平成18年1月17日(火)
「グチさんの鳥見行」とは橋口範安さんの自費出版の本です。2003(平成15)年に出版されました。グチさんとは小学時代に同級生が付けたニックネームで、今も続いているのだそうです。鳥見歴二十年を超える大ベテランです。2年ほど前、近くの蔵満海岸で鳥を眺めていた時、橋口さんとばったり会って、この本を戴きました。
鳥見行の行動範囲の広さ、鳥への愛着、愛用のニコンと800ミリの望遠レンズを通した画像の迫力はさすがです。あくまでアナログのフィルム写真にこだわるのも橋口さんらしいし、169ページに及ぶ内容の深さ、豊かさに圧倒されました。モノクロながら、いやモノクロだからこそ、このページのサシバ(写真左)やチュウヒのショットは見事です。
私の38年ばかりの勤務の最後の年でした。2階の執務室の窓際の大きなモチノキにシロハラが実を食べに来ていたのを見かけました。珍しく雪の降る朝でした。シロハラは無心に赤い実を啄んでは、時折ひょいと小首をかしげながらこちらを向き、またエサに向かっていました。
私はその時、ああ、こんな光景の美しさにも気づかずに、今まで、脇目もふらず、何をあくせく働いてきたのだろうと言う強い衝撃を覚えました。
私の鳥見への出発点でした。橋口さんについては以前から少しは知ってはいましたが、鳥を通して以前よりは知り合いになれて、色々教わることの多い日々です。手紙の度毎に、自らが撮影した色々な鳥の写真を送ってもらっています。ありがたいことです。
その橋口さんから戴いたこのサバタヒタキの写真は額に入れて大切に飾っています。
「グチさんの鳥見行」とは橋口範安さんの自費出版の本です。2003(平成15)年に出版されました。グチさんとは小学時代に同級生が付けたニックネームで、今も続いているのだそうです。鳥見歴二十年を超える大ベテランです。2年ほど前、近くの蔵満海岸で鳥を眺めていた時、橋口さんとばったり会って、この本を戴きました。
鳥見行の行動範囲の広さ、鳥への愛着、愛用のニコンと800ミリの望遠レンズを通した画像の迫力はさすがです。あくまでアナログのフィルム写真にこだわるのも橋口さんらしいし、169ページに及ぶ内容の深さ、豊かさに圧倒されました。モノクロながら、いやモノクロだからこそ、このページのサシバ(写真左)やチュウヒのショットは見事です。
私の38年ばかりの勤務の最後の年でした。2階の執務室の窓際の大きなモチノキにシロハラが実を食べに来ていたのを見かけました。珍しく雪の降る朝でした。シロハラは無心に赤い実を啄んでは、時折ひょいと小首をかしげながらこちらを向き、またエサに向かっていました。
私はその時、ああ、こんな光景の美しさにも気づかずに、今まで、脇目もふらず、何をあくせく働いてきたのだろうと言う強い衝撃を覚えました。
私の鳥見への出発点でした。橋口さんについては以前から少しは知ってはいましたが、鳥を通して以前よりは知り合いになれて、色々教わることの多い日々です。手紙の度毎に、自らが撮影した色々な鳥の写真を送ってもらっています。ありがたいことです。
その橋口さんから戴いたこのサバタヒタキの写真は額に入れて大切に飾っています。