いよいよ衆議院が解散になりました

2009-07-23 05:55:48 | 議会活動
7月21日、衆議院が解散されました。衆議院選挙は8月18日告示・30日投票で行われます。昨年麻生政権が誕生してから解散が取りざたされてきましたが、やっと解散となりました。

いま自公政権に対する国民の批判が強まっており、政権交代への期待が高まっています。よく考えて一票を投じたいと思います。

今回の選挙の大きな争点はあの小泉改革の評価です。

国民の生活は豊かになったでしょうか。いま若者の3人に一人は派遣など非正規雇用です。賃金は2百万円から3百万円。結婚することもできません。いつ解雇されるか不安で一杯です。秋葉原連続通り魔事件など絶望し犯罪に走る若者も増えてきています。派遣労働への規制と最低賃金の引き上げが必要です。

自殺者もこのところ3万人を上回って推移しています。その中心は40~50才という会社や地域において重要な役割を期待されている世代です。将来への希望を失い、仕事に疲れて自ら命を絶っているのです。その背後には取り残された家族がいます。成果主義の掛け声の中で働きづめに働いてきた結果が自ら命を絶つことだとはあまりに悲しすぎます。

お年寄り世代も様々な負担が増しています。福祉に係わる予算は毎年削られてきました。後期高齢者医療保険はスタート早々から、お年寄りを差別するものだとの批判が相次ぎました。

これに対して自公政権が行ってきたことは、定額給付金に見られるように選挙目当てのバラマキでした。

いまこそ若者が将来に希望が持て、お年寄りが大切にされ、家族や社会における絆が大切にされる社会を目指して取り組んでいかなければなりません。拝金主義にまみれたマネー資本主義を乗り越え、国民の立場に立った改革を実現したいと思います。

地元の山、三方ヶ峰に登りました

2009-07-20 12:05:06 | プロフィール
7月19日は地元の山、三方ヶ峰(さんぼうがみね)に登りました。これは滋野の活性化委員会や区長会などの主催で毎年行っているもので今年は5回目、参加者は60名ほどです。私は第1回と第2回に参加しましたが、ここ2年ほどは欠席していましたので久しぶりの参加でした。

三方ヶ峰には思い出があります。小学校の頃、毎年5月末には学校行事で登っていました。学年によって目標が異なっていて、4年生は清水まで、5・6年生になって始めて山頂まで行くことができました。5月末でも山頂にある岩陰にはまだ氷が融けないで残っていました。まだ冷蔵庫などない頃です。氷をとることが楽しみでした。

参加者の最年少は4才の女のお子さんです。ご家族での参加です。登りも降りも自分の足で歩いていました。大人のわれわれでさえへたばっているのに驚きでした。

当日の天候は曇りでしたが登るにつれ霧が濃くなり、山頂ではとうとう雨になりました。鉛色の雲が立ち込め横殴りの風が吹き付けていました。しかしコマクサは元気に花をつけていました。

山頂では恒例の滋野小学校の校歌を全員で合唱しました。滋野小学校には旧滋野村の時の校歌と、昭和の合併で東部町になってから作った校歌と二つの校歌があります。私の小学校時代は旧校歌でしたが、その後新校歌も覚えました。その後寒さに震えながらあわただしく昼食を終え下山しました。

久しぶりの山登りでしたがとても楽しい思い出をつくることができました。実施に当たっては役員の方が事前に草刈をするなど大変ご苦労いただきました。本当にご苦労様でした。ありがとうございました。地域の山を大切にするこうした取り組みはこれからも続けていってほしいと思います。

採石場問題で森林管理局に行ってきました

2009-07-17 05:25:10 | 議会活動
新張の採石場の拡張問題は採石法にもとづき市長の意見書が県に提出され、いよいよ具体的に動き出します。採石場はこれまで8回にわたり拡張されており、地元住民の方の中にはこれ以上の自然破壊を許してはならないという根強い反対の意見があります。

採石場が建設されてからすでに20数年が経過。このままでは周囲の山々が掘り尽くされ森林が失われ禿山になってしまいます。集中豪雨などによる災害の危険性がこれまで以上に高まります。こうした中で地元住民の方は自然破壊に対する懸念、災害に対する不安を口にされています。

採石場に対する法律には採石法と森林法があります。採石法は上田建設事務所の管轄、森林法は森林管理局の管轄です。16日朝、私は地元住民の方と東信森林管理局(佐久市臼田)を訪問し、採石場の緑化の推進と住民参加によるチェックの実施、保有林のこれ以上の解除を行うべきではないと要請しました。現地調査によっても緑化は計画通り進んでいません。約束が十分果たされていない以上新たな保有林の解除は行うべきではありません。

これに対し森林管理局の担当官は「あそこは急斜面のため大口径樹木による緑化は難しい」と述べ、今回の採石計画が適正であれば承認せざるを得ないと述べました。私たちは森林法が森林の保全と水源の涵養を目的としていると思っていたので、管理局のこうした受身の姿勢は極めて残念なものでした。しかし私たちの話を熱心に聴いていただくことができました。

いよいよ夏本番、政局も動き出しました

2009-07-16 00:28:55 | 雑感
昨日今日と朝から夏の太陽がジリジリと照りつけていました。昼のニュースが「関東甲信地方が梅雨明け」と報じていました。例年よりも6日早いそうです。

政局もいよいよ流動化してきています。自民党は先日の都議選の歴史的敗北を受け、麻生総理を支持するグループと麻生総理の退陣を要求するグループに分裂。そして来週21日の衆議院解散、8月末投票というスケジュールが動き出しています。こちらも暑い夏になりそうです。

しかしこの間の政治の動きを見るとうんざりします。麻生総理を自分達でかついでおきながら人気がないと見るや引き摺り下ろしに走る。麻生総理を支えるグループもここでジタバタすると選挙に不利だという思惑からだけ。そこにはこの国をどうするかといったビジョンや政策はまったくありません。自分が当選できるかという一点のみです。

政府のこの間の緊急経済対策も選挙目当ての大盤振る舞いです。事業規模で56.8兆円、補正で15.4兆円。これまでにない空前の規模です。財源は赤字国債が大部分。いったいだれがこのつけを払うと言うのでしょうか。増税が目に見えています。エコカーや省エネ家電へ補助金を出す一方、高速道路を土曜・日曜に千円にし二酸化炭素を撒き散らす。政策が場当たり的です。子育て世代を応援する助成金はいいのですが単年度のみ一時的です。

しかし政権をねらうという民主党も、小沢さんに引き続き鳩山さんにも政治献金疑惑が出ています。政策にも財政的な裏づけがなく、高速道路の無料化など人気取り的な面が感じられます。「政権交代は必要だけど民主党で大丈夫かい?」と国民は醒めているように感じます。

我が家の暑い夏はブドウの作業です。昨日東京に行っている娘がブドウの手伝いに帰ってきました。ブドウもいよいよ最盛期。毎日朝早くから夕方遅くまで農作業に明け暮れています。

議会改革への取り組みが始まりました

2009-07-14 20:55:48 | 自治基本条例
7月13日、臨時議会の後議会改革推進委員会が開かれました。議会では数年前から議会改革に取り組んでおり、これまで議員定数を22名から19名に削減したり政務調査費の制定などが実施されてきました。これをさらに推し進めよりよい議会を目指します。

私は昨年の選挙の中で「議会は何をやっているかわからない」「議員の顔が見えない」などといったご指摘を受けました。議員に対する市民の目線の厳しさを感じました。議会活動が市民に見えていないことが問題だと感じています。見える議会、見える議会活動が必要です。

そんな中で私自身「議会だより」の発行、ブログでの情報発信、お困りごと相談所の開設などに取り組んでいます。

いま多くの議会では改革に取り組んでいます。そんな中で須坂市や小諸市、軽井沢町の議会では市民に対する議会報告会を開催しています。私は以前、軽井沢市議会の報告会を傍聴したことがありました(3月のブログ参照)。市民に開かれた議会にするための改革になればと思っています。

臨時議会で補正予算6億539万円成立!

2009-07-14 19:31:45 | 議会活動
7月臨時議会は7月13日午前10時から開かれました。補正予算額は6億539万円です。収入のうち7割は国・県支出金、すなわち国や県から来るお金。2割は財政調整基金繰入金、すなわち貯金を取り崩したお金です。

国・県支出金のうちで最大のものは「地域活性化・経済危機対策臨時交付金(2億8124万円)」です。今回の不況対策による政府の大盤振る舞いによるお金です。批判はありますがいただけるものはありがたい。しかし今回だけのお金です。

次は県の「木の香る環境づくり総合推進事業補助金(8062万円)」です。これは助産所建設に関わるもので、県産材をふんだんに使用したあたたかみのある建物を造ります。

支出の第1は病院事業会計繰出金(2億3810万円)、院内助産所を建設するために病院会計に支出するものです。助産所は5つの個室があり年間120人程度の出産を受け入れる予定です。8月着工、来年2月完成、3月オープンの予定です。

第2は緊急経済対策道路整備事業・農地有効活用支援整備事業(1億3825万円)です。道路補修や側溝修繕、用排水路補修などに充当します。

第3は国経済危機対策による地上デジタル対応テレビ、パソコン購入費(1億1375万円)です。小中学校に地デジ対応テレビ、パソコンを導入します。

第4は中小企業振興資金等預託金(5000万円)です。市内の中小企業の皆さんが金融機関から運転資金を借りられるように、その見返りとして預金するものです。当初予算ではたりなくなり増額するものです。利用者は昨年10月から3月までで58件、4月から6月までで29件となっています。

その他、太陽光発電補助金200万円、ひとり暮らし高齢者への火災警報機設置1306万円、女性特有のがん検診委託料666万円などがありました。

質疑が行われ全員の賛同を得て承認されました。

ご近所の底力のお話をお聞きしました

2009-07-13 04:54:44 | 雑感
7月4日午後、市の社会福祉協議会が主催する社会福祉大会に出席しました。全体で2部構成で第一部は地域福祉やボランティアなどで功績のあった方に対する表彰式で第二部は元NHKアナウンサー堀尾正明氏の講演でした。

表彰式には来賓として、議会の社会福祉委員は全員が舞台に上がることになりました。幸い二列目でしたがなんとも面映い気持ちでした。

表彰式では知り合いの方が地域福祉功労となり、滋野の関係では大石と原口の皆さんがグループがボランティア功労となり、中屋敷と支部には社協会費収納に対して感謝状が贈られました。表彰された皆様、おめでとうございました。

第二部は「ご近所からあなたの世界が変わります」と題してNHKの番組「ご近所の底力」でおなじみの堀尾正明元アナウンサーの講演でした。私は以前からこの番組のファンでしたからとても楽しみにしていました。

「ご近所の底力」の最初のテーマは空き巣に困っているご近所だったそうです。それがNHKに出演し皆さんで取り組んだ結果、1年間に300件にも及んだ空き巣が数件に劇的に減ったそうです。キーワードはご近所のあいさつ運動と徹底したパトロールでした。皆さんでパトロールし、出会った人に「おはようございます」「こんにちは」とあいさつをします。

空き巣が一番恐れるのはまわりの人に見られることです。それがご近所の皆さんからあいさつされると顔を覚えられたと感じ、空き巣に入るのはまずいと思うのだそうです。こうして空き巣被害は劇的に減少したのです

すなわち空き巣に強いご近所にするためには、日頃からあいさつをしたり声を掛け合ったりして仲良くなること、言い換えれば地域づくりを進めていくということなのです。「ご近所の底力」という番組は別の視点で見れば、お困り事を通して地域がまとまり、さらに活性化することを目指す番組と言えるでしょう。

私たちはいま協働のまちづくりを目指し、まちづくり協議会や地域活性化に取り組んでいます。そんな取り組みにもとても参考になるお話でした。




議会だより第3号をブログにアップしました

2009-07-12 21:10:47 | 議会だより
議会だより第3号を6月末に発行しましたが、ブログにもアップしました。左側のメニューの中に「ブックマーク」があります。「議会だより3号(平成21年7月)」をクリックしてください。PDF版の議会だよりをご覧いただけます。

7月第1週で滋野地区を中心に1500部を配布しました。これからあと500部を配布する予定です。ちょうど農作業も忙しくなってきましたので、なかなか思うにまかせません。お電話いただければお届けいたします。

福祉の窓口で感じたこと

2009-07-11 03:07:55 | 不況・雇用問題
先日、市民の方と一緒に福祉の窓口に生活保護を求めて相談に行きました。どんな応対をされるか心配したのですが、担当者の方にはていねいに事情を聞いていただき、上司の方にはプライバシーに配慮していただき別室を用意していただきました。結果として生活保護ということにはならなかったのですが社会福祉協議会で行っている離職者貸付制度をご紹介いただき、公営住宅の申し込み手続きを教えていただきました。

しかし生活保護について説明する際の担当者の話に違和感を感じました。

公的な生活保護は最後の手段であるにもかかわらず、最近は若い人が生活保護を求めて気軽に相談に来る、これではいくら予算があっても足りないというのです。あたかも本人の自助努力が足りないと言わんばかりの口調でした。また最近は外国人の方も相談に来られることも多いようです。近隣の市でも大勢で押しかけてこられ困っていると言っていました。

「何でもかんでも生活保護でというのは困る」という担当者の気持ちは理解できます。しかしいま世の中は百年に一度といわれる大不況です。有効求人倍率はこの上田地域は県内でも最低となっています。仕事を探してもなかなか難しい状況にあります。こんな時こそ最後のセーフティネットが生活保護ではないでしょうか。

6月議会で示された生活保護費は1億3181万円、このうちいわゆる「生活保護」にあたる生活扶助費は2520万円です。これは平成20年に比べて259万円の減となっています。大不況の中で前年を下回る予算でやっていけるのか議論になりました。これに対する市側の回答は足りなかったら増額するというものでした。予算がないというのは言い訳に過ぎません。

「外国人が大勢で来るから圧迫感を感ずる」というのは理解できます。しかし大勢で来るのは外国の方の文化だと考えたらどうでしょうか。言葉がわからないこと、仲間意識が強いこと、一人だと不安なことなどから外国の方は集団行動をとることが多いようです。そうした気持ちを理解してあげて、相談にのることが必要ではないでしょうか。

生活保護は「お上のお慈悲の制度」ではありません。憲法に明記されている当然の権利です。それが現場では十分機能しているとはいえない状況にあります。いろいろ考えさせることが多かった生活保護相談でした。

臨時議会が開かれます

2009-07-10 00:03:17 | 議会活動
7月13日の月曜日に臨時議会が開かれます。9日の午後議案書が届きました。内容は歳入歳出に6億539万円を追加し、総額を132億751万円とするものです。

歳入のうちの7割は国や県からの補助金等であり、2割はこれまで積み立ててきた貯金を取り崩してまかないます。

今回の補正予算のねらいは3つあります。一つは市民病院への助産所建設にかかわる補正です。助産所建設費用は1億5千万円、その他医療機器の整備、太陽光発電施設導入等で総額2億3,810万円になります。

二つは経済危機対策事業です。農業用水路工事や土地改良区への補助金、道路改良工事などで1億3,825万円になります。

三つに小中学校の地デジ対応・パソコン購入にかかわる補正です。地デジアンテナ配線工事、地デジ対応テレビ・パソコン購入等で1億1,375万円になります。

主な支出項目は以下の通りです。

 ・経済危機対策環境対策車購入費 580万円
 ・住宅用太陽光発電施設導入補助金 200万円
 ・映像関係等備品費 550万円
 ・ひとり暮らし高齢者等火災報知機設置委託料 1306万円
 ・子宮がん検診委託料 216万円
 ・乳がん検診委託料 424万円
 ・病院事業会計繰出金 2億3,810万円
 ・用排水路工事費 1,400万円
 ・土地改良区補助金 775万円
 ・中小企業振興資金等預託金 5,000万円
 ・経済危機対策道路整備事業 1億円1,400万円
 ・消防備品費 886万円
 ・小中学校地デジテレビアンテナ配線工事 1,250万円
 ・小中学校パソコン・テレビ購入費 1億35万円

内容をじっくり吟味したいと思っています。

日めくりカレンダー