ずっと前から気になっていた、地元西荻の「りげんどう」でランチ。
子供のころは、みんなこういう建物でした。
古民家をリノベーションしたのだそうです。
「営業中」の札が見えたので、裏側からも入れるのかと思ったら、やっぱり正面からしか入れないことがわかり、ぐるりと回って正面へ。
門構えもなつかしい雰囲気。
りげんどうは「Re:gendo」と書くのですね。
島根の会社がプロデュースしているお店のようです。
この木の掲示板みたいなのもなつかしい。
お店の前に自転車は止められないので注意
ショップカードが置かれた木製のテーブルの演出もいい感じ。
お昼ごはんは「むすび膳」と「にぎり野菜寿司膳」の二種類。
学校みたいな椅子が、これまた懐かしい雰囲気。
久しぶりに見る、竿縁天井と欄間のガラスが逆に新鮮。
やわらかい電球の光と外から差し込む自然の光が目に優しいです。
かわいらしい湯のみでお茶が出てきました。
「にぎり野菜寿司膳」
にぎり野菜とはこういう意味だったのですね
ミニサイズの握りずしのネタが、魚ではなく野菜で、カラフルでかわいい
この日の野菜寿司は、新生姜の甘辛醤油、パプリカ+薬膳カレー、イチジク+酢味噌、コリンキー甘酢漬け、オクラおかか。
一つ一つが個性的。
雑穀のご飯もおいしかった
おかずは、
万願寺ししとうとジャコの和え物
青唐辛子の塩唐辛子漬けのジュレがかかったトマト
入り豆腐
もろみ味噌と豆腐
自家製ぬか漬け
ナスと油揚げのおみそ汁
でした。
友達は「おむすび膳」
手前のサラダのように見えるのは豚しゃぶです。
最近、葉っぱの下に主役を隠す盛り付けが流行っているようです。
実は、ずっと前から気になっていたのに、なかなか行かなかった理由は、いつもお店の情報交換をしている人たちの感想が、みんな一様に「古民家を利用したお店の雰囲気はいいけれどお料理の味は普通」だったせい。
味が「普通」と言われれば「普通」なのかもしれませんが、特に「にぎり野菜寿司膳」は、一つ一つ手間をかけて丁寧に作られていて、それぞれに味付けが工夫されていて、見た目も美しくてお見事。
昔懐かしい木造住宅でノスタルジックに、お母さんが作ってくれたみたいな「普通」のごはんが食べられるのは幸せなことです。
京都旅行に行った時にランチを食べた「卯sagiの一歩(うさぎのいっぽ)」を思い出しました。