世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

ウィンドチャイムと金木犀

2009年10月17日 | 人生
テラスに置いたソファーに寝転び、昼間からビールを飲みながらユッタリと過ごした。

ここはボクの一番のお気に入りの場所。



透き通った青空を箒で掃いたような一筋の雲がユックリと流れていく。

心地よい風が金木犀の甘い香りを運んでやんわりと包んでくれる。

この時期ならではの天然のアロマセラピーを味わえる。



時折、橙色の花の蜜を小鳥がついばみにやって来ては、可愛らしい声でさえずる。


そよ風がいたずらっぽくパーゴラにかかったウインドチャイムをチリンと鳴らして過ぎ去っていく。


ほろ酔い加減の火照ったほっぺにも、この季節の風はどこか優しい。



ふと、遠くに居る愛する人たちの顔が浮かぶ。



言いようのない幸せ感に包まれて、

なぜか暖かい涙が溢れてきた。