今さら背が伸びるわけないでしょう~。。。って思った方、実は本当なんですよ。
身長は立って計測しますから、猫背になったり、腰の反り返りが強すぎたり、体軸より頭が前に出ていたりすると、頭のてっぺんと足の裏までが一直線になりません。
いわば折れ曲がった線になっている訳ですから、これを真っ直ぐにしたら当然見た目には長くなりますよね。
そのためには正しい姿勢をとることが大切です。
とはいっても、単に「背筋を伸ばして胸を張って」では、お尻と胸を前に突き出す反り返りになりやすいので、正しい手順が必要です。
まずは、難しいことは考えずに普通に立ってみましょう。
その時に手のひらはどこにありますか??
1.大腿(ふともも)の前面(のやや外側)
2.大腿の側面(真横)
3.お尻の外側
判定は、3が一番良い姿勢で、2はまあまあ、そして1が要注意です。
では1の要注意の人の改善ポイントを考えてみましょう。
1.首を後ろにまげて天井を見る(上半身をそらせたり、腰を前に突き出したりしないこと)
・・・真上は見えず、やや前方の天井が見えているはずです
2.息を吸いながら思い切りお腹を凹まして、息を止める
・・・胸が上下に伸びて肩が少し上がる感じになり、真上に近いほうが見えるようになります
3.息を止めたままで、手のひらでお尻を包むようする(腕全体を体の真横よりやや背中側に)
・・・胸が広がり、ほぼ真上が見えるようになります。
4.頭だけ戻して、やや顎を引き気味にして前を見る
・・・少し背中が反ったような感じになっているはずです
5.腕を体の真横に戻す(手のひらは大腿=ふとももの外側を包む)
・・・上半身の反り返りが消えて、体が少しリラックスします
6.そのままの姿勢で、お腹を凹ませたままでゆっくり呼吸を繰り返す
・・・お腹を緩めると姿勢全体が緩むので、凹ませ続けたまま呼吸をすることがポイントです
この姿勢がきれいな立ち姿で、頭のてっぺんから足までほぼ一直線になります。
計測上の身長が伸びるだけではなく、首も伸びる形になっている(悪い姿勢では頭が前に出ている)ので、相対的に小顔に見えるようになりますよ。
次は、腰から上をそのままに保って椅子に座ってみましょう。
お尻を一番奥まで持って行っても、背もたれに寄り掛かる体勢にはならないはずで、これが正しい座り方です。
初めのうちは、この姿勢を保つこと、特にお腹を凹ませたまま呼吸することに違和感を感じるかもしれません。
無理をせず一回数分を一日数回程度から始めて、だんだんと時間を長くして慣らしていきましょう。
立ち姿や歩く姿勢がモデル風に格好よくなりますし、肩こりや腰痛などの悪い姿勢に伴う症状も出にくくなりますよ。
頑張って続けてみてくださいね~。\(^0^)/