金剛山道と書いて「こごせ道」は
今は広く整備され、南河内グリーンロード
といわれていたりします。
トライアスロンをやってた頃は、
よく自転車で高野山を目指しました。
紀見峠もトンネルではなく山道で越え、
国道371を良く走りましたねえ。
doironの場合はここから滝畑の方に
向かうので通らなかったのですが、
南河内方面のトライアスリートは
よくこのグリーンロードを
走っていたようです。
なのでこの道をもっと進んでいけば
金剛山ふもとの山道に出ていくんでしょうが、
今日は高野街道歩きですから
天見公民館のところからUターンして
街道の方に戻ってゆきましょう。
季節はもう秋。
そんな山の中の371号のバイパスを
しばらく歩きます。
そうして天見川を大豊橋で渡ったら
371号本線に戻ります。
この道もまあ、それなりに狭い歩道が
ついているので車に気を付けつつ
あるいていると、右手に少し小ぶりですが
七里の里程石が建っています。
「高野山女人堂江七里」。
この石碑を立てたのは
ほとんどが茱萸木村の
小左衛門と五兵衛氏で
ここもそうでした。
たてたのは1858年だ。
この里程石の所には昔は
一里塚があったそうだが、
いまはもうその遺構もありません。
ここからしばらくは国道を歩くのですが、
すぐに右にそれていく旧道が現れますので、
そこへ入ってゆきましょう。
この道でいいのかなあと思っていたら、
ありましたよ。
高野街道の小さな案内板が
道のすみっこに張られていました。
意識してよく見ておかないと
見過ごしてしまいます。
この案内板も「すみっコぐらし」ですねえ。
ああ、もう葛の花が咲いていますねえ。
秋の七草のひとつです。
でもなんかクズの花っていうと、
三葉のツル枝がジャンジャン伸びて
じゃまっけだし、電線に巻き付いて
漏電を巻き起こしたりする
もうぼろクズのような花
って思われがちですが、
根から「くず」をとる植物で
昔からあったもの。
名前は大和国吉野川上流の
国栖(くず)が産地であったことに
由来するものだそうです。
花は結構たくましい花ですね。
そういえば、昔こんな絵も描いたなあ。
この道は横に川が流れているからか
トンボも飛んでいます。
羽根の黒いトンボが多くいたのですが、
なかなか写真にとれません。
こんな感じのやつです。
それにしてもこの道は狭い山道で
街道の匂いのする道ですねえ。
しばらく歩いていると、
とても急傾斜の道になってきます。
これは昔は歩きにくかったやろなあ。
資料ではこの先で「馬こかし」という名の
休憩所があったようですが、
探したけどよくわかりませんでした。
道はやがてまた371号に合流します。
このあたりは歩道もついているので
歩きやすいです。
天見小学校が近いからでしょうねえ。
こんな看板をあげていました。
小規模特認校で市内どこからでも
通える小学校で、学校の中に
川が流れる自然たっぷりの学校だそうです。
まあ今はいろんな価値観がありますから、
利用しようという人もいるんですかねえ。
やがて道には歩道もなくなり、
歩きにくくなっていました。
でもなんかこの辺の景色は
見覚え有りますよ。
そうです。
岩脇山から下りてきたところですね。
そして左にある天見の駅は
ダイヤモンドトレースレースの
終点でしたね。
他のレースの帰りに、
うまく首藤さんを迎えに来たことが
あったなあ。
高野街道はこの後紀見峠に登ってゆくので、
今回はここで終了にしましょう。
持参してきたベ弁当を駅のベンチで
いただいて、帰宅していった
doironだったのでした。
高野山が歩きで近づいてきましたねえ。
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