毎年、この時期にお願いしている庭の剪定をいつもの方々に行っていただいた。ただ、リーダー格の方が高齢のため、退かれたので、いつも楽しみにしているその方が中心となった世間の総花的な会話は少なかった。それにしても朝7時から、夕方5時まで、紫外線の強い中、実に熱心に作業を続けられるシニアの方々に驚きと感謝を申し上げたい。「今年は、毛虫の発生が大量で、しかも、この時期になってもまだいる。蜂の威嚇も凄い。気象の変化がこのような状態を生み出している。」とのこと、仕事がら、自然・天候に対して殊の外敏感な方々の言葉には成程と思う。今回は、ウバメガシの垣根の高さを低くしていただいたのだが、「これで、家や庭(ああそうかそれで家庭というのか)、そして、人々の心や気持ちの見方も変わってきますよ。どうぞ、新たな雰囲気をお楽しみください。」庭師ではないが、芸術品を作り出すシニアの言葉に魅了された。まさに、人生とは、生きる楽しみを創りださなければならないと思ったのである。