日本の危機とは何か?
北朝鮮のミサイルや中国の覇権主義は脅威としてわかりやすい。
不気味な隣人は間違いなく脅威であろう。
しかし、
もっと根深く深刻な脅威は目に見えない。
カエルが気付かぬうちに茹で上がるように、
少しずつ蝕んでいき、
気付いたときには手遅れとなる。
1、財政
日本は他国から借金していないから問題ないという主張がまかり通っているが、
今国債の引受け手は日銀であり、
日銀が円を節操なく刷っている。
円の価値は30年間下がり続けている。
やがてはハイパーインフレを招き、
円が紙くずになるのであろう。
2、価値を創造しない借金
莫大な借金が将来の投資であれば意味はある。
戦後から相変わらず、道路、鉄道、ダム、箱物・・・に注ぎ込まれ、
教育、研究予算は絞られる。
日本の研究機関や企業の開発力の存在感はアジアの中でも低下していく。
3、脆弱な社会基盤
4つのプレートの境目に位置する日本の安全は極めて脆弱である。
近い将来に予測できるだけでも南海トラフ巨大地震、関東大震災、富士山噴火が待ち構えている。
その一つだけでも日本の心臓部は破壊される。
しかしながら、災害対策が目玉にならない一方で
湾岸部でオリンピックや万博が開催され、IR等新たな開発が促進される。
水道、ガス、高架道路等の戦後高度成長期に構築された社会インフラの
メンテナンスや刷新には予算が回らない。
4、高齢者優遇社会
最大かつ致命的な危機は少子化である。
生産人口が減り続ければ、
国は存続できない。
何ら価値を産まない1000万円の借金を背負わされて生まれてくる子どもたち。
その子どもたちが減り続けているにもかかわらず、
高齢者ファーストの運営が続く。
若もの世代の貧困化が進む。
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