DE10-1156号機が後藤総合車両所を出場！

12/6(水)、梅小路機関区所属で嵯峨野観光鉄道色のDE10-1156号機が、配9708レのスジで後藤→京都貨物(JR福知山線経由)へ回送された。

22:45、ハイビームで三田3番のりばへ入線した配給列車。牽引機は、網干総合車両所宮原支所所属DD51-1109号機。2023．11に2回、大阪～金沢間でサロンカーなにわを使用した団体臨時列車に充当されたDL。

今回も嵯峨野観光鉄道色で出場したDE10-1156号機。ほとんど見なくなったDE10型の検査出場回送にJR三田駅には4～5名のレイルファンが来ていた。同機は普段、梅小路機関区に置かれている車両入替のほか、同1104号機が故障や検査で離脱している時に予備機でトロッコ嵯峨野号に使用されるDL。

「梅小路機関区」所属札と回送票。

22:47、約1分の停車ののち、静まったJR三田駅を力強いDML30HSDディーゼルエンジンサウンドを響かせて、JR宝塚線を南下した。なお、DE10-1156号機は、速度面(85㎞/hまでしか出ない)や保安装置(ATS-P非装備)の関係から次位無動力の状態で回送された。

JR三田駅入場券。普段はスマホでとってから改札機の中に入れるのだが、今回、スマホを車に忘れてしまったため、カメラで撮影。

2023(R5).12.6(水)　JR福知山(JR宝塚)線　三田1番のりば(22:45～47)

アルピコ交通00423(長野)

先の東急バスの日野レインボーHRを紹介したが、こちらは元京王バスのKL型日野レインボーである。2000年式ですでに車齢は23年。いつ引退してもおかしくないが、まだまだ一般路線で活躍中の個体。00423号機は、全面屋根上の行燈を設置しているのと、ストップ、ウィンカーランプが高い位置にあること、さらに、乗降表示器が設置されていないのが特徴である。

一人、また一人と乗客が中ドアから乗車していく。左車体に融雪剤によるボディの錆が目立つ。

京王バス時代の元の車番である「C20003」が運良く光線に当たった。

＊車両概要＊

アルピコ交通

車番：00423

営業所：長野

年式：2000年

製造メーカー：日野

型式：KL-HR1JNEE

車名：レインボー

仕様：ノンステップ

車体：日野車体工業株式会社(現：ジェイ・バス)

車体番号：不明

仕様番号：不明

前事業者：元京王バスC20003(八王子200か・119)

撮影日：2023(R5)10.14(土)

アルピコ交通07407(長野)

次いで、07407号車。先の07406号車と同車両でともに東急バスで東京(主に渋谷区や目黒区)の大都市で多くの通勤・通学客を運んで活躍した個体。かつ弦巻(つるまき)営業所で一緒に過ごした個体。

この07407号車は、車体窓ガラス後部に「国土交通省認定標準仕様ノンステップバス05」ステッカーがないのが特徴である(07406号車はあるが、退色が激しく、読みづらい状態)。

＊車両概要＊

アルピコ交通

車番：07407

営業所：長野

年式：2007年

製造メーカー：日野

型式：PK-HR7JPAE

車名：レインボー

仕様：ノンステップ

車体：ジェイ・バス

車体番号：不明

仕様番号：不明

前事業者：元東急バスT8737(弦巻{つるまき}営業所)(品川200か17-64)

撮影日：2023(R5)10.14(土)

アルピコ交通07406(長野)

東急バスで除籍後、アルピコ交通へ移籍した車両がある。今回紹介する07406，07407号車である。この2台は、東急バスグループに2007(H19)年8月に導入された車両に当たる。車番はそれぞれT8736、T8737と付番された。しかも、わずか2台しか導入されなかったPK型レインボーHRである。2022(R4)年5月に新型車両の落成後、2台は廃車となったが、運良く2台そろってアルピコ交通グループへ移籍してきた。

画像1は、1番のりばで10系統：善光寺大門行きで発車待ちの姿。画像2は、降り場で乗客を降ろして発車後の姿。

日野レインボーといえば、「中型バスでないの？」と思う方もいるであろうが、これは車体長が10.5ｍなのと、8穴ホイールなのが特徴である(中型レインボーは車体長が9ⅿで6穴ホイール)。そのほか、空調装置が後ろ寄りになっている。バスのボディ剛性や重量配分で設置していると思われる。

見よ！この長い車体。形状から「うなぎ」「もやし」「ダックスフンド」とも呼ばれている。

＊車両概要＊

アルピコ交通

車番：07406

営業所：長野

年式：2007年

製造メーカー：日野

型式：PK-HR7JPAE

車名：レインボー

仕様：ノンステップ

車体：ジェイ・バス

車体番号：不明

仕様番号：不明

前事業者：元東急バスT8736(弦巻{つるまき}営業所)(品川200か17-63)

撮影日：2023(R5)10.14(土)

アルピコ交通02455(長野)

次いで、02455号車。先の02452，02453，02454号車と同型、同年式のエルガだが、「改」のついた車両である。なぜ「改」かは不明だが、元の仕様ががワンステップであり、それをノンスッテップに改造した可能性が高い。

公式側と非公式側に、長水防犯協会連合会の「安全で安心なまちづくり」広告ラッピングと全面屋根上の小さい黄色の行灯が特徴。今回、後述のD51-549号機を取りに行くために「長野駅→セントラルスクウェア」まで乗車した。運賃は160円、乗車時間は5分。

02455号車は、後ろ窓がやや小さいのが特徴。

02455号車の製造銘板。写真下に剝がされているが、わずかに「西東京バス(株)固定資産票」のステッカーが確認できた。 現役時代は、楢原(ならはら)営業所に在籍し、高尾地区や奥多摩地区で活躍していた可能性が高い。ちなみに、同型の元西東京バスA10205号車は、遠く北海道釧路市で「くしろバス」へ移籍し、活躍中である。

＊車両概要＊

アルピコ交通

車番：02455

営業所：長野

年式：2002年

製造メーカー：いすゞ

型式：KL-LV280L1改

車名：エルガ

仕様：ノンステップ

車体：いすゞバス製造株式会社(現：ジェイ・バス)

シャシーシリアル番号：3000285

車体番号：58515

前事業者：元西東京バスA10206(八王子200か・405)

撮影日：2023(R5)10.14(土)