ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」

2007年01月26日 23時47分00秒 | 巻十 クラシック音楽・吹奏楽
この曲は、
自分が初めて生で聴いた「協奏曲」。
所属していたオケが、定期で演った。
ステージに上がらない自分は、ぼんやり練習を聴いていた。
ソリスト無しで、伴奏オケのみの合奏。
なんのこったかよくわからん。
そりゃそうだ。主役抜きなんだから。

そしてある日、初めてソリスト(確か外国人のおばちゃん)がやって来た。

ああ、こんな曲だったのか、
と気付くわけだ。

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
ロストロポーヴィチ(チェロ)
カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ユニバーサルクラシック

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残念ながら、
自分はチェコ人ではない。
チェコ人であった前世の記憶も皆無。
でも、
どうして、
ドヴォルザークの音楽がこうにも無性に懐かしく感じるのだろうか。

その思いを最も強烈に感じさせるのが、
この「ドヴォコン」こと、チェロ協奏曲だと思う。

チェロが雄弁なだけではない。
ホルンが、木管が、
みんなみんな歌っているのだ。
弦もティンパニーも跳ねているのだ。

もしグァンタナモ収容所に持っていくことを許可されるCDが10枚あるとしたら、
たぶんきっと、
今夜の自分はこの一枚も選ぶんじゃないかな。
明日になったら分からないけども。

---------- キリトリ -----------

先日ブックオフで買った
ロストロ&カラヤン盤。

聴き比べする程いろいろ聴いたことがあるわけではないけども、
とても恰幅のいい演奏。
たぶん、大家(たいか)的風味、とでも言うのだろうか。
交響曲以上に交響曲。

---------- キリトリ -----------

クラシック音楽に全然無関心な方でも、
この曲だけは「むむむっ」と感ずる可能性が高いのではないだろうか。
そんなことさえ考えさせる、
「惹きつけるチカラ」を持っている音楽だ。

「新世界」もいいけど、
「どぼこん」もね。
ついでに8番もね。

強くなれる。
弱くなれる。
切なくなれる。
ちょびっと泣ける。
指揮真似できる(笑)
(つぅか、した。)

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