ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

ヤマトの古代進む1

2013年05月17日 20時44分32秒 | ウォーキング

関西各地のウォーキング愛好家に
好きなコースを上げてくださいといえば、
ベスト10に必ず入るのが

「山辺の道(やまのべのみち)-『山の辺の道』とも表記する」

古事記にもうたわれたこの道は、
奈良盆地東南から
ずっと山沿いに南北に通る
全長約35kmの道で、
特に天理市の石上(いそのかみ)神宮から
大神神社を経て桜井市に至る
約16キロ部分の山麓をめぐる道が、
古代~中世にかけての遺跡が
数多く点在する道として高い人気を誇っています。



この「山辺の道」を歩くイベントが
O泉市主催で5月12日に開催されましたので、
申し込んで参加してきました。

出発はO泉市役所からで、
集合場所の駐車場に行ってみると
大勢の人でごった返していました。
参加者が多く、
なんと3台の大型バスに分乗して
出発という大盛況ぶりです。

出発式でO泉市の☆長さんが挨拶をしていたので、
隙を見てちゃっかりと
一緒に写真をパチリ。
ミーハーなdoironです。



しかしそれにしても固いよ、☆長!

電車で行けば時間も費用もかさむところ、
わずかな参加費で、
ウォーキングの出発地点まで
バスで送ってくれて、
到着地点までまた迎えに来てくれるとはありがたいことです。

こういうイベントの開催は、
ぜひとも広報を見落とさないように
しなければなるまいて。


さて、今回のスタート地点は
天理市の石上神宮。



電車なら近鉄天理駅を降りてから、
町なかをてくてく歩かねばならないところ、
出発地点の神社に直結でした。

休憩も入れて約1時間半で到着しました。

神宮で簡単に説明があって、
さっそくスタートです。

8時集合で、あいさつと説明があり、
バスに揺られて歩き始めたのが9時40分でした。



ここが、山の辺の道(以後「街道」と記します)の入り口です。
道標に沿ってスタートし
何となく神秘的な雰囲気の森の中を
大勢の参加者がぞろぞろと歩き始めます。



するとすぐに、歌碑や道標が次々現れてきますが、
集団行動のためじっくり見ているヒマはなく、
詳細は後で調べようと、
とりあえず精力的に写真撮影をしました。





神宮の森の終わる頃、
この花の鉢植えがたくさん置かれてました。



有機物を菌経由で得て生活する、
腐生植物の「ギンリョウソウ」です。
これまで、ブナ立て尾根や
八ヶ岳のふもとで多く見かけましたが
一般の人はあまり目にすることのない植物です。

その姿や生態から、
この街道のシンボル的な植物として栽培もされ、
「幽霊草」の名がつけられて、
多くの人に印象付けられています。

神宮の森を抜けると、のどかな柿畑の中を
口縄のように縫って歩きます。



きれいに整えられた柿の葉は、
あの柿の葉寿司に使われたりするんでしょうか。



さすがに人気の高いこの道には
親切丁寧に道標が設置されています。



おや?よく見ると道標に

「東海自然歩道」

の文字がありますね。

それは、東京都八王子市の「明治の森高尾国定公園」から
大阪府箕面市の「明治の森箕面国定公園」までの
11都府県約90市町村にまたがる
長さ1,697 kmの長距離自然歩道のことですね。

この歩道は1本道ではなく、
恵那コースなどいくらか分岐もしています。

この街道も、実はその多くが
「山の辺コース」と名付けられた分岐道と
重なっています。

東海自然歩道もいつかゆっくりと歩いてみたい
とも思っていたので、一石二鳥ですがな、と
思いつつ、写真撮影などで頻繁に立ち止まるため
置いて行かれないように、歩くときは早足となります。

なので、道標は東海自然歩道として設置されたものと、
このあと登場する街道沿いの自治体が設置したもの
及び趣味の団体などが設置した私的なものの3種類があるようです。

いずれにしても、
これらの道標を見ながら
街道をてくてくと南下していきます。

空は晴天、気温も適度に暖かく、
風も爽やかと絶好の季節。
鳥の声も青空の中を響き渡っていました。

ただこの時期は紫外線が強いことだけが、
女性陣には不満だったようですが・・・。

早春の大和路、記憶と記録を頼りに
今日から何回かに分けて紹介いたします。

次回に続きます。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿