どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「死体を売る男」

2024年11月19日 | 映画
DVDでRKOホラー映画「死体を売る男」を鑑賞。ロバート・ワイズ監督作品。医師に解剖用の死体を手配して売る男を「フランケンシュタイン」の怪物役で有名なボリス・カーロフが演じています。背の高い眼力ある存在感が異様な雰囲気を出してました。墓場から死体を掘り起こして手配していたようですが直接的な描写はありません。しまいには生きてる人を殺して手配するという行動に出るのですがここも直接的に見せるのでなく闇に消えた歌声が突然消えるという印象に残る描写で見せています。この場面がとても良かったです。ドラキュラ役で有名なベラ・ルゴシも出演していて彼も殺されてしまいます。
興味深く面白くは見れたけれど物語展開はある程度は予想通りといった印象で特別大きな驚きみたいなものまでは感じられなかったかな。






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「私を助けて/吹雪が恐怖を運んでくる・人妻監禁事件」

2024年11月18日 | 映画
1972年の映画「私を助けて/吹雪が恐怖を運んでくる・人妻監禁事件」を日本語吹替版にて大画面で鑑賞。全体的にTV映画かな?と思えるような感じもあり展開が焦ったくもありましたが実に嫌〜な緊張感と不安感のある先が読めそうで読めないサスペンス・ホラー映画でした。気が付いたら監禁されちゃって出れないというシチュエーションの妊婦さんが出産までしちゃって、どうなる?どうする?何かヤバいのは分かるけど一体どういう事なんだ?と面白く見れました。
途中睡魔にも襲われた所もあって謎の人間関係というか家族構成をしっかり理解出来なかった部分もありました。
殆ど部屋の中だけで展開しますが主演女優パティ・デュークの表情芝居も見応えあって惹きつけられました。役者陣は皆個性的でそれぞれ存在感を発揮されてました。
日本劇場未公開だけど過去にテレビ放送されてた地味に恐ろしい映画でした。




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「多羅尾伴内」

2024年11月18日 | 映画
面白いと噂に聞いていた結構昔の映画「多羅尾伴内」を大画面にて初鑑賞。和製の刑事コロンボ的な探偵もの風に始まりましたが段々と無茶苦茶な展開を見せてくれて、もう何が何だか変テコな内容の凄い結末を迎えるという映画でした。面白かったけど某自主映画で今作を真似したような内容の映画を何本も見ていたので衝撃っていうものは感じられず、あぁあの自主映画の元ネタはコレだったのね!という確認作業のようでもありました。
昭和な風景や役者陣の魅力に当時人気だった歌手の歌唱場面があったりカーチェイスがあったりホラーばりな流血場面があったりサービス精神に富んだ何でもありな娯楽作品でした。名前は知らないけど女優さんが綺麗な人達ばかりでしたね。







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「怪談昇り竜」

2024年11月17日 | 映画
DVDで映画「怪談昇り竜」を鑑賞。石井輝男監督の梶芽衣子主演の任侠チャンバラ化け猫怪談風味の娯楽作でした。何気に古い映画だけど沢山血も出たりドギツい描写もあったりします。タランティーノ監督の「キル・ビル」にかなりの影響を与えているだろう面が多々ありました。実は石井輝男監督作も梶芽衣子主演作もちゃんと見るのは初なんじゃないかな。独特の昭和なお化け屋敷のようないかがわしさがあり主演の梶芽衣子の眼力ある芝居に佇まいが格好良くて見応えありました。しっかり勧善懲悪で何かスッキリ出来るものがありました。他の主演作も見てみたくなりました。






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「エイリアン ロムルス」

2024年11月17日 | 映画
YouTubeで日本語字幕は無いけど「エイリアン ロムルス」が全編見れるようになっていて劇場で見たけど忘れてる所も多くて何となく見始めたら結局最後までズルズルと見ちゃいました。色々と新しいけど古いというか旧作の要素が色濃く出た映画でした。印象に残っていた場面もありましたが案外そこら辺は短かかったですね。結構都合良くスピーディーに展開する映画です。小難しさ抜きのエンタメ映画として楽しく見れる仕上がりだと思います。






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「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」

2024年11月14日 | 映画
先日見て面白かった映画の続編「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」を5.1ch 大画面にて鑑賞。今作は80年代が舞台となっておりより身近に感じられもする内容でした。
今作の監督の実体験を元にしているようでした。ビデオカメラが普及し始めた頃で映画監督を目指す若者がチャンスを貰うが色々と苦戦して葛藤する物語と映画館運営とか映画館のバイトとか何か自分の学生時代をちょっと思い出したりもしつつ共感出来る楽しさとしんどさが伝わりました。話を引っ張る若松孝二監督の存在感は凄くて熱くも面倒見の良い独特の憎めなさがあって話し方とか役者の演じていたような感じだったんですかね?前作に引き続き良い芝居っぷりでした。
知人が2人出てるとの事だったので注意して見てましたが1人はカメラマン助手役で出てるのを確認出来ました。
ちょっと一般的では無いけれど、しっかり青春映画だとも感じました。
エンドクレジットで元になった実際の昔の映像が今作でも見れます。前作の脚本と今作の脚本と監督の井上淳一という方を後で調べてみたら昔仕事で関わった事ある方でした。




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「びんばりハイスクール」

2024年11月13日 | 映画
1990年の映画「びんばりハイスクール」を大画面にて鑑賞。若松孝二が制作で鈴木則文監督の遺作との事。何の気無しに見始めたのですがクレジットで僕の自主映画にも出て貰った女優さんの名前を発見!どんな役で出るのだろう?と思ってたら派手な登場の仕方で出てきてその後も目立つ存在で台詞も沢山で大活躍でした。そして若い!声は変わらずな印象。とても楽しい映画に仕上がっていました。当時人気でテレビに出ていた懐かしい顔ぶれも沢山出ていて女子プロレスのキューティー鈴木も登場します。元は漫画が原作のようでスケバン喧嘩アクション・コメディという感じです。良い意味でユルい深い事考えずに単純に楽しめる娯楽作!




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「燃える昆虫軍団」

2024年11月13日 | 映画
ウィリアム・キャッスルが制作と脚本で監督が「ジョーズ2」のヤノット・シュワルツの映画「燃える昆虫軍団」をDVDで大画面にて初鑑賞。燃える昆虫が人を襲うB級な内容のもので実際に起こったら何気に恐ろしいとも思えるのですが映画はなんか間延びしていて主人公の行動もよく分からずで何度も睡魔に襲われては巻き戻しして続きを見る感じでの鑑賞でした。音楽と一部の効果音は大きいけど通常の台詞のやりとりとか静かで盛り上がらない怠いものがありました。中盤の部屋の中での1人芝居が続く所は早く終わらないかなぁという気分にもなったな。最後の沢山昆虫が飛んで襲ってくる場面は「殺人魚フライング・キラー」を彷彿させるアナログな仕掛けの楽しさはあって良かったけどね。大掛かりなセットの破壊や火災場面なんかも悪く無かったけど全体的にはやっぱりイマイチだった印象の映画でした。
沢山の外国のゴツいゴキブリが出てきます。







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「トレインスポッティング」

2024年11月13日 | 映画
DVDを整理してたら映画「トレインスポッティング」が出てきて凄く久しぶりに再生してルー・リードのパーフェクト・デイの曲流れる場面あったよなぁとながら見し始める。
渋谷の劇場に公開時に観に行った記憶があり登場人物と年齢的にも近い時期に見れたなぁと思い出すが内容より音楽といくつかの印象的な場面の断片しか覚えて無かったのでした。見始めたら何かズルズルと結局最後まで見ちゃいました。ユアン・マクレガーが若い!そしてそのヤンチャな笑顔が印象的です。ルー・リードの曲は結構後半でした。イギー・ポップの曲が沢山流れます。
物語はジャンキーの仲間達の愉快で最低な日常を描いたもので個人的にはタバコに置き替えると理解出来るような内容でした。
だけど特別感情移入出来るでもなくオシャレにジャンキーを楽しく描いているのが何かどうなの?って感じもしちゃう映画でしたね。
音楽は当時流行って色々な場所で流れてたし映画もヒットしてました。
随分と間が空いて続編も作られましたね。
続編も今作を殆ど忘れた状態で見たのですが今やどんな話だったか殆ど忘れちゃってます。まぁ普通に面白くは見れた気はしますが…。
今作で何か憎めなくて好きだったキャラクターはスパッドって奴でした。






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「止められるか、俺たちを」

2024年11月12日 | 映画
前から気になってた映画「止められるか、俺たちを」を5.1ch 大画面にて鑑賞。今年パート2が公開されて関係者から是非見てね!と言われていたのだが前作見てないので前作見てから…と思ってたら上映終わっちゃったのでした。名前は有名な若松孝二監督の伝記映画というか助監督の女性をメインにした独立系映画制作の活動の様子を描いた作品でした。1969年から70年代前半が舞台となってますが低予算のせいか小道具やら街や服等が結構現代風だったのは気になったりもしましたが内容が面白かったので段々と気にならなくも見れました。テンポ良くライト感覚で楽しく可笑しく見れましたが最後は暗い展開もありました。良かったのはグダグダと飲んだり喋ったりしてる何でも無い日常みたいなのが何かリアルに感じられる瞬間があって学生時代に映画作ってた頃や自主映画撮って打ち上げで飲んだりしてた時間や光景を思い出すものがありました。当時の政治的背景や文化についてはリアル世代では無いのでピンと来ない所はありましたが知らないゆえの興味深さもありました。若松孝二監督の作品もちゃんとは見た事無かったんですがスチル写真とかはいくつか記憶に残っていたものもありました。
役者陣が何気にちょいちょい豪華で主演の門脇麦さんがとても良かった。いつも幸薄い感じの役が多い印象ですが今作では時折見せる笑顔なんかも素敵でユーモラスな面が良かったのですが最終的にはいつもな幸薄い暗い役柄となってました。そういう役が上手いんだけどちょっと重い気分になってしまいました。でも全体的には面白く見れた映画でした。
続編のパート2は80年代が舞台との事でリアルに知ってる時代だしどんな内容かは詳しくは知らないけど見るのが楽しみです。






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「歓びの毒牙」

2024年11月11日 | 映画
ダリオ・アルジェント監督の処女作「歓びの毒牙」をレンタルDVDにて大画面にて久しぶりに鑑賞。HDリマスター版のDVDが届くのだと思ってましたが旧版のものだったのは残念。だけど映像よりも物語展開や脚本が面白い映画だから画質悪くても物語に集中して入ってゆけて再度面白く見れました。犯人は誰か等は既に知っているのですが何でそうなったのか?とか怪しげな他の人物やらエピソードなんかも忘れていたのもあり、どうなる?と面白く興味深く見れました。
エンニオ・モリコーネによる音楽がとても良くて緊張感を盛り上げていました。そして印象に残る優しいメロディもあります。
現在4Kリマスター版が劇場で公開されています。初期の動物三部作の特集上映ですね。三部作の中では今作が個人的には1番好きかな。






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「エンター・ザ・ボイド」

2024年11月11日 | 映画
ギャスパー・ノエ監督の見たかった映画「エンター・ザ・ボイド」をレンタルDVDにて5.1ch 大画面にて鑑賞。ドラッギーな映像表現も刺激的で面白かったが内容も思ってた以上に深く興味深いもので良かったです。好きな映画「アレックス」にも通じる過酷だけど生と死と救いのようなものも感じれました。
日本の新宿が舞台となってて10年程前のちょっと懐かしい風景なんかも見れました。
セックスとドラッグと輪廻転生の物語。







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「ミートボールマシン」

2024年11月10日 | 映画
山本監督の1999年の自主制作8mm映画「ミートボールマシン」の公開25周年イベントにて新たにフィルムスキャンされたバージョンの初公開版を鑑賞。フィルムの粒子感もくっきりの綺麗な状態で見れました。
なんと初公開版はタイトルがスペルミスでMEATBALLがMEATBOWLになっていたのでした。初めて見たのはリメイク版のDVDに収録されてた特典映像に入っていた短縮版で何かコッチの方が個人的に興味あるぞ!全長版も見たいぞ!となって後に画質酷いメーカーから出たDVDでようやく見れたのでした。
そこの特典映像に収録されてた「リンガマニア」という作品の方が気に入ったりしたのですが「ミートボールマシン」もパワー溢れる勢いというか情熱に熱量を感じるものがあり凄いなぁと思ったものです。
久しぶりに本編を見直せて忘れてた部分も多かったですが印象に残っていた場面にも再度新鮮に出会えた。小さな女の子の場面とか造形とか。友人の紹介で監督とも知り合えて後のホラー作品やコメディ作品も色々と見ましたが脚本の面白さやアナログに拘った特殊メイクやらホラー愛感じる何か楽しさと異形の切なさと娯楽性があるのが特長のように感じ好きな部分でした。
今回の上映会には海外のファンの方等も大勢来ていて自主映画の8mm映画が今でもこんなに愛されているというのが凄いし羨ましくも感じましたよ。
ここでは書かないけど作品に対する複雑な想いなんかも知れてトークショーも興味深かったです。
出演者の方も来ていて後でDVDにサインもしてもらいました。








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「スカーレット・ディーバ」

2024年11月10日 | 映画
アーシア・アルジェント監督・主演の映画「スカーレット・ディーバ」をレンタルDVDで鑑賞。自暴自棄で自由気儘な生き方をした映画スターの女性を描いた内容で業界の暗部なんかも赤裸々に描かれています。全部では無いだろうが自伝的な部分もあると思います。ビデオ撮りしたようなスケッチしたような撮り方としっかりフィルムで撮ってるような映像とがミュージックビデオのような編集で描かれていて「サスペリア」みたいな色彩の場面とかもありホラーじゃないけどホラー的な悪夢のような雰囲気もありました。
若さと熱意感じる映画でした。






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「イマジナリー」

2024年11月09日 | 映画
レイトショーで映画「イマジナリー」を鑑賞。ブラムハウス制作のホラー映画で「ミーガン」のテディベア版というか「チャイルド・プレイ」みたいな感じのものかな?ぐらいの認識で内容あまり知らずに見たのですが「ポルターガイスト」と「エルム街の悪夢」を足したような内容の映画でした。後半は予想外の展開だったのもありなかなか面白く見れました。
ホラーというよりダークなファンタジー映画というか家族愛が描かれた作品でしたね。役者陣は知らない方々でしたが皆良かったです。テディベアの名前はチョンシーでした。






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