【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

アメリカ副大統領ハリスさんの登場と日本人の課題~「news23」2020.11.9放映

2020-11-09 23:51:45 | 言論と政治
 66%の投票率によってアメリカ国民の底力を発揮。我が国の報道と評論家は、#日本政治の混迷と国会論議の逸脱を真剣に論議し、#日本政治の危うい実態を真剣に考える時だ。保守革新問わず。アメリカは、世界経済でも軍事力核兵器量でも超大国。もしも大統領が、バイデンあるいはトランプでも、世界的なコロナ大感染と経済の低迷、自然環境汚染と、一筋縄では収束しないだろう。だが、バイデンとハリスの演説はアメリカの進歩と自由の伝統を想起させた。




ハリス副大統領の演説。ことばにことば以上に胸をうつ響きがある。インドとジャマイカのご両親をもつハリスさんの副大統領就任は、アメリカはじめ世界中に広がった新しい人権運動であるフェミニズム思潮と運動を背景にもち女性が差別と偏見によって長い歴史を通してがまん強く耐え闘ってきた。人類の歴史の山脈に、女性運動先進国のアメリカでひとつの華を咲かせた。この歴史的意義を把握しない人びとにはハリス演説で泣いたレデイ・ガガの涙にさえ何も感じないかも知れない。ハリスにはフェミニズムとともに豊かな生きる希望をアメリカ国民に回復させた人間性の輝きがある。




  もちろん簡単にアメリカの政治と経済と社会が、直線的に上向きにはなるまい。バイデンの年齢やハリスの政治家経験の少なさはあるだろう。それでも、アメリカ大統領選から日本の政治家、政治学者、御用タレントなどは、政治に向かい合う義務を負うべきだ。御用学者や御用評論家。彼らによって、日本のマスコミ・報道は小泉・安倍・菅政権によって懐柔弾圧両面で国民の判断と認識を歪めている。