これらのソフトは、尋常じゃない量のレジストリのエラーを検出したと表示して驚かせ、完全に解消したければ有償版を買うように奨めてきます。起動するたびに、でたらめのエラー数を表示して不安を煽ります。
お預かりしたパソコンの作業を行っていたら「PCTools REGISTRY Mechanic」というレジストリ修復ソフトに遭遇しましたので、記録に残しておきます。
お客様のご自宅で、パソコンの調子を確認していた時は、「REGISTRY Machanic」は起動していなかったのですが・・・たいてい今までの詐欺ソフトは、起動して暫くすると勝手に起動してエラーチェック表示が始まったのですが・・・ちょっと様子が違うようです。
事務所で、いろいろチェックを行っていると・・・20分くらい?して突然「REGISTRY Machanic」という画面が表示されて、レジストリのチェックが始まりました。
みるみるうちに検出されたエラー数が増えていきます。
数分待っていると・・・
2194レジストリエラーが見つかりましたと表示されました。
「×」で画面を閉じることはできました。
まずmsconfigコマンドで「システム構成ユーティリティ」の「スタートアップ項目」を確認してみましたが、それらしい項目の登録は確認できませんでした。今までのこの手のソフトはスタートアップ項目に登録されていることが多いのですが・・・
では、「アクセサリ」-「システムツール」-「タスク」でタスクスケジューラを確認してみると・・・
すると「RMSchedule」と「RMSmartUpdate]という怪しいタスクスケジュールがありました。
「RMSchedule」は毎日19:00に起動するようになっていました。
「RMSchedule」のプロパティを確認してみると
間違いありません。
この2つのタスクスケジュールを削除して、今度は「プログラムの追加と削除」で「REGISTRY Machanic」をアンインストールしました。
すんなりと削除できました。「ProgramFiles」の「Registry Mechanic」のフォルダーも削除されていました。
あとは、レジストリエディターで残骸を削除して完了です。
この手のソフトは、ネットからソフトをインストールする際に一緒についてきてインストールされてしまうことがありますので、注意が必要です。
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