どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「カリギュラ」

2019年07月13日 | 映画
前から存在は知っていて気になってた超大作歴史ポルノ映画「カリギュラ」のDVDを通常盤に数百円足したら4枚組が買えたのでインペリアル・エディションというので衝動買い。ブックレットを読んで制作過程での紆余曲折なんかを知ってから鑑賞。豪華なキャストと美術でお金をかけて作った壮大な演劇とヌードショーを見ているような映画でした。内容は案外現代の政治なんかの世界にも通じるような面も感じられて権力や官僚の策略とか人間のドロドロした欲が分かりやすくストレートに描かれてました。残酷描写もインパクトあります。ヌードもふんだんにありますがボカし処理も多いです。エロとグロが混在した長い尺の映画です。案外カリギュラは民衆には酷い事はせず身近な者に酷い事します。妹との純愛や狂気に落ちる過程とかちょっと切なさもあったりして良かった。
案外怠い展開の割にはあっという間に見れたような気もします。
特典ディスクで撮影風景とか未公開シーンとかをいくつか見たが今じゃ作れないようなスケールの大きい映画作りをしてました。正直、話はそんなに面白くは無いけど色々と興味深い面もある見世物映画に仕上がっていたと思います。




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