もういちどベートーヴェン@中山七里
あらすじ(「BOOK」データベースより)
司法修習生・岬洋介は、無罪を証明できるのか?動かぬ証拠がありながら、夫の殺害を否認する妻。司法試験トップ合格の司法修習生・岬洋介は取り調べに立ち会い…?“どんでん返しの帝王”中山七里が描く、天才ピアニストの司法修習生時代!
岬洋介シリーズ第五弾です。
第四弾 どこかでベートーヴェンの読書感想文はこちら。
え? 岬洋介が司法修習生? しかも司法試験トップ合格? クラシック、ピアノとは距離を置いてる? と、頭の中ははてなだらけ。ずいぶんと天然な感じの23歳の岬洋介。もちろんかっこよくて、やさしくて、品がよく、争いごとはせず、物事をとらえる観点が鋭く的確、そしてなんと言っても司法試験にトップ合格するほど頭もよかったのねぇ。そんな岬洋介の周りにいる人はあこがれたり嫉妬したり嫉妬したり嫉妬したり。そりゃそうだよね。天は二物どころか何物も岬洋介に与えている気がする。それが前半に延々と書かれています。正直ちょっと長いかな。たまに出てくる高円寺静教官がやさしい口調でピリッと辛口、すてきでした。(この方、前に読書感想文を書いた静おばあちゃんかしらね?)事件もさりげなく起きています。距離を置いていたピアノに再び向かい合う岬洋介はやっぱり天才。音楽のミューズに選ばれしもの。このシリーズのだいご味の音楽の記述、言葉で表現される曲を堪能しました。ピアニストとして復活した岬洋介が普通の会話の中で事件を解き明かし、犯人の名を口にしたときは「ハッ」と思わず声を出してしまいました。毎度中山七里さんにしてやられます。印象深かったのは、司法修習生同期の羽津の言葉「わたしたちが欲しいものを岬さんは望んでおらず、岬さんが欲しいものを私たちは望んでいないのだと思います」 なるほど、いくら周りの人が岬洋介をうらやましがっても岬洋介にとってはどうでもいいことなんだなぁ。タイトル「もういちどベートーヴェン」これまたなるほど、と思いました。
あらすじ(「BOOK」データベースより)
司法修習生・岬洋介は、無罪を証明できるのか?動かぬ証拠がありながら、夫の殺害を否認する妻。司法試験トップ合格の司法修習生・岬洋介は取り調べに立ち会い…?“どんでん返しの帝王”中山七里が描く、天才ピアニストの司法修習生時代!
岬洋介シリーズ第五弾です。
第四弾 どこかでベートーヴェンの読書感想文はこちら。
え? 岬洋介が司法修習生? しかも司法試験トップ合格? クラシック、ピアノとは距離を置いてる? と、頭の中ははてなだらけ。ずいぶんと天然な感じの23歳の岬洋介。もちろんかっこよくて、やさしくて、品がよく、争いごとはせず、物事をとらえる観点が鋭く的確、そしてなんと言っても司法試験にトップ合格するほど頭もよかったのねぇ。そんな岬洋介の周りにいる人はあこがれたり嫉妬したり嫉妬したり嫉妬したり。そりゃそうだよね。天は二物どころか何物も岬洋介に与えている気がする。それが前半に延々と書かれています。正直ちょっと長いかな。たまに出てくる高円寺静教官がやさしい口調でピリッと辛口、すてきでした。(この方、前に読書感想文を書いた静おばあちゃんかしらね?)事件もさりげなく起きています。距離を置いていたピアノに再び向かい合う岬洋介はやっぱり天才。音楽のミューズに選ばれしもの。このシリーズのだいご味の音楽の記述、言葉で表現される曲を堪能しました。ピアニストとして復活した岬洋介が普通の会話の中で事件を解き明かし、犯人の名を口にしたときは「ハッ」と思わず声を出してしまいました。毎度中山七里さんにしてやられます。印象深かったのは、司法修習生同期の羽津の言葉「わたしたちが欲しいものを岬さんは望んでおらず、岬さんが欲しいものを私たちは望んでいないのだと思います」 なるほど、いくら周りの人が岬洋介をうらやましがっても岬洋介にとってはどうでもいいことなんだなぁ。タイトル「もういちどベートーヴェン」これまたなるほど、と思いました。
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