どんぎょんダイアリー

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Im Tae Kyung&Kim Dong Wan

[レビュー]原作・ミュージカル魅力生かせなかった '風と共に去りぬ'・・・

2015-01-10 | イム・テギョン
8日プレビュー公演、そして9日に開幕した、ミュージカル
'바람과 함께 사라지다(風と共に去りぬ)'のレビュー記事です。

かなり手厳しいレビュー記事だと思います・・・


テギョンさんの初日は11日(日)なのでまだ公演されてないけど、
テギョンさんの歌の魅力、演技の魅力が全て発揮できるような舞台に
なるように応援してます~


原作本、映画がこれだけ浸透、認知されてるだけに、見る人たちの
期待度も否応なしに高まると思います。

忠実に再現するというのはジャンルが違うし制約があると思うので
無理だと思うけどなあというのは私個人の意見ですが・・・


昨日のカーテンコール映像をリンクします。
パク・ソングォンさんの歌がやっぱり凄い~


20150109 바람과함께 사라지다 주진모 바다 마이클리 김보경 정영주 박송권 김덕환 백주희 HY


プレビュー公演の写真や映像もUPされてるので、今回はカーテン
コールの撮影はOKなのかなあ~



※コメント欄、外してます。。。






[レビュー]原作・ミュージカル魅力生かせなかった'바람과 함께 사라지다(風と共に去りぬ)'





9日開幕したミュージカル'바람과 함께 사라지다(風と共に去りぬ)'は、アメリカ小説家マーガレット・ミッチェルの小説とヴィヴィアン・リー、クラー
ク・ゲーブル主演の同名映画(1939)を基盤としたフランスライセンス作品だ。これらとジャンルが違う既存魅力をそっくり見せる必要がない。だが、
原作の魅力だけでなく、ミュージカルだけの長所も見せることができなかった。

ミュージカルに対する期待値は大きく三つだ。まずアメリカ的な話をどのようにフランス的に解いたか。リンカーン大統領の奴隷解放政策を囲んで
広がったアメリカ南北戦争が主な背景だ。話の骨組みはそのまま持っていくものの、形式はフランス的に解いた。

'ノートルダム・ド・パリ'のようにフランスミュージカルは歌う俳優とダンサーが分離したのが主な特徴だ。登場人物、または劇の感情を代わりに
踊りで表現する舞踊家がいる。現代舞踊だけでなくピンポイントまで引いてきた'바람과 함께 사라지다(風と共に去りぬ)'はこのような特徴を効果的に
使用できない。話の不在のせいだ。映画のランニングタイムが4時間である反面、ミュージカルは2時間30分(インターミッション20分含む)だ。圧縮が
激しいと見ると省略が多くなった。脈絡が切れる。


'レット・バトラー'が'スカーレット・オハラ'をなぜそんなに愛するのか、映画や小説を見ることが出来なかった人は理解し難い。二人の愛を浮び上が
らせる'アシュレー・ウィルクス'と'メラニー・ハミルトン'の比重は微小だ。これに伴い数回繰り返されるキスシーンは戦慄がなくて、スカーレットの最後の
セリフ"明日は明日の太陽が浮かび上がる"等の名セリフは虚空を飛ばすだけだ。バトラーがスカーレットの腰を折ってキスする姿など映画の中の
名場面が重なる部分は必ずしなければならないという強迫観念のように感じられる。

これに伴い、二番目の期待値であったスカーレットの成長談もうやむやになった。あの優れた趣に住んで戦争などの逆境を踏んで次第に積極的な
女性に変わっていく彼女の姿が描かれない。ただ片思いするアシュレーだけ眺める女性に描かれる。アシュレーが死んでいく妻メラニーのそばで胸が
痛がる姿を見て自身の愛が覆ったことを悟る過程はとても急だ。

また彼女がなぜ以前に栄誉と富を享受する時生きてきた農場'タラ'に執着するのかも可能性が不足する。積極的なイメージが強いミュージカル俳優
パダ(チェ・ソンヒ)がスカーレットを演技しても手に余る。この過程で自然に伝えられた平等(奴隷解放)等、原作のメッセージがやはり揮発される。

最後の期待値であった広大な舞台。スカーレットが空に沸き上がる時彼女を支えた'ステージ フライング ロボット'などが印象的だったが、すでに豪華な
舞台で目の高さが高まった国内観客の期待値を満たすことは大変だ。





バトラー役チュ・ジンモの技量はやはり残念だ。デビュー15年ぶりで初ミュージカル作品'바람과 함께 사라지다(風と共に去りぬ)'を選んだ彼は、
イメージ上最高のバトラーであった。線太い容貌と悪い男の雰囲気を漂うが、中は純情派であるバトラーは今まで作品で積み重ねたチュ・ジンモの
イメージと合致した。デビュー作だと期待値を低くしたのに'中で受け入れられる'発声と音程が少しずつずれる歌実力は劇の中心軸では不足した。

音響もやはり大きい短所だった。大多数のフランスミュージカルはライブオーケストラレーションの代わりに伴奏音楽(MR)を使う。強烈で豊富なサウ
ンドの水準を維持するという名目だ。'바람과 함께 사라지다(風と共に去りぬ)'ではこのMRのサウンドが俳優たちのセリフと歌を圧倒する。いくつ
かの俳優の不安な音程とかみ合わさって耳を痛くする。

すでに一部では昨年初演当時酷評を受けたフランスライセンスミュージカル'태양왕(太陽王)'に比べる意見が出てきている。期待が大きかっただけに
多くの短所が先に見えるためだ。瞬間瞬間の安定した隙間もある。ミュージカル'ミスサイゴン'の悲運のカップルであるマイケル・リーとキム・ボギョンが
その中の一つだ。アシュレーとメラニー役で再び悲しい縁を結んだ彼らは出演分量は多くないが歌唱する時だけは存在感が明確だ。休まず動いて
苦労が感じられるアンサンブルとこれを導く奴隷長パク・ソングォンは劇の活力を吹き込む。今回がアジア初演だ。公演のオープニングとエンディング
には映画主題曲である'タラのテーマ(Tara's Theme)'を挿入した。


以下、省略


@뉴시스