実は相手はそんなもの全然欲していないことも十分考えられるわけだ。(シューマン「交響曲第4番」)

2007年01月04日 22時32分00秒 | 巻十 クラシック音楽・吹奏楽
満月…ではなかったようだが
きょうの月、特に午後5時過ぎ頃の月は美しかった。

ところで、オリオン座はいつから天球を巡るようになったのか
考えたことがあるだろうか。

そんな思索がまったく意味をなさないほどに、
東北の田舎町の星空は美しい。

---------- キリトリ -----------

たとえば自分が
これ以上ないくらいに相手に与えたとしよう。
それでも、全然自分の期待通りには
相手から得るものがない。

それは確かに辛いことかも知れない。
その辛さはかけた金額に比例するのかな。

時として
可愛さ余って憎さ百倍というか、
まぁそれはこのブログの究極的テーマでもあるんだが、
(嘘。今思いついたでまかせ。)
なぜ俺の気持ちをわかってくれないんだ、という
焦燥感にも似た感情を抱いたり、するでしょ?

たぶんそれは、
自分がただ良かれと思ってるだけであって、
結局のところ自分の自己満足に過ぎなかったり、
そんなもんなんだよね。
実は相手はそんなもの全然欲していないことも十分考えられるわけだ。
わけわからんCDや、
わけわからん本や、
わけわからんチョコレートや、
わけわからんメール、
だったりするわけだ。

こういう行動は、
いつかきっと自己歴史の中で有耶無耶に昇華されてしまうんでしょう。

ただ
それが昇華されてしまうまでの期間が
とてつもなく苦しいというやつです。

そう、あれ。
「男はフォルダ保存」。

---------- キリトリ -----------

いっそのこと万能の神になり
森羅万象を司ることが出来たのなら
どんなにか不幸で苦しいことだろうか。

わたしたちは
そんな司祭になどなれっこ無い。

なれっこ無いから、
明日もまた
たぶんやって来るであろう朝の囀りの下で
起床したくもない精神を無理矢理
目覚し時計などの道具を使って起こすのです。

出来ることなら
自分が今まで背負った一切の負債を
事も無げに放棄したいものだ。

それができたら、
たぶん自分は無敵になれる筈なのに!

---------- キリトリ -----------

残酷な刻の流れと
優しい時の流れの中で
もう少しこの旋律を聴いていたいと、今に限ってはそう思う。

シューマン:交響曲第4番
バーンスタイン指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ユニバーサルクラシック

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