、室町時代の姿を再現したものだそうです。
「大日如来坐像」
陸前高田の流出松を使用して京都伝統工芸大学の学生さん達が作ったもので
今年5月1日に奉納されたものです。詳しくはコラム「清水寺よだん堂」に。
さて、何と言っても清水寺といえば、本堂から張り出した懸造りの「舞台」。
最長約12メートルの巨大な欅の柱を並べ釘を一本も使わずに組み上げた
木造建築です。現存の本堂は徳川家光の寄進により、寛永10年(1633年)に
再建されたものといわれており、舞台組みの状況は再建時のままだそうです。
よく見る清水の舞台の写真は、奥の院の参道や子安の塔の方から撮ったもの。
でも今は朝倉堂が工事中でイマイチ、奥の院も子安の塔も修復工事中でした。
「子安の塔」
「音羽の瀧(おとわのたき)」
清水寺の開創の起源であり、寺名の由来となったのがこの瀧です。
瀧といっても水道の蛇口から出るような水が3筋流れ落ちています。
3筋の水にはそれぞれご利益があり、「学業成就」「恋愛成就」「延命長寿」
といわれています。長~いひしゃくに受けて飲むことができますが、
その際注意しておくことがあります。
○3筋すべての水を飲むと受けたご利益が全てなくなってしまいます。
○ひしゃくで受けた水を、2口、3口で飲むとご利益が2分の1、3分の1に
なるといわれています。1口だけいただきましょう。
いずれも「よくばってはいけない」という戒めなのだそうです。
2012.5/20、清水寺にて。
納経所は地主神社の近くにありました。巡礼では各札所を参拝した証として、
納経帳などに、ご宝印(ご朱印)を押して戴き、墨で本尊を表す文字を
書き込んで戴きます。それと同時にお寺の絵が描かれた紙の札を頂きます。
これ参拝記念の「散華(さんげ)」といいます。寺院で法要をする際、
諸仏を供養するために花が撒かれます。元々は蓮弁をはじめとする生花が
使われましたが、いつのころか蓮の形をかたどった色紙が代用されるように
なったとのこと。だからこんな形をしているのですね。
ここでは、西国三十三所の散華が集められて展示されていました。
実は私の場合、今まで行ったところ全てが揃ってません。施福寺と三室戸寺の
分が欠落してます。諸事情により・・・
ここでもらえないか尋ねたところ、そりゃ駄目って・・・(^_^ゞ
○宗派:北法相宗(大本山) ○開基:延鎮上人
○御本尊:十一面千手千眼観世音菩薩 ○創建:宝亀9年(778)
御詠歌「松風や 音羽の滝の 清水を むすぶ心は 涼しかるらん」
いま、工事が多いから絵になりにくいでしょうね。
中学だったか高校だったかに来たとき、三筋全部しっかり味わっちゃってましたよ(笑)
どこかに注意書きとかありました?
何気なく見過ごしているんでしょうね。
手水舎の柱が2本ってどうやってささえてるんだろ???
あらためて自分の観察力の無さに嫌になります。
音羽の滝に”金運開運”ってのを作ってくれへんかな・・・
施福寺は辛いですね。もう一回登らなきゃ
三室戸寺は地元だから楽勝ですね。
でも、駐車料金+拝観料・・・・
あれ、三室戸寺は私も無かった気がする。
もしかして・・・・隠されていた?
落選しましたが、それだけ面白かったのでしょう。
ほんと工事だらけで・・・いつになったら揃うのかな?
これは聞き覚えがありました。ネットでも確認しましたけど。
ここの七不思議は十数ヶ所あるらしい、数合わへんけど。(^_^ゞ
手水鉢のところの2本柱、今度確かめて下さいな、確か柱だけは鉄筋コンクリートだったような・・・
金運開運、欲張ってはいけないって戒めがあるのに?
もう登るのヤだしねぃ!三室戸寺は請求しないと駄目なんだろうか?
清水寺にあったコレクションには三室戸寺もちゃんとありました。蓮の花が描いてある。
散華だけくれるやろか?納経料も取られそうやし・・・