あのモミの木が何を伝えたいのか、まだ気にかかっていたので調べてみました。
私の出身地の青森市の木であるアオモリトドマツについては こちら
この記事によると、アオモリトドマツ(別名:オオシラビソ)について
・ 八甲田山でのアオモリトドマツの古い呼び名については 岩淵功:八甲田の変遷、青森市政百周年記念誌1999で取り上げている。それによれば「ととろつふ(トドロップ)」延宝2年(1674)・「ととろほ」安永9年(1780)以上 弘前藩藩日記、「ととろふ」八戸弾正知行所閉伊郡遠野・志和郡佐比内産物改帳控京保20年(1735) ,「ととろつふ」御領分産物享保末頃(1735頃) 、「ととろふ」十和田村史:奥瀬岳御山諸木書上帳文化15年(1818)とあり、他に津軽俗説選(寛政7年-9年, 1795-1797)にも「糠 尾虎」と題して「里俗,糠の嶽に大いなる樹あり,酢香湯の小舎,この葉を舗ものとなせり,方言嶽おこといへり、嶽をこと言うに似たる樹なりと言ふ。去春 嶺横山の庭前に、異木花咲きしとて見物群衆ありしは、この嶽をこの実なり、花にあらず、予も見たりしに、松の実の如く、松の実より長し、色紫黒く中紅也、里俗、ととろと言ふものは樅也といへり。・・」とある。
・ここではこうだおこ=「ととろ」でこれらから分かるように津軽・南部の両藩ともトトロ系の名前を使っていたのである。さらに北海道松前では「トド本字本名未詳。方俗の稱なり。又トドロップと言ふ。是夷方の詞なるべし、椴の字を用れども字書を考るにあたらず。・・・」松前廣長:松前志 天明元年(1781) 、「臣木 アップ,島中に多し。松前の俗トドの木と云。万葉集にトミの木とよめるものなるべし。樅の類なり」佐藤玄六郎:蝦夷拾遺 天明六年(1786) 。「蝦夷椴(エゾトド)フップ トトロック えぞのてぶり 未来社:菅江真澄全集がある。その中のアップはフップの間違いで、北海道アイヌが使っていた呼び名であり、臣木はオミノキ(トミの木は誤りか)はモミノキのことであり、トトロックはトドロッフが正しく和人が当時内地(本州北部)で使っていたアイヌ名由来の名である。
アオモリトドマツはモミ属でしかも古くはトトロ系の名前だったとは・・・・・
このアオモリトドマツ(別名:オオシラビソ)は秋田・森吉町というところではモロビという名前で、山に入るときの浄め火として使われたとか。→ こちら
現代でも、オオシラビソの香りを好むという記述を見かけます。
カナダではモミの樹脂はさまざまに使われているとか。カナダバルサムについては → こちら
なるほど、モミ属の中には樹脂が多いものがあるのですね。こちらの写真の凸凹は樹脂のようです。
写真はWikipediaから
日本では松脂(まつやに)が多く使われてきたようです。→ こちら
かつてマツの天然樹脂である松脂が咳止めに使われたとか
モミの木の樹脂もアロマだけではなく薬品となるかもしれません それを知らせたかったとか?
また、ほかの成分が添加されているかどうかにも注意が必要でしょうね。
まず信頼できるアロマなどではいかがでしょうか。