【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

【増補版】2020アメリカ大統領選ー異端の視点から  櫻井智志

2020-11-04 22:16:44 | 言論と政治

❶アメリカ大統領選

 反動候補と保守候補。非常識極まりない例外歴に稀有な非人道的人物。一方はそれよりはずっとましだけれど、アメリカ資本主義の枠外の貧困層や移民系中東のさまよえる民族のことをどれだけ配慮しているか。サンダースやハリスらの協力でアメリカ第三勢力を配慮せざるを得まい。




❷アメリカ大統領選と日本

 なぜ日本は「当選した側と友好関係を結べばいい」(杉村大藏)などという太鼓持ち路線がマスコミでまかり通るのか。つまり、日本は独立した外交路線を保持することができず、すべての国家主権を保持していないからだ。日本政府が対米従属や中ロ大国路線とは別の等距離アジア外交路線や非核諸国同盟路線を考慮しない現状は、日本の座標を明示している。


❸アメリカ大統領選と沖縄県民と日本

 沖縄県民が米軍と米政府によって、沖縄戦以降筆舌に尽くせぬ被害を受け続けてきたことか。日本政府は国民である県民の被害を救わずあらゆる援助を行使しないのか。それは、アメリカにとって沖縄県民は植民地主義の対象であり、沖縄にとっての宗主国であるからだ。さらに日本政府は、甘んじてアメリカと植民主義―宗主国の関係を維持し、戦後史の岐路、要所要所を冷淡に通過してきた。鳩山由紀夫元総理は県外に基地移動を約束したが、アメリカCIAによって強く変更させられた。