絵の素材を選ぶとき、
意識するのは季節感かな。
冬にスイカの絵を描くのもどうか
ということもあるしね。
そしてもう一つ意識するのは話題性。
昨年くらいは野球の大谷君の
絵なんかはとても話題性が高かった。
二刀流のバットとグローブを持つ
カカシを描いたら、毎日新聞に
掲載してくれたなあ。
彼が赤い服を着て背番号17を
付けているというその絵は
ある意味歴史を物語っているよなあ。
そんな彼もまもなく
青いユニフォームを着て
活躍するようになるから、
またそんな絵も描かないとなあと
思っている。
今、その大谷君の関連で話題に
なっているのが、彼の飼っている犬だ。
この犬の絵を描こうかと思ったが、
なかなかその姿は難しい。
姿的にはさほど大きな話題には
なっていないということもある。
でもねえ、その犬の名前は
話題になっている。
名前はデコピンというらしい。
もともとデコピンとは、
相手のおでこに手を当てて、
中指でピンとはじく
あのからかいのような
技のことをいいます。
でもねえ、今初場所をやっている相撲でも
このデコピンという儀式があるらしいですよ。
若い力士が入門して初めて
丁髷を結ったときに、
報告した親方や兄弟子にデコピンを
くらわされるんだそうです。
そうしてその後に油代を頂戴する
という伝統があるそうです。
まあ力士のデコピンて
すごい威力なんやろなあ。
横綱にデコピンされたら、
まあ一般の人なら即入院でしょうねえ。
まあ、威力に違いはあれ、
仲のいい人にするふざけたしぐさなんで、
これを絵にしようかなと思ったのですが、
これもなかなか構図も想い付きません。
毎日ウロウロばっかりしてと、
ミセスにくらわされる
デコピンなあんてのも、
これは絵手紙にするには
あまりにも切実な感じがしてあきませんね。
とまあそんなことを考えているときに、
思い浮かんだのが「デコポン」という果物だ。
変な直観というか、馬鹿でしょう。
デコポンとは熊本県果実農業協同組合連合会
(JA熊本果実連)が所有する登録商標だ。
全国統一糖酸品質基準を持つ
日本で唯一の果物の登録商標でなのである。
形はもう知ってますよねえ。
おでこの部分が飛び出した独特の形だ。
なぜ、デコポンなのかというと、
「おでこの部分が飛び出した清見ポンカン」
からきているというらしい。
じゃ、なぜポンカンというのかとなると、
なんとまあこれはもう国際的な
色合いを持つ言葉なのだ。
なんとインドの地名である
「プーナ」からきており、
その柑橘系だから「ポンカン」なんだそうだ。
とても甘くて人気が高いそうだ。
その背後に深い光景を持つ
デコポンの絵を描いてみるかと、
またまた八百屋にはしり、
デコポンを買ってきたのだ。
芯の上に枝を付けて葉っぱを付けて
売られているのも多い。
葉っぱの形や葉脈までよく見て
描くことにした。
これも、にぎやかに3個描けばいいかな
って感じだ。
それがこれ。
色は淡い黄色なんだが、
すこし赤色も心持混ぜて、
甘さを強調するように描いてみた。
これにつける言葉は何にしようかな。
「デコピンじゃないよ、デコポンだよ」
って書けば大谷選手ともつながるのだが、
ちょっと思考が飛びすぎてるな。
またしばらく時間をかけて
言葉の方は検討しておくことにしましょう。
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