高校生や大学生の麻疹流行が大問題になって、麻しん風しんワクチン(MRワクチン)の2回接種が導入され、麻疹の流行は大幅に減少しました。
しかし今度は大人、それも男性の風疹流行が大きな問題になっています。
なぜ大人の男性か?というと、これ日本における風しんワクチンの歴史が関係してきます。
風疹自体は、性別にも年齢にも関係なく誰もが感染する可能性のある病気なのですが、別名が三日はしかと呼ばれるように、「比較的軽症に経過する子どもの病気」と考えられていました。
ただし、妊娠中の女性が罹ると、赤ちゃんが“先天性風疹症候群”と呼ばれる重篤な症状を呈するため、その予防に風しんワクチンを妊娠可能年齢に達する前の女性のみを対象とすることになりました。
しかし、この方式では風疹の流行が防げず、結果として先天性風疹症候群の予防にも不十分であることがわかり、1994年から性別を問わず学齢前の子ども全員に接種する方式に変更されました。
こうした理由から、ワクチンを受けておらず、かつ大流行もないため罹患もせずにすり抜けてきた、20~40代の男性に風疹が流行し、罹患した本人が苦しむことだけではなく、そこから周囲の妊婦への感染が起こって先天性風疹症候群の発生が増えるという悪循環を作りだしているのです。
風疹の診断は、医師でも(たとえ風疹を多数みている医師でも)難しいものです。
抗体検査等で風疹に罹患済みであることが確実な方以外は、是非予防接種を行ってください。(罹患者がワクチンを受けても大丈夫です)
風しんワクチン接種に年齢制限はありません。(1歳以上ならいつでもOKです)
料金は高くなりますが、麻しん風しん混合ワクチンの使用も可能です。(麻しんワクチンの接種回数が多くなっても大丈夫です)
子どものころに1回接種していても、可能ならば2回接種が望まれます。(ワクチンの免疫は時間とともに低下します)
お父さん(大人)の風疹ワクチンをお忘れなく!!
しかし今度は大人、それも男性の風疹流行が大きな問題になっています。
なぜ大人の男性か?というと、これ日本における風しんワクチンの歴史が関係してきます。
風疹自体は、性別にも年齢にも関係なく誰もが感染する可能性のある病気なのですが、別名が三日はしかと呼ばれるように、「比較的軽症に経過する子どもの病気」と考えられていました。
ただし、妊娠中の女性が罹ると、赤ちゃんが“先天性風疹症候群”と呼ばれる重篤な症状を呈するため、その予防に風しんワクチンを妊娠可能年齢に達する前の女性のみを対象とすることになりました。
しかし、この方式では風疹の流行が防げず、結果として先天性風疹症候群の予防にも不十分であることがわかり、1994年から性別を問わず学齢前の子ども全員に接種する方式に変更されました。
こうした理由から、ワクチンを受けておらず、かつ大流行もないため罹患もせずにすり抜けてきた、20~40代の男性に風疹が流行し、罹患した本人が苦しむことだけではなく、そこから周囲の妊婦への感染が起こって先天性風疹症候群の発生が増えるという悪循環を作りだしているのです。
風疹の診断は、医師でも(たとえ風疹を多数みている医師でも)難しいものです。
抗体検査等で風疹に罹患済みであることが確実な方以外は、是非予防接種を行ってください。(罹患者がワクチンを受けても大丈夫です)
風しんワクチン接種に年齢制限はありません。(1歳以上ならいつでもOKです)
料金は高くなりますが、麻しん風しん混合ワクチンの使用も可能です。(麻しんワクチンの接種回数が多くなっても大丈夫です)
子どものころに1回接種していても、可能ならば2回接種が望まれます。(ワクチンの免疫は時間とともに低下します)
お父さん(大人)の風疹ワクチンをお忘れなく!!